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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【北海道】ぼくのなつやすみ2016~大雪山からトムラウシ山2泊3日大縦走の旅~④

2016年7月21日(木)~25日(月)
北海道を旅してきました。本記事では、7月24日(日)の4日目の模様をお送りいたします。
1日目の観光記事はこちら↓

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2日目の縦走初日記事はこちら↓

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3日目の縦走2日目記事はこちら↓

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縦走最終日であるこの日は、ヒサゴ沼避難小屋からトムラウシ山へ登り、トムラウシ温泉へと下山します。コースタイムは9時間です。

真夏の北海道縦走、その大トリを飾るトムラウシ山。
これ以上ないドピーカンを掴み取った山旅の始まりです。

7月24日(日)

朝、ヒサゴ沼にて。ゆうちゃん撮影。星空撮影のために早起きしたそうです。若いって素晴らしい。

この日はなんと2:30に起きて、3:30出発の作戦です。というのも、携帯の電波が入らずに天気予報が確認できなかったため、朝7時までには頂上に立っておこうということになったのです。眠い目をこすり、各自ヘッデンを付けて出発。

ここで本日のコースを紹介。いつも通りの雑な紹介に加えて、今回のコースの玉ひゅんポイントの詳細をお伝えしたいと思います。

僕らはヒサゴ沼避難小屋を出発してピンクのルートを辿ったわけですが、ここはずっと雪渓というか、氷河なので早朝は通ることは避けた方がよいと思います。カッチカチに凍っているので。それに加えて、怖くて怖くて足を踏み出せなかった箇所が何か所もありましたが、大まかに分けてキケンな箇所が2箇所あります。
①ヒサゴ沼脇の雪渓
地図上で①のバツ印を付けましたが、朝からものすごい恐怖ルートでした。
何度も言いますが、雪渓というよりは氷河です。さらには沼側に氷河が傾いています。当然氷なのでつるつる滑ります。


僕らは黄色のルートを通ったわけですが、足を滑らせたら沼にドボンと思うと、恐怖心が勝ってしまい、なかなか足を踏み出せないポイントもいくつかありました。僕らはストックの先端ゴムを外して、氷に刺さる状態にして、なんとか渡りきりました。アイゼンを持っていない場合には、時間を遅らせてピンクを通るか、時間はかかるけど青ルートで通った方がいいと思います。
②カッチカチな雪渓
こちらもほぼ①と同じような状況ですが、傾いたスケートリンクの上を歩いているような感覚に陥り、ステップもなかったため、この3日間で一番集中力を消費した箇所でした。運が悪かったのは、この雪渓の先頭を僕が歩いていたということ。

僕は冬山・雪山の経験がなく、もともと雪歩きは苦手です。そんな中、キックステップで道を切り開かなければいけず、僕自身相当苦しかったし、3人も「先頭がくまで大丈夫だろうか」と心配したと思います。3人には余計なところで神経使わせてしまって申し訳なかった。
とにかくアイゼンがない場合には、絶対にピンクルートは通るべきではありません。時間がかかってもいいので、青ルートで行くべきと思います。

氷の傾斜が緩やかになり始め、ようやく緊張感がほぐれてきましたが、油断はできません。こんな雪だか氷だか分からないようなところは歩いたこともないんだから、何が起きるかわかりません。依然、注意力をキープしながら歩いて歩いて・・・

4:43。ようやく氷河を登り終えました。あそこをアイゼンなしで登るのは正直間違っていたと思う。登り終えるコースタイムは35分と書いてありましたが、僕らは1時間20分程度かかっています。本当に疲れたし、あんなに怖かった登山は初めてでした。だから雪山・冬山はいやなんだよ。。笑

しばらく休憩し、気持ちを落ち着かせた後、ようやく普通のルートを歩くことが出来ます。この瞬間をどれだけ待ち望んでいたことか。

地面が滑らないっていいな。安全に登山できるっていいな。そう思いながら歩いていました。

前回の記事でも触れましたが、これから登るトムラウシ山はかつて悲しい事故を生んだ現場です。その悲しい事故というのは、「トムラウシ山遭難事故」と言います。

トムラウシ山遭難事故 - Wikipedia

このトムラウシ山遭難事故に関しては、これまでの数々の書籍が発売されていたり、メディアでも取り上げられたりしておりますが、最近では山の日制定にちなんで、2016年8月11日の「奇跡体験アンビリーバボー」でも取り上げられていました。

奇跡体験!アンビリバボー:山の恐怖 〜トムラウシ山遭難事故〜 - フジテレビ
実際に同じコースを同じ日数で歩いてみましたが、事故当時と同じような状況であれば、僕らも間違いなくただではすまないと思います。(というかビビリなので、そもそも小屋で停滞して1日を過ごすと思うけど)

僕らは好天に恵まれたので幸いにも歩きとおすことが出来ましたが、天気が良くてもとても長いし、つらかったです。この道を悪天候で歩くともなれば、それはもう地獄だと思います。。自然の脅威をしっかりと知ったうえで、更には「自分にそんなことは起きるはずはない」とは思わずに、しっかり準備して山と向き合っていきたいですよね。

朝日が僕らを照らしてくれます。ぽかぽかあったかい。ちなみにこの日の天気がどうなるか、この時点では分かっておりません。

画面中央の王冠のような山が、縦走最後を飾るにふさわしいラスボス、トムラウシ山と思われます。ストックで「ト」の字を作るゆうちゃん。

朝日に照らされるveryblue氏とRedSugar氏。3日目は初っ端から難所が続いたけども、このご来光で元気を取り戻します。

ロープで歩くべき道が示されています。僕ら以外に登山者はおらず、澄み渡る空気と広がる景色にただただ唖然とします。

さっさと歩いて頂上に行くつもりが、こんな景色見せつけられて、写真を撮る手が止まらないわけがありません。

いろんな山を歩いてきたveryblue氏も、感慨深い表情を浮かべておりました。

まさに文句の付けどころのない3日目が始まったのです。目の前には天沼が近づいてきました。

5:12。天沼到着。なにここ。めちゃくちゃきれいなんですけど。

みんなで代わりばんこで写真を撮りあいしました。楽園かここは。

天沼の向こうに見える太陽。全身に光を浴びて、みるみると充電されていきます。

この岩々しい道がしばらく続きますが、ここあたりは日本庭園と名付けられているようです。

岩がゴロゴロしていて、道も少しわかりづらく、歩きやすいわけでもないので、歩行には十分注意してください。

ところどころにマーキングが施されているので、見落とさないようにしてください。

雄大な景色を前にゆうちゃんは「いや、マジですげぇって。これはほんとにすげぇ。」と連呼してました。

5:48。ちょうどよく開けた場所がありました。ここが日本庭園でしょうかね。小休憩を挟むことに。

着々と近づいているトムラウシ山へ向けて。あと数時間で良いから天気が持ちますように。

とりあえずの集合写真。

6時に再出発です。地図上で「急坂」「ロックガーデン」と示されているところが目の前に迫ってきました。トムラウシ遭難事故記録によれば、ここで常時風速20m/秒の風が吹いていたようです。こんな足場悪いところ、雨が降っていたら絶対歩きたくないのに、風が20mも吹いていたら、、と思うと恐ろしいです。本当に、天気は大事ですね。

これ,、写真だとただの丘のように見えてますが、相当デカいです。

取り付きまで来ていざ登り始めると、そのデカさに圧倒されます。相変らずゆうちゃんはサクサク登っていきますので、とてもついていけません。

そして後ろを振り返ると取り残された30代が2人。というよりその奥に見える景色がヤバイ。

なんですかここは。どこの世界遺産ですか。。開いた口がふさがらないとはこの事ですか。

比較出来るほど山に登っているわけではありませんが、間違いなくトップ3に入る景色が目の前に広がっています。

とにかくここの坂がつらくて仕方なかったので、振り返っては写真を撮ってごまかして、その間に体力を回復させるという作戦で歩いています。

坂が少し落ち着くと、今度はなだらかな坂が永遠と伸びています。

ああああああああ。。どこですか、ここは。外国まで来ちゃったのでしょうか。

この景色を前にテンションが上がらないわけがない。トムラウシの「ト」!!

エロイよ、トムラウシ。エロすぎる。無修正過ぎて眩しいくらいだ。。

いよいよ目の前に迫る本丸を前にすかしたveryblue氏とゆうちゃん。絵になるから困るもんです。

6:48。北沼到着。トムラウシ遭難事故記録によれば、この沼が氾濫して写真の左側の方に流れる川が出来ていたそうです。

こんなにきれいなのに、その当時は濁流となってとめどなく流れていたようです。自然の美しさと恐ろしさは紙一重ですね。。
その当時はガイドが2人がかりでツアー参加者の手を取って対岸に渡したりしていたそうですが、あまりの水の流れの速さにガイドが足を滑らせて全身着水してしまったようで、それが低体温症の原因となったようです。もう二度と同じ事故が起こらないことを願っています。

トムラウシ山頂まで600m。トムラウシ遭難事故記録によれば、その当時は頂上へは向かわずに、巻いていったそうです。その判断が出来るなら、どうして小屋で停滞しなかったのか、もしくは北沼が氾濫していることを見て、どうして引き返せなかったのか、と素人ながらに思ってしまいます。

この北沼が氾濫しているというのは、恐怖の景色そのものでしょう。トムラウシ山は渡渉する必要のない山だけど、その異変に気付くことすらできないほど正気を失わせる悪天候だったことが分かります。

何度も何度も振り返って撮ってしまう北沼。厳しい縦走の果てに見ることのできる、最高のご褒美だと思います

登山を始めて6年(ブランク2年あり)、ガキの頃から安達太良ばかり登っていた僕が、まさかトムラウシ山に登る日が来るとは思ってもいませんでした。北海道の山奥に、こんな素晴らしい景色が待っていた、そしてこの景色を見るために、自分の足で歩いてきた、そう思うと込み上げてくるものがありました。

どこまでも広がる大地、果てしなく突き抜ける青空、それら全てがこの3日目に集約されていました。

トムラウシ山頂直下の激坂を登ります。相変わらずゆうちゃんが飛ばしている。とても追いつけません。

振り返れば「くまちゃーん!!辛すぎるんだけどー!!なんとかしてくれぇぇぇ」とveryblue氏が叫び声を上げていましたが、とてもそんな余裕は僕にもありません、許してくれ兄貴。。

veryblue氏もなんとか激坂を登り終え、いよいよ頂上まであと少しというところで、目の前に十勝岳がズドーンと鎮座しています。

この十勝岳の迫力も素晴らしいものがありました。左手の富士山のような山は美瑛富士と思われます。

そして、、いよいよ、3日間を締めくくる大ボスのピークを踏む時がやってきた。

7:33。トムラウシ山(2,141m)登頂。出発から4時間かかりました。このときばかりは、嬉しさのあまり震えが止まりませんでした。

男4人で「やったー!!トムラウシ登ったー!!やったーーー!!!」と大声で肩を組んで円陣を組んで大騒ぎしていました。恥ずかしさは全くなかった、それぐらい嬉しかったです。

4人だからこそ登れたと僕は思っています。体力も技術も根性もない僕がソロで登れる山じゃない、ここは。

十勝岳バックに一人たそがれるveryblue氏。彼も彼で、何か込み上げるものはあったのでしょうか。

ギザギザした岩峰の先端に行ってみました。これまで登った山としては標高はそれほど高くはありませんが、このときの高度感は何物にも代えがたく、気持ちもハイになっていたのもあって、昇天しかけていました。

十勝岳に向かってかめはめはー!!十勝岳もいつか登ってみたいもんです。もし登るなら、富良野岳、美瑛岳、美瑛富士も一緒に登ってみたいなぁ。

こんなに最高な時期に、最高の天気でトムラウシ山に登れた僕らは、時間を忘れて山頂で遊びまくっていました。各々カメラを渡して撮ってあげたり撮ってもらったり。遊びまくってたら、ヤマレコに載っていました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-924384.html
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-924206.html

ひとしきり遊んだあとは、お腹もすいていたので、カップ麺を食べることに。そうそう、昨日の煮沸でガスを使い切ってしまうかなと思いましたが、ラーメン4杯分ぐらいはお湯を沸かせそうなぐらい残っていたので、運が良かったです。下山はコースタイム6時間(!)なので、エネルギー補充でカップ麺を二つ食べました。

悠々とラーメン食べてたら、またゆうちゃん遊び始めるし。

何やってんの、、彼らも相当ハイになってるみたいですね。しかしここで食べたカップ麺は、今まで食べたどのラーメンより旨かったぜ。。

RedSugar氏も写真欲が抑えられない様子。

そして結局僕も何度も撮ってもらいました。なかなか来れない山であるがゆえに、なかなかみんなも下山したくない模様です。

しかし、下山しなければいけない!6時間の地獄レースに耐えなければならない!!この景色を僕は忘れまいと胸に刻みました。

8:50。下山開始します。コースタイム通りいけば、15時前にはトムラウシ温泉に下山できるので、ギリギリ1時間はお風呂に入れそうです。3日ぶりの温泉とか、マジでイッっちゃうわ。

下山途中、目の前にはずぅーっと十勝岳を望むことができます。十勝岳から見るトムラウシ山はどんな風に映るのかなと思いながら足を運んでいました。

9:10。巻き道との合流地点に到着。ここには南沼キャンプ指定地があります。実際にテントも数張ありました。ここでテントもよさげだなぁと思いましたが、ヒグマが怖すぎますのでやっぱりやめます。

ペンキで「トムラウシオンセン」と書かれた岩がありました。いよいよ僕らの旅も着実に終わりに向かっているようです。

さっきまであの頂にいたのかと思うと、達成感が押し寄せてくると同時に、寂しさも込み上げてきました。トムラウシ山に感謝です。

陽が高くになるにつれて、ジリジリと気温も高くなってきました。ここで昨日煮沸して作った2Lの水が、半分ぐらいになっていることに気が付きました。あと6時間、持つのかこれ。。

雪渓を見るたびに、早朝に生死の境を彷徨う苦戦を強いられた氷河のことを思い出します。。あんなところよく素人の僕が登れたなと、今でも振り返って思います。

朝方は暗くてあまり花を発見できなかったですが、エゾコザクラが元気に咲いていました。

チングルマは今日も元気です。

そしてめちゃくちゃ暑いです。これはマジで水が持たないかもしれない。。さっきカップ麺を僕の水で4人分作ったので、あとでみんなから水を分けてもらうことにしました。

9:40。トムラウシ公園に到着。ここがめちゃくちゃお花畑が広がっていてきれいでした。ここらで水分補給のために小休止しましたが、後日ヤマレコを読んでいたら、まさにこのあたりでこの時間帯にヒグマがいたようです。休憩挟んでおいてマジでよかったわ。。

トムラウシ公園からはトムラウシ山の全貌を眺めることが出来ます。これ、とてつもなく大きいですよ本当に。スケールが全然違います。

さて、次なる目的地である前トム平まで向かいます。今まで僕は先頭を歩いていましたが、疲れたのでペースメーカーを交代してもらい、後ろを歩くことにしました。

さくさく歩いて10:13。前トム平に到着。本当はここでも休憩するはずでしたが、あと35分歩けば「コマドリ沢」に着くので、そのまま歩いてしまおうということになりました。

だけど、沢の水は要煮沸だし、ガスも使い果たしてしまったので、生水は飲めないのです。。あああぁぁあ、冷たい水が飲みたい。。。。

前トム平からしばらく歩くと、目の前にとんでもないカールが現れました。

カールっていうか、、壁??仙丈ケ岳とかのカールが小さく思えます。

10mmの超広角レンズでもその全貌が入らないほどデカイ。ただただデカイ。トムラウシはいったいどこまですげぇ山なんだ。

コマドリ沢へ向かうために雪渓を下ります。この雪渓が下りにくくて難儀しました。

誰かがスキー板で通ったんじゃないかと思える轍が付いていて、でもそれが時々1つに合流していたりして、足を取られて何回か転びそうになりました、というか転びました。皆さんも気を付けてください。

ヒップソリとか持ってたらすいすい下れていいかもしれないですね、荷物になりますが。

10:41。コマドリ沢に到着。ここまでコースタイムを30分程度巻いて下山してきました。とにかく暑くて暑くてバテそうだったので、ここで顔を洗ったりして休憩することに。
「あぁ。。冷たい水飲みてぇなぁ。。この水飲めないのかなぁ。。」とみんなで靴を脱いで涼んでいたところ、とてつもない特ダネ情報が転がり込んできました。

同じく休憩していたグループの中にガイドさんがいまして、この沢は飲めないけど、その脇から流れてきてる水なら飲めるよ」との神のお告げが…!!

写真でいうとこのあたりです。緑のウェアを来ている方の奥に流れている水があります。

キンッキンに冷えた水を500ml一気飲みです。こんなに救われたことはあっただろうか。。水の残りがあと500mlで4時間を過ごさなきゃいけなかったので、本当に助かりました。体の芯から潤っていくのを感じました。
(ガイドさんの言うことなので間違いはないと思いますが、このあたりは自己責任でお願いいたします。)

水で身体を潤した後は、靴を脱いでリラックス。完全なるオアシスやで。

ここの水も冷たすぎて10秒もつけていられませんが、顔を洗ったり、髪を濡らしたり、身体を軽くふいただけでも、まとわりついた汗が抜け落ちていき、ドラクエで言えばべホマズンまではいかないけど、ベホマラー以上の効果はあったと思います。

11:17。30分休憩したため、コースタイムがプラマイゼロになったところで再出発です。

しかし、、、

このコマドリ沢から、まさかの登り返しが待っていました。しかも只者ではない激坂です。

勘弁してくれよ、、せっかくベホマラーで回復したのに、痛恨の一撃を食らって一気に瀕死状態になった気分です。文字通り喘ぎながら登りました。登山中に苦しすぎて声を荒げたのはこの時が初めてです。本当にきつくてゲロるかと思いました。。

11:48。個人的にはこの旅一番の激坂だったと思いますが、瀕死状態ながらもなんとか登り切りました。全ての体力、精神力をここで使い果たしてしまいました。。冗談抜きに2016年で一番きつかった坂だった。

次のポイントはカムイ天上という箇所で、ここから約70分。ギンギラギンに太陽が照り付け、残り少ない体力を奪いにかかってきます。

ここのコースは2003年に開通したコースだそうです。「ササの刈り払いで高山植物は見られない」と地図に書いてある通り、何の面白みもない新道です。ちなみに旧道は先ほどの沢沿いにあったそうですが、現在は通行止めになっています。

12:20。カムイ天上。結構サクサク歩いたので、再び30分巻きました。次のポイントは温泉コース分岐、約50分の道のりです。

12:57。さすがに疲れたので日陰で休憩。エネルギー不足にならないように、余った行動食をむさぼっていきます。ちなみに今回持っていた行動食は、キットカット、きびだんご、ちーかま、柿ピー、ウィダー、塩キャンディ、カロリーメイトなどです。もう少し持って行ってもよかったかも。

13:04。温泉コース分岐到着。いよいよ標識にもトムラウシ温泉の文字が見えてきましたが、なんと。。。!!まだここから1時間20分も歩かなければいけません。

左に曲がると「短縮コース登山口」に下山でき、ここからかかる時間はたった15分ですが、車がない僕らは短縮コースに行っても意味がないのです。

おお神よ、、あと3.3kmも歩けというのか。。無慈悲なり。。

歩く!

歩く!!

歩かなきゃ着かないんだ!!!

「←国民宿舎東大雪荘」きたーーーーーー!!!

人里だぁぁぁぁぁぁーーーーー!!!

14:15。下山完了

もう、、もう歩けないよ。。。こんなにうれしい下山はないよマジで。

みんなでこの鳥居を横並びで潜ろうぜ!!!!

せーのっ!!!えいやー!!

汗臭い、泥まみれの、おっさん4人どもを暖かく迎えてくれるトムラウシ温泉東大雪荘。

ちなみに帰りのバスはここから出ていて、16:15発なので、約2時間はゆっくりできます。巻けてよかった。

嬉しい気持ちが込み上げると同時に、張り詰めていたものが安堵感により、疲労感となってどっと吹き出してきました。

東大雪荘はトムラウシ山登山の拠点として人気の温泉宿で、当然トムラウシ山の情報も豊富で、登山者の寄せ書き掲示板もありました。

休憩室も清潔感たっぷりです。はやく温泉入ってグダグダしたい。

湯船に入った瞬間、大声でイッってしましました。この旅で何回イッったかわからないですね。

温泉に入ってさっぱりした後は、売店をうろつきます。みんなそれぞれお土産やトムラウシTシャツを買っていました。僕はバッジを買いました。

買い物を終えた僕らの目に飛び込んできた札幌クラシックの看板。

飲まないわけがないですね。3日間歩きとおせた達成感、下山出来た安心感、目に焼きつけた数々の絶景、、、それら全てを凌駕するほど、このビールを飲むためにトムラウシ山に登ったんじゃないかと誤解するほどの味でした。みんな自然とにこやかにというか、顔がニヤけていて、それぞれキモイぐらいの恍惚の表情を浮かべていました。

プリン。甘いものがしみるぅぅぅーーー。

16:15発のバスまでグダグダした後、乗車するためトムラウシ温泉に別れを告げました。veryblue氏もやり切った感満載のポーズ。

このバスにのって、新得駅まで運んでもらいます。

バスではどっとあふれ出る安堵感に包まれて、2時間ノンストップで眠り続けました。

17:55。新得駅到着です。実はここからさらに3時間以上電車に揺られて旭川に戻る予定だったのですが、想定外の事態が起こりました

RedSugar氏のご両親がお出迎えです。新得駅まで迎えに来てくれただけでなく、なんとご実家に泊めて頂けることになりました。RedSugar氏とご両親、本当に本当にありがとうございました。新得駅からさらに3時間以上の移動は、正直厳しかったです。。

GuestHouseRedSugarに荷物を置いた後は、めちゃくちゃ腹が減っていたので、回転すしを食べに行きます。

野郎4匹は空腹が極限状態だったので「1人20皿は余裕で食えるな!これノルマな!!合計80皿な!!」と、またわけわからないことを言いだす。

うほっ。

うほっ。寿司祭りだーー!!!と勢いよく食べ始めたのですが、、

合計50皿でした。僕は15皿程度でお腹いっぱいになってしまいました。。わんこそば200杯食べたあの胃袋はどこに行ったんだ。。情けないのう。。

お寿司でお腹いっぱいにした後は、スーパーでお酒とおつまみを買いに行きます。っていうか、外がマジで寒い。夏とは思えないぐらい寒かった。

十勝と言えばよつ葉牛乳。ここで初めて見かけましたが、この間関東でも売っているのを見かけて、懐かしくなりました。

スーパーで買ったスイカを食べながら、クラシックをグビっと。もう少し飲み食いするつもりで、おつまみとかも買っていたのですが、、

3日ぶりの布団の誘惑には勝つことが出来ず、誰もお酒を進んで飲もうとせず、ふっかふかの布団の暖かさとやさしさに自然と大笑いしてしまうほど、極楽浄土に包まれて一瞬で寝落ちしたのでした。そして、Redsugar氏は、やっぱりパンツも赤かったのであった。

 


あまりの圧倒的な景色と、かつてないほどのドピーカンに包まれたトムラウシ山。
かつて悲劇的な事故を生んだ山と同じ山とは思えないぐらい、とてつもなく素晴らしい山でした。

縦走でしか味わえない辛さ、苦しさがありましたが、縦走でしか味わえない感動が、その何倍もありました。
足を引っ張った場面もあったかと思いますが、一緒に登ってくれたメンバーには感謝しています。

 

そしてこんな適当なブログを読んでくださった方々、ありがとうございました。
さらなる詳細はRedSugar氏やveryblue氏のブログを参考にしていただければと思います。

次回は最終回です。無理やり詰め込んだ観光編をお届けいたします。

 

 

大雪山~トムラウシ山縦走の地図はこちら。

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 大雪山 十勝岳・幌尻岳 2016 (登山地図 | マップル)

 

 同行したRedSugar氏のトムラウシ記事はこちら。

www.redsugar.red