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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【立山】真夏ドピーカンのファンファーレが鳴り響く富山県最高峰、日本三霊山で安全登山を願う山旅


2016年8月5日(金)~7日(日)
富山県は立山エリアに旅してきました。今回は贅沢にも山小屋を予約して、山を歩いてきました。

1年ぶりの北アルプスに足を踏み入れ、その雄大な立山連峰に圧倒され続けた3日間の始まりです。

8月4日(木)

仕事を終えた後、速攻で準備して、東京駅へ向かいます。

22:40発のドリーム金沢で富山駅へ向かいます。夜行バスに乗るのは、佐渡島以来です。

快適な3列シートであるため、隣や周りを気にすることなく、すぐに眠ることが出来ました。

日付が変わった0:48。バス車内が思いのほか暑かったので、アイスを食べることに。なんとなくこれから富山に行くので、富山湾の深層水塩を使用したと謳っているものにしました。

早朝5:14。有磯海サービスエリア到着。

北陸新幹線が唯一見えるサービスエリアのようですが、こんな朝はやくに新幹線は通っていませんので、見ることはできませんでした。

 

8月5日(金)

6:00。富山駅到着。ここで予約をしておいた室堂行きの直通バスチケットを購入します。

なお、直通バスが予約できなかった場合には、電車やバスを何度も乗り換えすれば、室堂へ行くことが出来ますが、重い荷物を背負って何度も乗り換えするのはきつそうです。

チケットを受け取った後は、残り少ない時間で朝ご飯を食べます。今回も恒例のゆきんこ氏が同行してくれました。

あったかいうどんを頂きまして、お腹を満たしてきました。味はシンプルで美味しいかったです。

室堂行きのバスは片道3,100円です。結構高いですよね。。

途中、立山あるぺん村で休憩を挟みます。ここは2015年9月に折立に向かった時にも立ち寄った箇所でした。

立山道路入口。ここから室堂までは山道をくねくねと登っていくので、車酔いに注意です。

くねくねと標高を上げるにつれ、雲よりも高いところまでやってきました。

この日、天気は午後から崩れそうだったので、今日は室堂をブラブラしたり、山小屋でダラダラして過ごすつもりでしたが、この好天を見て、登ってみようかと悩み始めました。

9:23。室堂バスターミナル到着です。平日だというのに、この賑わい。立山の人気っぷりを早速目の当たりにします。

うどんを食べてから3時間ほど経過しているので、バナナでエネルギーチャージします。

とりあえず天気は良さそうだし、行けるところまで行ってみて、崩れたら引き返そうということに。

「立山玉殿の湧水」。なんかエロイ文字面な感じがするのは僕だけでしょうか。殿とかってあたりがちょっと狙っている気がする。あ、水は美味しいのでそこは問題ありませんよ。

雑誌で見たことのある景色が目の前に広がっています。

これが立山。雄山(おやま、3,003m)、大汝山(おおなんじやま、3,015m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、2,999m)から構成されている立山です。

石畳でよく整備された道ですが、思いのほか歩きづらいと感じました。

地図がいたるところにあるので、迷うことはないでしょう。さて、ここで本日のルートをご紹介。

室堂を出発し、一ノ越を経由して、雄山、大汝山、富士ノ折立を経由して本日のお宿雷鳥荘へ向かいます。

足元のチングルマにも励まされながら歩を進めます。

ゆきんこ氏は岩手山以来の登山で、なおかつ荷物もたくさん背負っているため、序盤からバテテいました。

振り返ると、奥大日岳の向こう側に雲海が出来ていました。

祓堂というポイントまで来たところで、お腹が空いたのでご飯を食べていると、、

あれれれ???

すっかり一面ガスに覆われてしまいました。

お昼ご飯を食べ終わっても一向にガスが晴れる気配はなく、やはり天気予報は当たるんだと思いましたね。それに今日は夜行バス明けでコンディションも悪く、なにより荷物が重く、楽しめそうになかったので、おとなしく雷鳥荘で過ごすことにしました。


足元のお花は何でしょうか、、勉強しなきゃ。。

イワギキョウかな?

ウサギギク

白装束の一団が目の前を横切っていきましたが、ザックを背負っているのを見て、なんとなく違和感。

ヨツバシオガマなどの花を愛でながら室堂へ向かいました。

室堂バスターミナルには、ノースフェイスのお店があります。とても標高2,400mとは思えない。

「星に一番近いリゾート」がキャッチフレーズのホテル立山の入り口が隣接していました。一泊の値段を見たら、とても手が出る値段ではありませんでした。。

室堂で今夜のビールや明日のお昼ご飯などを調達して、雷鳥荘へ向かいます。

アザミ。ゆきんこ氏は荷物が重くてかなりくたばっている。

みくりが池温泉が見えてきました。

みくりが池。もうすっかり山頂はガスってしまっているので、下山してきて正解でした。

もう歩く気力すら沸いてこないゆきんこ氏。「あと少しで雷鳥荘だから、着いたら温泉入れるよ!」と励ます。そう、この真夏に山の上で温泉に入れるので、小屋泊に決めました。

雷鳥荘の看板はいくつもあるが、なかなか着かない山あるある。

地獄谷展望台。地獄谷は有毒ガスの影響で歩くことが出来ないエリアです。確かに有毒ガスでむせたりしている人は周りにいましたね。

このあたりは山崎カールと呼ばれている一帯のようです。

上空は晴れているので、山頂では雲海が広がっていたりするんでしょうかね。僕は深夜バスのツケが回ってきて、眠くて足が重たくなってきました。

ゆきんこ氏は魂が抜けたようにぼーっと歩いていました。

僕は特に苦しくなかったですが、すれ違う人はてぬぐいを口に当てたりしていました。

左下に見えているのはリンドウ池。「ぐるって回っていくのだるいなぁ」と思っていたら、ゆきんこ氏も同じことを口にしました。

血の池と呼ばれる赤い池がありました。火山跡が池になったもので、酸化鉄が多く含まれているために、赤い色をしているようです。

写真左奥に、ようやく雷鳥荘が見えてきました。あんまり距離歩いてないのに、とにかく最後はバテバテでした。室堂で買ったビールがかなり重かった。。

14:39。雷鳥荘到着。さっそくチェックインします。1泊2食付きで9,050円です。ちなみに相部屋です。今日から2泊お世話になります。

館内は随時紹介していきますが、非常に手入れのされた清潔感のある山小屋でした。山小屋というスペックにしては、かなり上級かと思います。

買ってきたビールは4本。早速外に出て飲みに行きます。

「もう疲れました」Tシャツ。僕のいまの気持ちを表現しています。

ガス取れねぇかなぁ~と、ぼーっとカールを眺めながらビールを飲みます。

こういうまったりした時間を山で過ごすというのはいいもんです。何にも考えなくていいしね。

雷鳥荘からは雷鳥沢キャンプ場が見渡せます。この日も無数のテントが張ってありました。テントでグダグダ何もしない日とかやってみたいですね。

ガスが晴れないのでとりあえずお風呂に入ってさっぱりした後、もう一度外に出てみたら、ガスが晴れていました。

雷鳥荘にはテラスもあるので、ここでビールピッチャーで飲んでいる団体さんもいらっしゃいました。ええのぅ。さて、夕食の時間なので戻ります。




お刺身やお肉などたくさん出てきました。ご飯もお代わり自由なので、明日に備えて3杯食べておきました。

夕食の後は、さらにビール。18:30にもなれば、ガスは完全に取り払われていました。

うんめぇ!!

ご飯&温泉でようやく体力が回復したゆきんこ氏。

18:45。情熱的な立山アーベントロート。これはかなり感動して、ビールを飲むのを忘れるぐらいきれいだった。

西の方角には雲海がびっしり敷き詰められていました。

立山町のほうでしょうか。下界は曇っているんでしょうね。

その雲海を収めようとするゆきんこ氏。

明日登る山々です。2016年初の3,000m峰です。この後、もう一度温泉に浸かり、星空撮影へ。

僕は一眼レフを所持していながら、すべてオートで撮っているほどの疎い人間なので、星空をどうやったら撮れるか知りませんでした。その場でスマホで調べながら奮闘しました。

薄いけど、流れ星なんかも撮れたりしました。

雷鳥沢キャンプ場と星空。まだまだカメラは奥深く、学ばなきゃいけないことがたくさんありますね。
次の日も早いので、このあたりでお開きにして、寝ることにしました。
少し長くなってしまいましたが、このまま翌日も書いてしまおうと思います。

 

8月6日(土)

3時半に起床し、4時半前には出発です。昨日辿ってきた道を戻って室堂方面へ向かいます。

この日はこんな感じで歩きます。前日の予定と何ら変わりませんが、ピンクが往路、青が復路です。

ミドリガ池と奥に立山。まだ夜明け前なので、イマイチ写真映えしません。

右奥に見える山小屋は、立山室堂山荘で日本最古の山小屋のようです。そばを通りましたが味があってよさそうです。ただ温泉がないので真夏はネックになりそう。

振り返ればホテル立山が左手に見えます。ハイシーズン以外であれば、手が出そうな宿ですが、それでも高いです。

こちらが日本最古の山小屋「立山室堂山荘」。玄関先で準備している宿泊者の姿も見られました。

ゆきんこ氏が背負っているザックはポケッタブルザックです、いわゆるアタックザック。ゆきんこ氏には最低限の荷物だけ持たせて、僕がゆきんこ氏のザックを背負ってライト装備で出陣です。

朝早くに出たために、登山道を独占。快適な立山になりそうです。

5:35。一の越へ向かう石畳。昨日もそうでしたが、やはり足に響くので疲労がたまりやすいです。でも荷物が少なく身軽なので、なんとかゆきんこ氏も耐えられそうです。

前日にお昼ご飯を食べた「祓堂」というポイントで朝ご飯を食べます。

宿泊した雷鳥荘で朝ご飯をお弁当に切り替えてもらいました。塩味が効いていて美味しいです。

朝ご飯を食べていたら、朝日が昇ってきて、周辺の山頂部を照らし始めました。これは浄土山方面です。

朝ご飯を食べ終わったので再出発。ここから先は初めて歩く道なので楽しみです。

一の越山荘が見えてきました。何よりも石畳が疲れるので、はやく普通の登山道を歩きたい。。

写真中央に見えるピークは奥大日岳です。次の日に登る予定です。

浄土山が朝日に照らされています。早く朝日を全身に浴びて歩きたい。

この石畳の道が、いやに長く感じました。苦手意識があるせいか、少し疲れました。

6:20。一の越到着。2,700mに立つ山荘です。本日最初のピークである雄山はここからさらに300mも登る必要があります。

一の越からは北アルプス南部が丸見えです。

一の越山荘のそばにはトイレもございます。とてもきれいで清潔でした。協力金100円は必要です。

僕がトイレにいって戻ってきたらゆきんこ氏はお昼寝?というか朝寝をしていました。まだ寝ぼけている様子。

いや、しかしこれはすごい景色だ。。2015年に登った笠ヶ岳、薬師岳、黒部五郎岳をはじめ、当然槍ヶ岳も見えました。

室堂方面に目をやると、奥大日岳がとてつもない存在感でたたずんでいます。

雄山へ向けてアタック開始。ここの急登がかなりの傾斜ですし、落石も発生しやすいので、注意しながら進む必要があります。

少し上っただけで、浄土山と同じ目線になります。浄土山は今回パスしてしまったので、また登りに来ます。

ところどころ手を着きながら登るような場所もあります。そして下から団体のハイカーたちが迫ってきています。話声で不快指数が高まりますので、追い詰められないように祈るばかりです笑。

ガレている坂道を我慢しながら登ります。こっち側は写真映えしないので、、

左に目を向ければ奥大日岳などを見て、明日へのやる気もみなぎらせながら登っていきます。


こんな岩場でも花が咲いているという生命力にも驚かされます。ここ2,700mなんですよ、すごいですね。


影雄山を見ることが出来ました。

雲一つないドピーカンをつかんだ。立山登山を1日ずらしておいて正解でした。



イワツメクサなどの花に目をやりながら一歩一歩進んでいきます。

雄山山頂が近づいてきました。既に標高3,000mは目前です。


とんでもない景色に登る時間よりも眺める時間の方がウェイトを占めてきました。

アルプスデビューであるゆきんこ氏。僕も2014年にアルプスデビューしたばかりですが、こうやって他人を連れてくることができてよかった。

立山は北アルプスに属していますが、立山連峰・後立山連峰という言葉もあるぐらい、立山で一つのアルプスが成立しているように感じます。

バスで室堂まで来ることが出来て、そこから数時間登ればこの景色。その時間が長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいると思います。

こんな贅沢な景色が見れるなら、それまでの移動時間も吹っ飛んでしまいます。

絶壁に咲くイワツメクサ。

7:39。1座目雄山(3,003m)登頂です。

雄山山頂に、雄山神社が君臨しています。どんだけすげえとこに建ってるんですか。

アルプス1座目を踏んだゆきんこ氏。虜になったのか、もうさんざんと思ったのかは、これから聞いてみようと思います。

僕自身も北アルプスに足を踏み入れるのは4回目です。これからも年に1回ぐらいは絶景を拝みに来たいもんです。

初めて生で見る北アルプス。これまで雑誌でしか見たことのなかった北アルプス。彼女は何を思うのでしょうか。

足元の表示板には名峰の名前がたくさん書いてあります。まだまだ登ったことのない山ばかりですが、少しずつステップアップしていきたいと思っています。

雄山神社に登拝するため、受付をします。500円です。

あのてっぺんで安全登山のご祈祷を受けることが出来ます。

前日、室堂を歩いているとこの赤札をザックにつけている人が何人もいて「なんだろう」と思っていたのですが、ご祈祷を受けるともらえるものです。


ちなみに立山は日本三霊山に選定されいます。「富士山」「白山」「立山」を束ねてそう呼ぶそうです。残りは白山ですが、今年行けなかったので、来年かなぁ。

ここから先は神聖な場所であるため、気を引き締めて参ります。

山頂には小さな社が建っています。こんなところに建てたのもそうですが、資材を運ぶのも本当に大変だったろうに。

神主さんが山頂にいますので、挨拶をして、ご祈祷まで待ちます。すげーパワースポットに来た気分です。

ご祈祷が始まるまで、正座して待つことにしました。

ゆきんこ氏は初の3,000mに高山病にかかるかと思いましたが、何の問題もなかったそうです。

おみくじがありましたので、引いてみました。結果は後程。ご祈祷が始まりましたので、真摯な態度で臨ませていただきました。

終わりますと、御神酒が振る舞われます。味の良しあしよりも、とてつもなく神聖な気持ちになります。これからも安全に登山できる気がしてきました。

雄山神社に感謝です。今日はこんなに晴れてくれたけども、雨の日や風の日や雪の日も、いつもここに鎮座しているんでしょうね。ありがとうございました。

さて、引いたおみくじですが、大吉でした!今日の山旅は完全に上手く行ってると実感しました。

これから大汝山と富士ノ折立の2座が残っていますが、既に満足げです。

山頂にある売店には、軽い飲み物もありましたが、神社オリジナルの手ぬぐいやお守りも売っていましたので、買わせていただきました。

てぬぐいはこんな感じ。登山お守りは1,000円しましたが、今でも大切にザックにくくりつけてあります。

立山ありがとう!雄山ありがとう!

8:35。1時間ほど雄山でゆっくりしていまいましたので、次なるピークである大汝山へ向かいます。

この時間帯になれば人も増えてきて、少しずつご祈祷待ちも発生するかもしれないので、早めに出るのがやはりよいと思います。

少し進んで振り返れば先ほどご祈祷を受けた雄山神社がそびえる。この角度から見ると、なおさら岩の先っちょに建っているようにみえるので、どうやって立てたのか不思議で仕方ないです。

これからも安全登山心掛けて、登山を楽しみたいと思いました。

室堂方面を見ると、眼下には雷鳥沢キャンプ場、みくりが池、奥大日岳など、これでもかというぐらいたくさん見渡すことが出来ました。

澄み渡る青空と、吹き抜ける風が心地よく、また今年初の3,000mということもあり、ここの景色はとても印象深かったことを覚えています。

9:11。大汝山の肩に到着しました。

大汝山の肩には大汝休憩所があります。キンキンに冷えた炭酸やアルコールもありました。

大汝休憩所にザックをデポって、大汝山へ向かいます。

9:19。2座目大汝山(3,015m)登頂

富山県最高峰です。ちなみに「福島の底力」と書かれたTシャツに着替えています。周りの人に少し笑われました。

大汝山からは、黒部第4ダム(通称:クロヨン)を見ることが出来ます。

黒部ダムの建設は困難を極めたことはご存知かと思います。そんな先人たちの底力には到底及ばないわけですが、福島人の誇りも見てもらおうと思い、このTシャツを着ています。

黒部ダムの向こう側には針ノ木岳や蓮華岳などが見えるのでしょうが、登ったことがないので、全くわかりません。

ゆきんこ氏も3,015mの山頂に立ちました。この岩を登り下りするのに怖がっていました。

大汝休憩所まで戻ってきたあと、昼食です。昨日室堂で買っておいたあんぱんがパンパンになっていました。

「ますの寿し」。こちらも室堂で前日に仕入れておきました。

富山県最高峰で、富山の名産を食す。

なかなか中身を見せてくれないじれったい包装で、どんどん期待値が膨らんでいきます。

ぎっしりと詰め込まれたご飯とマス。海抜0mから3,015mまで富山をしゃぶりつくすランチの始まりです。

雷鳥荘からのお弁当と合わせて食べましたが、もちろんます寿しに軍配はあがります。

靴を脱いで、3,015mの絶景を前にして食べるます寿しは格別です。

ずっしりとザックの中で存在感を放っていたます寿しですが、担いできて正解でした。この日、一番富山県を楽しんだ自信があります。

ランチをしながら目の前には剣岳(2,999m)。写真左側のピークがそれです。

ごつごつとした岩の殿堂。ここもいつの日か登る日が来るんでしょうが、ビビリなのでまだまだ行く気が起きません。

10:49。またしても1時間ぐらいゆっくりしてしまいました。ごはんも食べ終わったので、次のピークである富士ノ折立へ向かいます。

この頃には下界には雲が出来上がっていて、雲海が敷き詰められていました。

11:00。富士ノ折立の肩に到着です。ここからもザックをデポって山頂へ向かいます。

11:07。3座目富士ノ折立(2,999m)登頂

剣岳とまったく同じ標高ですが、見える景色と、登った時の達成感は全く違うのでしょうね。

ちなみに恥ずかしいので「福島の底力」Tシャツは脱ぎました。

あと1歩足を踏み出せば剣岳に着いてしまうような写真ですが、剣岳は日本の山で一番最後に登頂された山なので、「日本地図に一番最後に描かれた地名」です。「日本最後の空白地帯」と呼ばれた剣岳への登頂は、僕のような素人はまだまだ先の話だと思っています。

雲海に浮かぶ奥大日岳。ここから見下ろすと、雷鳥沢がいかに山に囲まれた場所が分かります。

これで雄山、大汝山、富士ノ折立全て登ることが出来たので、宿へ戻ります。

明日は写真左側の奥大日岳へ登ります。今日も明日も結構ハードなので、しっかり休む必要があります。

肩まで戻ってきたタイミングで頂上ではしゃいでいる若者がいました。肩から見ると、かなり怖いように見えますが、上は普通に足場はしっかりしていました。

さて、下山です。富士ノ折立からは足場がザレていて滑りますので、注意する必要があります。

この時間帯になれば渋滞も発生していたので、ゆっくり降りるしかなかったので、ちょうどよかったかもしれません。

後立山連峰です。いったいどれが何の山なのか、鹿島槍から五竜岳あたりまで見えているんでしょうが、登ったことがないのでさっぱりです。

この尾根の先には別山があります。浄土山雄山と合わせて「立山三山」と呼ばれているそうですが、今回は体力的にパスしました。また来ればいいしね。

後立山連峰をバックにイワギキョウ。紫色で縦長の花が特徴的です。

このザレ場の下りで集中力をだいぶ使ったようで、ゆきんこ氏は少しバテ模様。

別山方面へ行く分岐に到着しました。真砂岳はその手前にあり、10分程度で着けるそうですが、欲張りはやめて下山します。

下山で使うルートは大走りと呼ばれるルートで浮石が目立つルートです。体力・集中力的にしんどそうなので、ここで休憩を挟むことに。カンカン照りの中お昼寝などをしました。

このあたりにもイワギキョウが咲いていました。

12:32。大走りの下山開始。斜面をトラバースしていくような形で始まります。

翌日に登る奥大日岳からはどんな景色を見ることが出来るのか、今から楽しみです。

浮石も注意が必要ですが、とにかく傾斜がきつく、足腰にガンガン響く下山道でした。しっかり休憩しておいて良かった。

九十九折りに果てしなく続く道に、若干心を折られそうになったのは言うまでもありません。

気付けば室堂平と同じ目線まで下山していました。まだまだ下るみたいだし、まさか雷鳥荘までは登り返しがあるんじゃ・・

枯れかけのチングルマ。花たちの短い命が終わろうとしています。もう夏も終わるのかと思うと少し寂しくなりました。

右側の稜線が別山へ続く道です。別山経由で戻ることも考えましたが、この日はとても暑かったので、体力的にも大走りを使って正解でした。

13:56。大走りの下山完了です。ゆっくり慎重に下りましたが、コースタイム通りでした。

賽の河原と呼ばれる一帯に到着。賽の河原ってどの山にもありますよね。

振り返れば立山の大きなカールを臨むことが出来ます。

まさに今目の前に雑誌で見たことのある景色が広がっていて、それをこの目で見ることが出来て、感無量でございます。

立山って渋いイメージがありましたが、とんでもない。他の山々を見渡せる随一の展望台であることは間違いない上に、立山自体の圧倒的なスケールは立山アルプスと名付けてもよいと思いました。

この景色を明日も見れると思うと、山小屋に2泊してゆっくり楽しむ作戦は大いに成功であったと思っています。

奥に雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。ゴールが近づいていることに心持ちが少し楽になります。

浄土沢と呼ばれる川を渡ります。めちゃくちゃ冷たそうなので、水浴びしたいなぁ。

水に手を付けて温度を測るゆきんこ氏。ここで水浴びするのもいいけどなぁ、、はやく温泉にも入りたいという葛藤が生まれます。

我慢できませんでした!!ヒャッハー!!!

半端じゃない水温に足がビリビリと痺れはじめ、10秒も入れていられませんでした。

ゆきんこ氏も裸足になり、水浴び。足にたまった疲労が川に吸い込まれ、流れていきました。


ここの沢は雷鳥沢キャンプ場からも近いので、テント場でゆっくりだらだら過ごすのもいいですね。

僕らのほかにも何人か水浴びをして遊んでいる人たちがいました。

14:51。雷鳥沢キャンプ場。快晴の週末ということもあり、テント場は色とりどりのテントでにぎわっていました。

いつの日かここでビール飲んだり、本読んだりして、山に登らない時間を過ごしてみたいもんです。そして、、

予想的中の登り返し。これは振り返って雷鳥沢キャンプ場を撮ったシーンですが、雷鳥荘までの登り返しが、この日一番の踏ん張りどころでした。水浴びで体力回復させておいて良かった。

15:12。雷鳥荘到着です。休憩含めて11時間の行動時間でしたが、夜までダラダラできるので問題なし。

ささっとシャワーだけ浴びて、山荘前のベンチでビール。

余ったます寿しと一緒に流し込む地ビールは格別でした。

夕食の時間が近づいたので廊下に出てみると、ものすごい行列。ハイシーズンの小屋の混雑具合はすごいですね。

この日の夕食はこちら。

海産物も豊富に使われており、なおかつ前日のメニューとは異なっていたので、その面でも楽しむことができました。

キンキンに冷えたビール。前日は我慢しましたが、立山を登り終えた開放感により、気付いたらビールをオーダーしていました。この日もご飯を4杯食べて翌日の英気を養いました。

沈みゆく太陽。充実した1日が幕を閉じます。

この日登った立山を眺めて物思いに耽るゆきんこ氏。

次回は雷鳥沢キャンプ場でぐだぐだしたいなぁと羨ましそうに眺める僕。テントの中でも思い思いに過ごす夜があるんだろうなと思い、この日は床につきました。

 

初めて訪れた立山エリア。
東京からは距離が遠いのでなかなか行く気が起きませんが、交通の便は充実しています。
「夏に立山に行きたい!」と思い地図を買ったのが2年前。ようやく夢を叶えることが出来ました。

後立山連峰にも行くチャンスは過去あったのですが、まずは立山本体に登らない訳には、後立山にも行けないだろうと思って、後回しにしていました。
本当は立山と剣岳はセットで登ったりすればいいのかもしれませんが、また来ればいい話なので、明日は奥大日岳に登ることに。

剣岳の大展望が待ち受ける奥大日岳レポートは次回お送りいたします。

読んで頂きありがとうございました。

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立山エリアの地図はこちら。

山と高原地図 剱・立山 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 剱・立山 2016 (登山地図 | マップル)