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Season Map

季節を追いかけたエピソードを綴っています

【鳥海山】夏空が広がる雲上の楽園、お花畑と日本海に沈む夕日を眺める山旅

2015年7月5日(日)
鳥海山(ちょうかいさん)に登ってきました。標高は2,236mあります。
鳥海山に強い憧れを抱くようになったのは、2年前に月山に登ったのがきっかけです。

月山から見た鳥海山はそれはそれは美しく、「あの山にもいつの日か登れる日が来るといいな」と思っていました。
2年越しの夢を叶える山形遠征の始まりです。

 

7月4日(土)
サクランボ狩り@東根市からこんにちは。今回は贅沢にも新幹線を使っております。
山形と言えば佐藤錦。7月になると佐藤錦も終盤でしたが、ナポレオンなども楽しむことが出来ました。
しかし、ソルビトールを含んださくらんぼを一気にそして大量に摂取するとどうなるか、、とてつもない破壊力でした。。
便秘の方、ぜひさくらんぼ狩りへ行ってみてください。一瞬で解消すると思います笑。

夕食は酒田市にある『とびしま』で海鮮を頂きました。翌日の鳥海山に備えておとなしく眠りました。

 

7月5日(日)

6:25。鳥海山鉾立登山口。駐車場の下には雲海。テンション一気に上がりますね。

そして真ん前には、2年間夢を描いてきた鳥海山が目の前にそびえる。これからこいつを登れると思うと、ぞくぞくしたのを覚えています。

そもそも鳥海山ってどこにあんねんという方のために、雑なペイントでご紹介。栗駒のときの使いまわしです。

7:00。アタック開始です。今回もゆきんこ氏が同行してくれました。

今回のコースはご覧のとおりです。往路がピンク、復路が青です。コースタイムは約9時間の長丁場です。
まぁ結論から言えば9時間で下山なんてしておらず、あまりに楽しくてトータル13時間かかりましたけどなにか。

左奥に見える鳥海山を眺めながらズンズン進みます。はやく近づきたいなぁー。

手前の「紫色のねこじゃらし」みたいなのはなんていうんでしょう。トラノオでしょうか。その奥に鳥海山。そういえばこのあたりでドローンを飛ばしているグループがいたけど、何かの撮影だったのかしら。

7月の梅雨真っ只中でしたが、さわやかな夏空に変わってくれました。嬉しや~。

しばらくは石畳で舗装された道を歩きます。

鳥海山の山開きは7月1日。山開き直後の最初の土日なので、まだまだ雪が残っています。

8:20。雲が徐々に高度を上げてくる。遊んでいる場合ではないですね。

賽の河原を過ぎたあたりに雪渓がありました。足が少し持っていかれる部分もありましたが、アイゼンは必要ありませんでした。

イワカガミ。高山植物の代表選手です。
賽の河原から御浜小屋までは素晴らしいお花畑が広がっていましたよ。

ハクサンイチゲ?チングルマ?が全く見分けられませんので、間違えていたら教えてください笑。

コバイケイソウ。こいつもよく見かけます。

こちらもチングルマ。どうでもいいけど、チングルマってなんかすごい強そうな技の名前な感じがするのは僕だけでしょうか。

ニッコウキスゲとゆきんこ氏。

9:14。歩き始めて2時間以上経ちますが、なだらかであるおかげで、全く疲労感はありません。頂上まではまだまだありますがね。

こちらもチングルマ

ヨツバシオガマ

ニッコウキスゲ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ

舞い咲くミヤマキンポウゲ

9:41。右手に鳥海湖、左手に鳥海山が見渡せる御浜小屋に到着しました。実はこの時点でコースタイム40分オーバーしています。

鳥海湖とミヤマキンポウゲ。絵になりますなぁ。

鳥になって海に羽ばたける山!!

写真撮影大会が始まってしまって、全然先に進めない。

ここで30分ぐらい遊んでいたようです。まぁ次の日有給とっているから、先を急ぐ必要もないんだけどね。

写真もたくさん撮ったので、先に進みます。雲が稜線まで湧き上がってきました。

ハクサンフウロかな。

目の前に大きくたたずむ鳥海山。結構距離があるように感じます。東北第2位の標高の山なので、それぐらい登りごたえがないとね。

ホソバイワベンケイ

ニッコウキスゲの群生です。これ誰か植えただろ。

ハクサンイチゲの群生。やっぱり誰かが植えたとしか思えない。

ミヤマキンポウゲ。誰かがガーデニング始めたんですか。

ヨツバシオガマ

ニッコウキスゲヨツバシオガマ

ところどころ雪渓を抜けていきます。変化に富んでいて本当に飽きなくて楽しいです。

ハクサンイチゲ。白山という名前がたくさんついている花に出会えたので、白山にも行きたくなりました。

ホソバイワベンケイ。天ぷらとかにしたら美味しそうですね。

さて、七五三掛(しめかけ)という分岐ポイントに到着。僕は右手に折れて千蛇谷方面を歩くことにしました。

いったん下って、奥に見える大きな雪渓を登っていく事になります。

そしてこのガスである

はるばる山形と秋田の境まで来たというのにこの裏切り。

落ち込んでいても仕方がないので、ガスと戦いに行きます。

時折ガスが過ぎ去って青空が見えたりしますが、それも一瞬。僕の2年越しの夢は儚く散るのか。。ちなみに向こうから下山してくる男性に「さっきそこにクマがいたから気を付けて」とすれ違いながら言われて、

「わかりましたー、・・・っえ?!

となってしばらく固まりました。。あたりを見回してクマがいないことを確認し、熊鈴を2割増しで鳴らしながら進んでいきました。

雄大なカールが広がるはずなのに、この天気はなんやー!!!やっぱり日本海側の天気は難しい。。

登ってきた大きな雪渓を振り返る。普通の登山道より膝には優しいですね。ここの雪渓もアイゼンつけずに登りました。

足元の花に励まされながら奮い立たせます。なぜか出発してから既に6時間が経過しています。

このガス晴れんのか。。天気予報では晴れだったのに。。うがーー。

スタートしてから約7時間。まだ山頂ついていないので、相当ゆっくり登っています。たぶん、参考にならないぐらい遅いです笑。

山頂小屋手前でゆきんこ氏がバテてしまったので、写真では見えませんが、ゆきんこ氏のザックを前にかけて、二人分の荷物を背負っております。重いです。

13:36。小屋に到着。

山頂へは時計回りでぐるっとすることにしました。

小屋には公衆トイレもありますのでご安心を。
さて、まだガスってるけど、「晴れを待ってる時間もないし行くか…」と思っていたら、、

おおお?!?!

おおおお?!?!ガ、ガスが、、?!?!

ちなみにザックは小屋にデポってきました。山頂直下は岩が積みあがっていて、手でよじ登る箇所もあり、高所恐怖症の人は少し怖いかも。

こんな岩場にミヤマキンポウゲイワギキョウ。なんという生命力。

ガスが晴れたというよりは、雲と同じぐらいの高さまで追いついたと言うべきか??

高低差のある岩場を下っていきます。ここはさすがに少し怖かった。

岩場を登り始めて20分。いよいよ山頂です。

14:28。鳥海山登頂。雲の高さと同じだったので見通しが良いというわけではありませんが、感無量です。

梅雨の晴れ間に登れたことに感謝。

山頂はとても狭く長居出来るところではなかったのでそそくさと下山していたら、岩場を下り切ってしまいなぜか雪渓に到着してしまったので、雪渓を通って小屋まで下山します。

ゆきんこ氏は安達太良と比べ物にならないぐらい長い距離を歩いて、かなり疲れている模様。しかし写真はちゃっかり撮る。

元気やん。

雲が少し低くなってくれました。空が近い。

ゆきんこ氏がトイレに行ったので、写真を撮って一人遊びしていました。

真夏の楽園。それが鳥海山。

ゆきんこ氏も無事に登頂出来て嬉しいようです。

15:46。下山開始。いったい何時間かかってんだって話ですよ。それぐらい鳥海山を気に入りました。

本当は外輪を通って下山するつもりが、日没の危険を感じたので、同じ道を帰ります。

登山中にはガスで隠れて見せてくれなかったカール。もう本当に感激でございます。

紅葉の時期もきれいなんだろうねぇ。。鳥海山は僕の中でトップ5に入るぐらいエロい山になりました。

16:38。下山途中の一枚。写真では伝えられないのですが、この雄大で優しい稜線と、山頂岩場とのギャップにやられてしまいました。

七五三掛まで戻ってきました。もう遊んでいる時間はないっつーのに。

撮り始めたら止まらないよね、写真って。だって記念だし、形として思い出に残るからね。

17:11。まだ御浜小屋にもついていないってヤバくね?ということで少しペースアップ。

ニッコウキスゲも元気です。

振り返れば鳥海山。バイバイ、また来るよ。

ニッコウキスゲ。自生でこんなにびっしり咲くもんなの?凄いですよね。

ここらでゆきんこ氏の膝が痛み始める事案が発生。膝は悪化するとやっかいなので、皆さんも無理をしないように。僕らはペースアップは止めて、ゆっくり下山することにしました。

奥に見えるのは日本海です。酒田かにかほあたりでしょうか。山から眺める海は味があって好きです。

17:38。御浜小屋に到着。鳥海湖はさっきよりはっきりと見ることが出来ました。

日本海と夕日。

たそがれ。

18:53。ゆきんこ氏の膝の様子を確認しながら、ゆっくりと下山。そのおかげで日本海に沈む夕日を見ることが出来ました。

鳥海山から日没を眺めることになるなんて、贅沢やね。

19:21。いよいよ暗くなってきました。残照を頼りに下山します。残照もなくなってきてからは、ヘッデンを付けながら下山です。

19:56。下山完了。なんとまぁ13時間半(休憩込み)の登山になりました。

単に登山道をピストンしただけでしたが、非常に濃かった一日でした。半日以上歩きとおしていたため、疲れ果ててしまい、泥のように眠りました。

ちなみにブヨに4か所ぐらい刺されてしまいました。。

 

 

7月6日(月)
道の駅「天童」からこんにちは。足湯に入ったり、ジェラートを食べました。お米のジェラートがめちゃくちゃうまかった。

そして山寺へ。

鳥海山で疲れ果てた身体に鞭を打って階段を登ります。

青い紫陽花がドーン!!

こちらはピンク?紫かな。周りの緑のおかげで、色がより映えております。

この階段を登ることで欲望や汚れが浄化されるそうですが、もう足が限界です。。ごめんなさい。。

白の紫陽花もありました。

山寺随一の展望台である五大堂。千段の階段を登った人にしか見れない景色が待っています。

”閑さや岩にしみ入る蝉の声”

この景色を眺めているとたしかに浄化されていくような気がします。芭蕉の気持ちが分からなくもない?

名残惜しいですが、紫陽花ロードに包まれて帰ります。

僕みたいな文化のかけらもない人間には、奥の細道の心は良くわかりませんが、まさに句を詠んだ7月上旬に訪れることに意味があると思っています。
この後、山形駅に車を返却し、東京に帰ってきました。

 


2013年、月山に登ってから憧れ続けた鳥海山。ようやく念願叶えることが出来ました。
お花の種類も豊富で、その群生は圧巻。そして独立峰ということもあり山頂の高度感は随一。

真夏の雲上の楽園、鳥海山。
2,236mの頂上に立ってみませんか。

 

鳥海山の本当の地図はこちら。

山と高原地図 鳥海山・月山 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 鳥海山・月山 2016 (登山地図 | マップル)

 

ブヨに刺されて顔が腫れてしまったので、それ以来買うようにしています。

佐渡島でも活躍してくれました。 

パーフェクトポーション アウトドアボディスプレー125ml

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