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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【九州】ぼくのはるやすみ2016~3泊4日の旅④九重山登山編~

九州 登山 日帰り登山 日本百名山

2016年3月28日(月)

九重山(くじゅうさん)に登ってきました。
九重山という山は連山を指しており、九重山という山はありません。実際にある山としては久住山が存在しております。
また、街の名前としては、山の北側は九重町(ここのえまち)、南側は久住町(くじゅうまち)と表記が分かれており、また九州の本土としては最高峰ですが、その山の名前は中岳(なかだけ)と、非常に理解するのになかなか厄介な山です。
3泊4日の九州旅行の締めくくりとして、登ってきた記録です。
1日目の記事はこちら。

map.erokuma.pink

2日目の記事はこちら。

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3日目の記事はこちら。

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3泊4日のハイライト記事はこちら。

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5時55分。前日に泊まった温泉宿を出発しました。車の窓ガラスが凍っており、溶かすのに時間がかかりました。思わぬ時間ロス。


前日の雪や悪天候から一転、この日はヤマテンでも快晴予報であるため、期待できそうです。


熊本県から再び大分県に戻ってきました。


朝霧のような幕が出来ています。幻想的な朝を演出。


6時25分。前日に続き、牧ノ戸登山口に到着。平日なだけあって、車は数台しか止まっておりません。


6時30分。アタック開始。ひんやりとした空気が身体中を襲いますが、前日とは打って変わって、テンションは高め。

本日のルートをご紹介。往路はピンク、復路は青です。久住山中岳にまず登って、下山中に星生山に寄って帰る作戦です。


さて、今回の旅の同行者であるゆきんこ氏。3泊4日の登山旅行に付いてきてくれる酔狂人。


朝日が九重山一帯を照らしています。


第一展望所まで来て、まず左奥に見えるのは、三俣山。今回は登らない山ですが、その山容は立派です。


朝日を全身に浴びる。ひんやりとまとわりつく空気を追い払ってくれます。


振り返れば明るくなってくる山並み。位置的には合頭山か黒岩山と思われます。


素晴らしい一日の始まりの予感。登山を今日にずらしてよかった。時間的に厳しい一日になりそうだけど。


ゆきんこ氏も昨日とは違う天候で、足取りは軽やか。


足元は非常に整備されており、登りやすい山であることは間違いありません。


目の前に見える山は、自信がありませんが星生山(ほっしょうさん)かと思います。この山は下山途中に寄る予定です。


最初の目的地である久住山まで3.1km。


足元はカチカチに凍っており、コンクリートと同じ感覚なので、まだ歩きやすい。下山時は雪が溶けてとても悲惨でした。


霜なのか雪なのかわかりませんが、足元の草を凍らせていました。


整備された登山道が終わると、岩場がありましたが、歩きにくいことはありません。歩きやすい山には品格があるなぁと感じます。


7時00分。登り始めて25分で、沓掛山(くつかけやま)。ここまではコースタイム通りで順調です。


階段も整備されており、登山者への心遣いが見える。


久住山まで3.6km。なぜさっきより伸びているのか。。新手のいじめか。


九重連山がすこしずつ見えてきました。写真右側の飛び出ている山が、久住山と思われます。


振り返れば先ほど通過した沓掛山が見えました。ガスがうようよしている。


この後この稜線もしばらくはガスに包まれました。


ただ、歩いていても、このガスはしばらくで晴れるだろうという実感があったのでとくに不安はありませんでした。


真正面に久住山を見ながらてくてく歩いていきます。平日だからとても静かで心地が良い。


ガスが九重山一帯を飲み込んでいきます。この間に歩を進める作戦。


地面にはたくさんの霜柱。えのきだけみたい。


凍っていたからとても快適。雪が溶けきる前に下山したかったですが、無理でした。この時期の登山は、靴が汚れるから洗うのが面倒くさいです。


ガスが少しずつ晴れてきて、ガスの奥から太陽が少しずつ顔をのぞかせます。


この日は天気は良かったものの、風が強く、雲の移り変わりもめまぐるしかったのを覚えています。


標識も数多く立っているので、まず迷う心配はないかと思います。しかし8時に下山してくる人がいるというのはどういうことなのか。。


ガスが晴れてくれました。嬉しいです。




標高が少しずつ上がるにつれて、足元も白みを増してきます。ただ、とくにアイゼンをつける必要はなかったです。


久住山まで1.7km。


少し季節を先取り過ぎましたが、こいのぼりを背負ってきました。


扇ヶ鼻分岐。左手に行くと星生山に登れますが、帰りに寄るので、まっすぐ進みます。


久住山から見える景色はどんなものなのか。今から楽しみです。


平日であること、そしてベストシーズンではないことが相まって、すれ違った人は2組のみです。本当に静かで快適。



こいのぼりを見ればお分かりいただけますが、風が若干強めです。


目の前には久住山がそびえています。とてつもない迫力。


トップ画像もここで撮りました。お気に入りの一枚。


ゆきんこ氏もご機嫌の様子。


久住分れ避難小屋に到着。


ここにはトイレもありますが、3月は季節的に営業していませんでした。


避難小屋の内部はこんな感じ。誰もいないと思ったら男性が一人、ご飯を食べていてビックリしました。


こうやって遊んでいるから、どんどん時間がなくなる。この時点ではまだコースタイム通りだと思っている致命的ミス。


そんなミスには気付かず、ゆっくり山を満喫しながら歩いていきます。


久住分れの標識。まずは久住山に登ってから、最高峰の中岳へ向かいます。


久住分れから少し登って振り返るとこんな感じ。岩にペンキマークがたくさん書いてあるので、安心です。


ちなみに目の前の大きな崖は、星生崎かと思います。あそこも帰りに寄れたら寄りたいポイントです。


僕が写真を撮ってもらった時だけ、雲に覆われるという新手のいじめ。


久住分れから10分程度で、中岳の分岐に到着しました。標識と山を一緒に写すのが最近のマイブーム。


今日の青空に感謝しながら、久住山へ向けて進みます。


その標識はぽつんと立っていました。春霞がすごいです。



本来であれば、祖母山なども見えるはずですが、この日は霞で遠くまで見渡すことはできませんでした。


9時05分。久住山(くじゅうさん、1,786m)登頂


すかしたポージングを決めるつもりが、風に煽られみっともない格好に。くそっ。


久住山からの東側の眺め。右手は稲星山。一番左が中岳でしょうか。


この稲星山はどこから眺めてもかっこよかった。いつかまた登りに来たいですね。


稲星山には寄らないですが、目の前に稲星山を眺めながら中岳へ向かいます。


一度、ぐっと標高を下げて向かう必要があり、登り返しが少しだけ厄介です。


下りきると標識がありますので、ここでも迷う心配はないかと。


季節が違えばこの景色もまた色合いが変わるのでしょう。




ちょうど風が遮られる斜面だったので、快適に歩くことが出来ました。そよ風を浴びる早春登山。


池ノ小屋付近まで来ました。ものすごい風と、空腹により小屋に避難しました。


バナナで栄養補給。ダウンを1枚だけ着込みました。


左手に見えるのは御池。晴れているのに風がびゅーびゅー吹いていて、非常に寒いです。


中岳直下の急登。この冬の季節に大して山に登っていなかった身体にはこたえるものがあります。。


10時21分。中岳(なかだけ、1,791m)登頂。九州本土最高峰に到着です。景色は抜群。


九州本土で、僕が一番高いところにいるという庶民の優越感。名前はもう少しどうにかならなかったものか。

右手に久住山、真ん中に御池、左手に稲星山が見渡せる贅沢な展望台です。


御池はずっと見ているとすーっと吸い込まれる魅力があります。魔女の瞳に似ている。

map.erokuma.pink


意外に時間がないことにここで気付く。足早に中岳を去り、天狗ガ城へ向かいます。


10時48分。天狗ガ城。15分ぐらいで着きました。とりあえず天狗のポーズをキメておく。


久住分れまでいったん戻ります。御池に吸い込まれそうになる図。


久住分れまでは足元がザレていて、少し歩きづらかったです。


さくさくっと久住分れまで戻ります。本当は12~13時には下山する予定だったのだが、現在すでに11時。


これから星生山にも寄るというのに大丈夫なのだろうか。と心配になる二人。


足元には大量のペンキマーク。ガスに巻かれるとこういうマークに助けられるから感謝ですね。


久住分れまで戻ってきたので、星生崎を経由して星生山へ向かいます。


途中に謎の器具が立っていました。


足元に説明書きがありましたので読んでみると、どうやら火山活動を観測するもののようです。今噴火したら起きたらどうしよう!と想像したら怖くなり、早々に立ち去りました笑。


振り返ればさっき登った久住山。大して標高がないのにこの迫力は素晴らしい。


星生崎の先端に立つ僕と比べても、久住山のデカさが際立ちます。


今日歩いてきた久住山、中岳が見渡せました。こういう小さな達成感を積み重ねられるのも九重山の魅力だと思います。


星生山が真正面に見えてきました。近いようで遠い。


なかなかに切り立っている登山道。星生山への道が一番険しかったです。


まっすぐ進みたいのに、迂回させられているようで時間が気になってしまう。


北側には火山ガスと思われる噴煙が上がっていました。おそらく硫黄山と思われます。登山禁止の山です。


星生山まであと少し。ゆきんこ氏は若干バテている。


ヘリコプターが上空をぐるぐる回っていました。


30分程度ずっと飛び回っていたので、誰かしら救助の連絡をしたのでしょうか。もしくはただの警備でしょうか。僕は元気です。


12時18分。星生山(ほっしょうさん、1,762m)登頂

動き出した僕の夢

高い山越えて

星になれたらいいな

ミスチルのあの曲がぴったりだと思いました。しかしこんなことを言っているひまはなく、くまもと空港を16時に出発する飛行機に乗る必要があります。


このままでは下山が13時半以降になるのが確定なので、巻いていきます。


いまだ上空はヘリコプターが飛んでおり、僕らの焦りをさらに煽るような演出をしてくれます。


山の斜面には黄色がちらほらと見えました。マンサクでしょうか。


星生山からの下山はなかなかに急で、あまりペースを上げることはできず。


ようやく扇ヶ鼻分岐に着いたのは、12時53分。これは14時に下山完了のペースや。アカン。


ゆきんこ氏を叱咤激励しながら進めるが、、思うように足が進まない。


バテているのもあるが、理由はそれだけではない。


これ。雪が溶けて、ぬかるみが半端ではない。


登山道が粘着性を持ち、足がそれぞれ5kgずつ重くなっているような気分です。時間は気になるし、でも転ぶ方がいやだし、ジレンマ下山。


沓掛山への梯子も、ここでは面倒くさい代物だった。


登山口近くの舗装道に戻ってこれたのは13時46分。


駐車場が見えてきた。はよ戻らねば。


めんこい柴犬っぽい犬が散歩をしていました。こんなところが散歩コースだなんて羨ましい。


13時58分。下山完了。間に合うのか?間に合うのか?!

ナビにくまもと空港を入力すると、15時58分着予定。おいおい。フライトは16時03分やで?間に合うのか?という焦りもありましたが、登山靴の泥が半端ではなかったので、水道で登山靴を洗いました。

そしてお腹が空きまくっていたので、牧ノ戸レストハウスで「ひやき」を購入してから出発。


一車線にイライラ。。トラックの法定速度にイライラしながらも、「ひやき」を食べつつ脇道などをスマホのグーグルで探しながら巻きに巻いて・・・


なんとか15時46分に到着。しかしあと15分後に離陸やで??と思いチェックインすると、その前の便の到着が遅れているとのことで、結果的には余裕で乗れそうだったので、一安心。


安堵感に包まれながら飲む至福のビール。ちくわがセットで売っていたので買って食べました。


さすがはくまもと空港。飛行機にくまもんが描かれていました。



離陸。上空から眺める雲はやはり絵になります。ラピュタみたいな雲もありました。


うとうとして目を覚まして外を眺めると、気持ち悪い工場帯の光。

「東京に戻ってきてしまった・・・」


羽田空港のラーメン屋さんでこの日初めて暖かい食事にありつきました。飛行機の遠征登山はガスを持っていけないのが難点ですね。体力を一気に回復させて、そのまま家路につきました。

 

 

初めて自分の意思で登りに行った九州本土登山遠征。
登山だけではなく、観光のウェイトの方が多く占めていましたが、個人的には大満足です。
今回回れなかった宮崎、鹿児島にもいつか行きたいですし、今回行った5県もまだまだ見たいところがたくさんあります。

九重山のベストシーズンは、やはり5~6月に咲き誇るミヤマキリシマでしょう。
今度は九重山を埋め尽くすヤマツツジを見に行きたいもんです。

次に九州に行けるのはいつになるのか分かりませんが、おすすめのスポットなどありましたら、ぜひ情報をお教えいただけますと幸いです。
また、こんなブログですが、少しでも皆さんの旅の参考になれば嬉しく思います。

 

ぼくのはるやすみ2016、おわり。

 

九重山の地図はこちら。

山と高原地図 阿蘇・九重 由布岳 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 阿蘇・九重 由布岳 2016 (登山地図 | マップル)