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Season Map

季節を追いかけたエピソードを綴っています

【利尻山】日本最北端の百名山への挑戦、悪天候による絶望から女神がほほ笑んだ大逆転の山旅

登山 観光 北海道 日帰り登山 日本百名山 島旅

2015年7月24日(金)~29日(水)

北海道へ旅してくるついでに、利尻山(りしりざん)に登ってきました。標高は1,721mあります。
毎年島旅は欠かさずしていたので、2015年はいよいよ利尻に行くことにしました。
旅の期間中は天気に悩まされましたが、最後の最後に絶景を見せてくれたので、旅の記録と合わせてどうぞ。


まず今回の旅の行程をご紹介。
7月24日(金):仕事が終わり次第、東京→千歳へ移動。
7月25日(土):千歳→利尻島へ飛行機で移動。
7月26日(日):利尻島と礼文島を観光。
7月27日(月):利尻山登山後、稚内へフェリー移動。
7月28日(火):稚内からレンタカーで富良野まで移動。
7月29日(水):富良野から千歳までレンタカーで移動し、千歳→東京へ移動。
天気さえよければもう少し北海道に滞在する予定でしたが、あえなく水曜日に東京へ帰ってきました。

7月24日(金)は移動だけなので割愛しまして、7月25日(土)からご紹介します。

千歳空港内にあるラーメン屋で札幌ラーメンで腹ごしらえした後に、利尻行の飛行機に乗ります。

14:15。時間通りに利尻島に到着。飛行場からも利尻山を見ることができます。

生憎の空模様ながら、シルエットは確認することが出来たので、気が引き締まります。

実は利尻島に上陸するのは人生2度目。中学生のころ、家族旅行で利尻礼文に上陸したことがありますが、ほとんど記憶がありません。

利尻空港から宿の送迎バスに乗り、2日間お世話になる宿「レラモシリ」に到着しました。キレイで清潔感溢れるペンションです。

利尻島で撮れた海産物がふんだんに使われた夕食を頂きました。

締めはバフンウニ丼。めちゃくちゃ旨かった。

夕食が終わって外に出てみたら、利尻島の上空をブ暑い雲が覆っています。

ちなみにこの夜、利尻山にまつわるスライド&トークショーが行われていましたので、参加してきました。利尻山の歴史や文化を知ることが出来ました。約2時間のトークショーを終えて宿に戻っておとなしく寝ました。


7月26日(日)

朝食。さわやかな1日は健康なご飯から始まります。ご飯をおかわりしました。

この日、あいにくの空模様で雨予報が出ていたために、利尻登山は諦め、礼文島へ観光しに行くことにしました。フェリー乗り場に到着。

立派なフェリーです。礼文島へは約40分、片道800円。

礼文島に来た目的はひとつ、レブンウスユキソウを見ることです。

エゾカワラナデシコが道端に咲いています。

早速レブンウスユキソウを発見しました。

チシマゲンゲでしょうか。


ミソガワソウ

これもチシマゲンゲかな。

エゾイブキトラノオ

ナデシコが可憐な色でアピールしてきます。

フタナミソウ


レブンウスユキソウ。


エーデルワイスの名の通り、高貴な白がピッタリの花です。レブンウスユキソウ以外にもたくさんの花を見ることが出来ました。

約2時間のトレッキングを終えた後は、うすゆきの湯という銭湯に立ち寄って雨に濡れて冷えた身体を温めたうえで、大好きな札幌クラシックで乾杯。この後フェリーに乗って再び利尻島へ戻りました。

宿に着いてゆっくりしてから夜ご飯です。

前日よりも豪華に思える夕食が並んでいました。めっちゃうまかった。翌日の利尻山登山に備えて早々に就寝しました。



ちなみにこの日、安藤美姫さんが同じ宿に泊まっていました。この番組の収録だったようです↓
http://www.tv-tokyo.co.jp/smp/program/detail/22705_201508081830.html

 

7月27日(月)
宿でレンタカーを借りて登山口へ向かいます。レンタカーは1,000円で借りることが出来ました。

深夜3時に登山口に到着。どうしてそんなに早いかというと、非常にコースタイムが長いため、稚内へ移動する最終フェリーに間に合わせるためです。

本日のコースはこんな感じ。ただのピストンですが、コースタイムは往復9時間です。標高差が1,500mあるので、保険で早めの出発にしています。

ヘッデンで1時間半以上登って、ようやく周りが明るくなってきましたが、前日までの天気を引きずるようにガスが山を取り囲んでいます。

キリンソウ

シュムシュノコギリソウ

イワギキョウ

アザミ

登山開始から2時間半、7合目に到着。コースタイムより少し遅れをとっているぐらいですが、まだ許容範囲です。

6時頃になって、少しずつ太陽の光が届きやすくなってきましたが、依然厚い霧に包まれています。

キタノコギリソウ

相変らずのガスに、イマイチテンションが上がりません。なんとか上向いてくれるといいんだけど。。

お・・??

おおお?!?!

うぉぉぉおおおお!!!

このままガスを連れ去っていってくれーー!!!

雲海がびっしりと敷き詰められており、下界は相変わらずの曇りのようです。なんとか山の上だけでも晴れてほしい!

利尻山頂方面はまだ雲に隠れてみることはできませんが、ようやく先を見ることが出来て、一気に登る元気が湧いてきました。

ガスと小雨によりレインウェアとザックカバーを使用して登っていましたが、このガスが晴れた瞬間は本当にテンションが上がりました。まぁこの後再び濃いガスに包まれてしまったんですがね。。

エゾボウフウ

7:12。利尻岳山小屋に到着。ここには携帯トイレブースがあります。ちなみにこの小屋は緊急時のみ使用可能であるため、ご来光目的などでここに宿泊するのは禁止されています。

ミソガワソウ

クルマユリ

キタノコギリソウ

トラノオ。本当に花の種類が豊富過ぎて、すごいです。

??何の花なのかわかりませんでした。

みずみずしいアザミ。

シュムシュノコギリソウ。

キタノコギリソウ。

8:00。少しずつ乾いた空気が入りつつありましたが、天気はガスが多く占めています。同行者のゆきんこ氏ゆっくり登って集中力の維持に努めていましたが、さすがに5時間近く登っていて、疲労の色が見え始めました。

トラノオ。

8:03。9合目到着。地図にも記載がある通り、ここからが正念場です。

せめてガスが晴れてくれれば正念場も元気に乗り切れそうなんだがなぁ。。

斜面にはびっしりとおぞましいほどの量の花が咲いています。トラノオとか、コバイケイソウとか、ぎっしり咲いています。晴れていればなぁ。。

山頂直前の足元はザレていて脆い土質であるせいで、なかなか踏ん張りがきかず、蟻地獄みたいに前に進むのに難儀します。

最後の急登を励ますように、登山道の脇から花々が黄色い声援を送ってくれます。

激しい急登と、ザラザラした蟻地獄とそれを包むガスがラスボス感たっぷりです。

エゾオグルマ?

エゾツツジ。景色がガスにより見えなかったので、花の紹介しかしていないような気もしますが、実は途中でお昼ご飯なども挟みつつ、既に登山開始から7時間経過しており、ついに・・・

10:27。利尻山登頂。景色は、、

全く見えません。。はるばる北海道の離島まで来て標高差1,500m登ってきたのに、こんなのひどいよ。。くそったれー!!

利尻でお尻アピール。

山頂で1時間ほど粘ってみましたが、一向に天候が回復する気配はないので、11:40に下山開始です。

12:19。9合目まで下山してきてベンチで休憩していたら、さっきは見えなかった下界がなんとなく見えるようになっていました。

んんんんんんー?!

み、、見えるぞ・・・?!

こ、、これは・・・?!?!

う、海だーーーーーーー!!海が見えるぞ!!!下界が見えるぞ!!!

先ほどまでのガスとは打って変わって、確実に青空の見える面積が増えてきました。前を歩くゆきんこ氏も、歓喜に溢れる声を上げています。

こ、こんな景色が広がっていたのか。。利尻島、そして利尻山の輪郭の一部をようやく捉えることができました。

13:00。やっと、太陽の光を全身に浴びながら歩けるようになりました。ゆきんこ氏も僕も、一気に歩くパワーがみなぎってきました。海を見ながら歩くって素晴らしい。

振り返れば利尻山の全容を見ることができました。。できればこれを登山中に見たかった!!

島そのものが山になっている利尻山。島のトップを歩くロマンを感じた瞬間でした

雲海が左手に広がっていて、飛び乗れそうなぐらいぎっしり敷き詰められていました。

青い海と青い空に挟まれる白い雲。これが島旅登山ってもんです。追い求めていた登山を少しでも享受することが出来て良かった。

登山中は一切写真を撮る気が起きなかった天気でしたが、これだけの大逆転であれば、写真を撮りたくなるものです。

逆立ちで大逆転の喜びを表現。

しかし、、

 

散々写真を撮っていたところ、思いのほか時間がないことに気付き、超特急で下山を開始しました。

ゆきんこ氏が膝の痛みを訴えたこともあり、最終フェリーに間に合わないかと思いましたが、下山口まで宿のスタッフに迎えに来てもらって、フェリー乗り場まで送ってくれるよう頼んで、なんとかギリギリセーフ。

出港5分前ぐらいにギリギリ飛び乗ることができ、なんとか利尻島を抜け出したのでした。最後の2時間ぐらいは本当に焦っていたので、写真を撮る余裕もなく、時間がないことに気づいてからの写真は1枚もありません

でもこうして苦しめられた利尻山を見てみると、本当に島全体が山だなぁとしみじみ感じます。ものすごいところを登っていたんだと。

19:10。稚内のフェリーターミナルに到着。朝3時から登山をしていた怒涛の一日が幕を閉じたのです。


7月28日(火)
ここから先は適当な観光編になります。興味があればどうぞ。

稚内でレンタカーを借りて、南下を開始します。目的地は富良野。

北海道らしい、なんの代わり映えもしない道路が延々と続きます。

車が一台も通らないので、逆立ちしてみたり。

風車っぽい建築物の数にびっくりしたり。

どんぶりいっぱいに乗ったうに丼を食べたり。

十勝岳と思われる山を近くで眺めたり。

北海道らしい畑風景を眺めたり。

多分富良野岳とかそのあたりの山だと思います。稚内から富良野までの移動は結構大変でした。

富良野にあるキャンプ場でジンギスカンを食べて、バンガローに宿泊しました。

 

7月29日(水)

朝起きたら羊たちがキャンプ場をうろうろしていました。

ウサギに草を与えたら、必死に食べてくれました。

動物はめんこいねぇ。ウサギのむしゃむしゃ噛む姿は可愛い。

トンボ。

バンガローの真ん前まで羊がやってきました。すげーナチュラルに解放されているからびっくりした。

キャンプ場にバイバイして、主たる観光地を行けるだけ行きます。

ファーム富田

狙いはラベンダーです。ギリギリでしたがなんとか見頃のシーズンに間に合ったようです。

鮮やかな赤越しのラベンダー。

曇天が続いた北海道でしたが、少しだけ青空も見せてくれました。

翌年の2016年の同時期に北海道を訪れていますが、その時はファーム富田ではなく、四季彩の丘などに行っています。

やはりお天気は大切ですね、青空で恵まれた天気で北海道を満喫したいものです。

続いてやってきたのは青い池。

不思議な色に染まることで有名な観光名所です。チャイニーズ勢力が半端なくうじゃうじゃいました。

見る角度によって、エメラルドグリーンにも見えます。この日中に千歳から東京に帰らなきゃいけないため、タイムアップ。

千歳に帰る途中、富良野にある「唯我独尊」というカレー屋さんに寄ります。

tabelog.com


お値段は少し高めですが、ルーはお代わり自由です。

頼んだのはオムソーセージカレー。1,490円なり。卵がとろけて口の中で消えてなくなる代物でした。ちなみにルーをお代わりするときは、ドラマ「北の国から」でキタキツネを呼ぶときにホタルが言うセリフを叫べば、ルーのお代わりをもらうことが出来ます。この後は千歳までまっすぐ行き、東京へ帰ったのでした。

 


だいぶ長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
利尻山はコースタイムも長いし、標高差も1,500mあるので、かなりタフな山であることは間違いありません。
また海からそのまませりあがっていることもあり、あまり天気予報もあてにならないと現地の方々は言っていました。
山頂で晴れてくれれば申し分なかったですが、滞在中の5日間では一番良かった天気だったと思っています。何よりも、下山途中に見せてくれた青空と青海は、それまでの天気を覆す満塁ホームラン級の快感がありました


またいつの日か利尻山に登りに来ることがあるかは分からないけど、とても思い出深い旅になりました。
利尻山ありがとう!

 

利尻山の本当の地図はこちら↓

山と高原地図 利尻・羅臼 斜里・阿寒 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 利尻・羅臼 斜里・阿寒 2016 (登山地図 | マップル)