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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【屋久島】ぼくのなつやすみ~5泊6日の一人旅⑤天柱石が空を切り裂く太忠岳~

2010年9月3日(金)

旅は佳境を迎えていた。

どうしてこんな奇岩がこんなへんてこな形で立っているんだろう。名前は天柱石(てんちゅうせき)。

その天柱石の主は、太忠岳(たちゅうだけ)。

 ロビーで眠りこけてしまった僕。少しずつ人が動き始め、ロビーも騒がしい朝を迎えました。ふと目が覚めて6時。完全なる二日酔いです。

そんなげろげろ状態でしたが、同行者を携えていざ太忠岳へ。太忠岳はヤクスギランドの一番奥に登山口があります。ヤクスギランドはどのあたりかというと、

星マークのついているあたりです。宮之浦からだと、時計回りに下って安房まで行くと看板が出ていますので、右折します。約40~50分ぐらいでつけるかな?

ヤクスギランドはその名の通り様々な屋久杉を見ることができます。

ひげ長老。いいネーミングセンスだと思います。

蛇紋杉。さすがヤクスギランドというだけあります。

ネーミングセンスと言い、屋久杉と言い、見た目は完全にボスキャラ。この蛇紋杉が太忠岳の登山口になります。

この天文の森というポイントは、太忠岳に登る人しか来ない場所。ほとんどの人はヤクスギランドだけを回って帰ってしまうため、太忠岳まで足を運ぶ人はいません。実際、この日すれ違ったのは2組ぐらいだけでした。

2日連続の登山でかなり疲労がたまっていて若干ばてて、約2時間が経過した頃、突然そいつは現れました。

ドーーン!そしてズーーン。。これが天柱石です。デカすぎて写真に納まらない。

そしてあいにくの雨模様。屋久島で雨が降っていても落ち込むことはありません。それがデフォルトだから。なんとか晴れてくれないかぁ・・

晴れてくれないかなぁ。。晴れて・・・

ん・・・?晴れた・・・?

うおおおおおお?!?!

こ、、これは!!太陽の光!!

そこには、青空に向かい聳え立つ天柱石の姿。

もう一回撮っておいた方がいいかと思い、頂人Tシャツで再撮影。(ちゃんと洗濯はしています笑)完全な晴れとまではいかなかったものの、それでも逆転劇はやはりうれしいものです。レンタカーの返却時間があるので、下山開始。蛇紋杉まで戻ってきましたので、あとはヤクスギランドを見て帰ります。

先ほどまで降っていた雨が、苔を潤わせている。

苔マニアにはたまらんのだろうな。

天柱杉。だから名前がいちいちかっこいい。 

つり橋もあります。ヤクスギランドなら体力のない山ガールでも十分に歩くことができます。

仏陀杉。どのあたりが仏陀なのかはわからない。

くぐり杉。さっきの仏陀杉を上下さかさまにしただけのようにも見える。

ほかにもたくさん杉はあったのですが、正直飽きてしまって写真に収めることはしませんでした笑。また見たかったら来ればいいんだしね。

そう思いながら、無事に下山しレンタカーを返しに行く途中、

虹です。めちゃくちゃきれい。しかも虹が二つある?!

初めて見ました。二重虹。こんなに7色がキレイに見えたのは初めて。

少し得した気分になりながら車を返却した後は、宿のみんなでご飯を食べに行くことに。場所は、なんと機能も訪れた味処竹善。ここには郷土料理2,500円定食があります。

最後の夜を飾ってやろうと、奮発しました。

4人分の料理がテーブル一面に並べられています。乗り切らないほど。どこまでが自分の分かわからない。

たぶんこれが僕の分。海の幸だけでなく、山の幸もふんだん。ビールも交えて、おいしくいただきました。そしてこれが最後の夜ということで、朝までぶっ通しで飲んでいました。若くないとできないね、こんなこと笑。もうオールで飲むなんてことはできないと思う。

 

2010年9月4日(土)

旅立ちの日です。5泊もお世話になったふれんどに別れを告げました。最後出発するとき宿のお母さんに挨拶をしたんだけども、お母さんに「試験受かっているといいね。受かったらまたお金ためていつでもおいでね。」と言われ、大号泣。25歳の男がですよ。

というのも、実はこの時当時付き合ってた彼女と別れたばかりというのもあって、傷心旅行も意味もありました。

旅の中で新しい恋人を見つけるとか、美味しい想いができたとかは残念ながらありませんでしたし、社労士試験に受かっているかどうかの不安、そして友達ができるか、うまくやっていけるかどうかの不安はずっとつきまとっていました。

毎日お酒を飲みあったり、自然と触れ合ったりして、自分の悩みなんて言うのはとてもちっぽけなのでは?と思ったりもしました。そんなときにお母さんからかけられた言葉で、「絶対もう一回来てやる」と心に近い、屋久島を出発したのでした。

帰りの手段も来る時と一緒。フェリーで鹿児島本島に戻りました。

フェリーターミナルから鹿児島空港までのバスが出るまでにだいぶ時間がありましたので、ターミナル内をうろついているとラーメン屋さんを発見。

フェリー乗り場の待合室内にあるラーメン屋よりは美味しかったです。


足湯もありました。九州ですからこれも温泉なんじゃないかな?

5日間、駆使した足を癒してあげました。バスに乗り込み、空港に着きました。

待ち時間で空弁とビールを買いました。ニートの最後の贅沢。東京に帰ったら就職活動頑張る。ちゃんと就職して、お金ためて、またお母さんに会いに行く。

屋久島一人旅は、僕を社会復帰させたいと、早く働きたいと思わせてくれる素晴らしいものになりました。

 

最後は駆け足でのご紹介となってしまいましたが、屋久島は当時ニートの僕でも安心して一人旅ができた絶好の旅先でした。

最高の緑で出迎えてくれるもののけの森。

その緑を一面に見下ろすことができる太鼓岩、白谷雲水狭。

屋久島を守り続ける森の主、縄文杉。

暖かい自然と暖かい島の民。

自然と人に対してあたたかくなる島、屋久島。

海、山、川、森、空、星。それら全てがあたたかく迎えてくれます。

今年の夏は屋久島に行ってみてはいかがですか。

 

3年後の2013年に再訪した屋久島はこちら↓

map.erokuma.pink

 

さらにその1年後の2014年に再訪した屋久島はこちら↓

map.erokuma.pink

 

屋久島の地図はこちら

山と高原地図 屋久島 宮之浦岳 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 屋久島 宮之浦岳 2016 (登山地図 | マップル)