Season Map

季節を追いかけたエピソードを綴っています

【焼岳】梅雨の晴れ間に掴んだ快晴、北アルプスを自由気ままに楽しむ平日弾丸ソロの山旅


2015年6月29日(月)

焼岳(やけだけ)に登ってきました。標高は2,455mあります。
焼岳は北アルプスの中でも日帰り可能な山として親しまれています。
アルプスは、かつて燕岳(つばくろだけ)しか登ったことのないアルプス恐怖症の僕でも登ることのできる魅力的な山です。

入梅した6月下旬。梅雨の晴れ間を狙い撃ちした日帰り登山の始まりです。


6月28日(日)
仕事帰りの人。飲み会帰りの人。さよならを惜しむカップル。様々な人間模様を映し出す新宿からこんばんは。

北アルプスへ向かうバスは、ここ新宿駅から出ています。

日曜の夜発なのでバスは余裕で予約できると思いきや、同じように梅雨の晴れ間の情報をキャッチしたであろうハイカー達で予約がいっぱいでした。最後の1席をゲットできた。

この土曜と日曜は天気が芳しくなく山に行けなさそうだったので、「休日出勤した代休を月曜にあてればいいんじゃね?」と社労士らしからぬグットアイディアで急きょ休日出勤したのでした。

上高地(かみこうち)行のバスに乗り込みます。

さわやか信州号。お世話になります。

3列シートのバスだったので快適に過ごすことが出来ました。

出発したと思ったら、すぐ談合坂で休憩。全然疲れてないんですけどw

仕方ないので握ってきたおにぎりを食べました。

日が変わって、深夜3時過ぎ。諏訪湖で再休憩。眠い目をこすってお手洗いだけには行っておきました。


6月29日(月)
5:21。上高地帝国ホテルに到着。ここが焼岳登山口への最寄りバス停になります。降りたのは僕ともう一人だけでした。

なんだか高級そうな佇まいです。僕には一生縁がなさそう。

親切にも標識がありましたので、その通りに進んでいきます。目指すは焼岳登山口。

ちなみに焼岳ってどこやねんと言いますと、赤い星マークのあたりです。異論は認めます。北アルプスの南側に位置しています。

そして本日のルートはこちら。往路がピンク、復路は青です。

朝の静かな優雅な時間。空気がひんやりしています。月曜日という背徳感もあり、眠気も徐々に抜けていきます。

田代橋。田代さんが架けたんですかね。

上高地のきれいな空気中には、朝霧のようなものがふわふわ浮いていました。

田代橋を渡り切ったら左折です。


まっすぐ進むと西穂高岳に行ってしまいますのでご注意を。

目の前には焼岳なのか、名もない山なのかわかりませんが、聳え立っています。

5:48。帝国ホテルから25分歩いて、登山口に到着しました。久々のソロハイクということも相まって、長く感じて不安になったのは内緒です。

最初はアルプス感は特に感じられない樹林帯を歩きます。といってもアルプス2回目だからアルプス感すらよくわかっていないけど。



6月下旬だから新緑と呼ぶにふさわしいかはわかりませんが、北アルプスはまだまだ緑満載でした。

6:36。アタックから50分。ようやく焼岳を捉えることが出来ました。

岩肌にロープが取り付けられているハシゴゾーンもあります。

別にハシゴ自体は怖くないですが、北アルプスをソロハイクしているという別の恐怖感はありました。僕ビビリなんで。。

焼岳は北アルプスの中では標高は低い方ですが、それでも近づけば岩のごつごつ感を確認することが出来て、迫力が増してきます。

多分、右側のもっこりしたところが頂上かと思います。まだまだ距離がありますね。

この写真に写っている山はなんでしょうね。どの方角にあったかも記憶にありませんが、これも北アルプスか何かの山なんでしょうね。

早くあのもっこりしたとこに立ちたい。

ほぼ直角に登ることになるハシゴがありました。ここは少し怖かった。地図にも注意と書かれています。

ハシゴで標高を稼いだら、なんだか宮之浦岳みたいな景色が広がっていました。屋久島には3回行っていますが、また行きたいもんです。

ハシゴを終えるとすぐ焼岳小屋に到着するのですが、その手前の岩に「小屋まで121歩」と書かれていました。

7:13。小屋に着きました。何歩歩いたか数えていたのに、足場がぬかるんでいて「うわっ」とか言っていたら、数字がどっかに飛んでしまいました。

焼岳小屋。なかなか趣のある小屋です。ちゃんと宿泊もできますよ。ここのベンチで軽く休憩を挟みました。

焼岳の説明書き。ここにも書かれているとおり、北アルプスの唯一の活火山です。そして現役の活火山ということもまた驚きです。

さて、ここからは焼岳までは70分の道のりです。気合を入れて再出発。

目の前に焼岳ドーン!近づけばその迫力に圧倒されます。燕岳のときとは違い、自分の意思で踏み入れた北アルプスに不安と期待が入り交じります。

真っ白な雲海。急に視界が開けたのでびっくりしました。

振り返れば笠ヶ岳(かさがたけ)。北アルプスの中でも槍ヶ岳に次いで目立つ山です。笠ヶ岳もいつか登ってみたいと思うようになりました。

多分、白山(はくさん)ではなかろうかと。まだまだ雪がたくさん残っていそうですね。

頂上が近づいてきました。さすがに山頂付近には緑はなさそうです。

雲海バックにイエーイ。というか夜行バスでの登山をしたことがほとんどなかったので、全く調子が上がらなかったのでバテています。

写真を撮って体力回復を待ちます。笠ヶ岳かっこいいなぁ。

近づいているはずなのに、バテているせいか、遠く感じます。というか談合坂でおにぎり食って以来なにも食べてないのが原因だな。シャリバテや。

左奥には槍ヶ岳。右手前のごつごつしたのが穂高でしょうか。穂高は今年登ってみたいと思っています。

こんもりした山頂を右上に捉えながら巻いて登ります。ぜぇぜぇ。。

完全なる梅雨の晴れ間をゲットして、気分は最高潮なはずなのに、バッテバテ。

危険地帯突入です。僕の体力も危険ゾーン突入です。早く何か食べたい。。

見上げれば山頂が手の届くところに。その手前でシューシューとガスが噴き出しています。音が怖い。

シューーーーー!!!!爆発とかしないよね。。??

この斜面のあちこちでも、シューーーーー!!!!!いや、怖いんだけど。。

頂上着いた瞬間にドカーンとかやめてね。と祈りながら逃げるように登るが、足が思うように進まない。。

ガスのにおいが充満する登山道も変化に富んでいて面白いですが、ソロハイクのせいもあって、恐怖しかありませんでした。

やっと見つけた人に安心し、少しだけお話ししました。

ガス区域を抜けると、、


8:25。焼岳登頂。実は焼岳の標高2,455mは最高峰である南峰を指していますが、南峰は崩落していて登山不可能なため、現在登ることのできる地点は北峰のみです。

北峰は2,444mですが、標識には2,393mと記されている謎。詳細はウィキペディアをどうぞ。

フラッフラな足をやっとこさ奮い立たせて記念撮影。山頂からは穂高と上高地を眺めることのできる絶景が待っています。

そして上高地側と逆側には登るべき岩があります。梅雨の晴れ間に感謝。

ガスがシューシュー吹き上げていて、カメラに映ってしまった。

焼岳山頂からは白山も見えました。白山も夏の間に登ってみたい山です。

白山バックにすかした写真を撮ろうと思ったら、背中に虫が張り付いていた。肝心の白山も切れとるしwどうなってんねんw

とりあえずお腹が空きまくっていたので、朝9時前ですがランチ?にすることに。この日は焼きそばと焼きプリンです。ゆで卵は自宅で作って持ってきました。とりあえず「焼○○」を食べれたので良かった。

ご飯を食べ終わってビーサンで寛いでいたら、雲がもくもくと沸いてきました。笠ヶ岳がギリ見えました。

するとみるみるうちに景色は雲に覆われていきました。


梅雨の晴れ間といいつつ、午前10時までが勝負だったこの日。危なかった。


さて、下山を開始します。

登りはバテていて足元に目をやる余裕もなかったのですが、イワカガミが咲いていました。

ガスがすごいやんけ。体感温度も急にひんやりとしてきました。

さっきまでの青空が嘘のようにガスに包まれています。

帰りのバスも上高地から乗るので、同じ道をピストンで帰ります。初めての山だからね。次に来ることがあれば、別の登山口から登ってみたいもんです。



黄色い花はよくわかりませんが、白いのはコゼンタチバナでしょうか。意外にもお花が予想以上に咲いていました。

ハクサンチドリ??花が全く分からんから勉強しないと。。

序盤の新緑ゾーンに戻ってきました。

朝方とはまた違った日の光の差し込みにより、緑が一段と輝いて見えます。

12:38。下山完了。7月が目の前ということもあり、すっかり夏空模様になっていました。

お風呂までテクテク歩いていく間、ウェストン碑がありました。日本アルプスの命名者のようですね。

本日のお風呂は上高地アルペンホテルにしました。日帰り入浴600円。

その前にビールでアルコール消毒をしておきました。犯罪的な旨さに一気飲みをしてしまった。

お風呂から上がった後は梓川を散策。

さっきまで登っていた焼岳をバックに、疲弊した足をアイシング。川の水が冷たすぎて逆効果だった気がする。

河童橋。観光するだけでも十分楽しめますよね、上高地。初めて来たけどいいところだ。

河童橋から眺める焼岳。もう頂上は隠れてしまっていました。残念。

バスの時間まで河童食堂でご飯を食べることに。


ちょっと高かったけど山賊焼定食にしました。やっぱ下山後は肉や。染み渡る油がたまらん。

ご飯の後は、ソフトクリーム。まいうー。

バスの時間がそろそろなので、バスターミナルまでテクテク歩いていきます。

梓川のほとりをてくてく。散歩にはぴったり。上高地でグダグダするのもよさそうだなぁ。

さて、上高地バスターミナルまで戻ってきました。

モダンな水道がありました。帰りのバスで喉が渇くかもしれないから、ここで水を汲んでおきました。

「あ!アルプス名物のライチョウだ!」と思ったら、普通の鳩でした。

バスターミナルの窓口はいろいろと張り紙がしてあって、ここでチケットを買う人は、どこに並べばよいかよくわからないんじゃないかな。

新宿まで直通のさわやか信州号で帰りました。帰りは爆睡していたので、汲んだ水は一滴も飲みませんでした。笑

 


2015年一発目のアルプス。
お手軽に日帰りできるのは確かですが、今回は慣れない深夜バス明けの登山と、シャリバテで、なかなか苦しい登山だったと言わざるをえません。
それでも、アルプス初心者の僕を優しく迎えてくれた焼岳。平日に登ったから人が少なかったですが、土日であれば安心して登れると思います。
標高が低いこともあって、雪解けも早いです。アルプスデビューや1年の一発目にいかがでしょうか。

本当の焼岳の地図はこちら。

山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2016 (登山地図 | マップル)