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Season Map

季節を追いかけたエピソードを綴っています

【奥大日岳】山頂へ向かう理想的な稜線、立山・剣岳を眺める大展望、真夏最高潮を締めくくる山旅


2016年8月7日(日)

立山エリアの奥大日岳(おくだいにちだけ)に登ってきました。
前日は立山を思う存分楽しんだので、特段決めていなかったけど、奥大日岳に登ってみることに。
地図には「剣岳大展望」と書いてあるので、どんなもんか登ってきました。
2016年の夏山を締めくくるにふさわしい1座でした。
ちなみに前日登った立山レポートはこちら↓ 

map.erokuma.pink

2016年8月7日(日)

朝2:30起床。とんでもなく早起きしましたが、下山後に慌ただしく、温泉に入ったりご飯を食べたりするのが嫌だからです。3時半に出発しましたが、あたりは真っ暗です。ヘッデン登山です。

本日のルートはこちら。ピンクが往路、青が復路です。

4:46。出発して1時間以上経ちますが、まだ夜明け前です。ちなみに明かりが二つあるのは、ヘッデンと懐中電灯です。ビビリなので2つで照らしています笑

方角によっては明るく映ったりもしますが、暗くてピントが合いません。ちなみに写真左に雷鳥沢キャンプ場が見えます。

振り返れば昨日登った立山が見えました。ここから見ると、右側のピークの浄土山が一番高く見えますね。

5:00。THE・朝焼け。剣岳のシルエットがとんでもなくかっこいい。

いつの日か剣岳に登れる日を夢見て。これからもっともっと修行してステップアップしなきゃね。

5:35。少しずつ明るくなってきて写真も普通に撮れるようになってきました。両脇の草たちが朝露で濡れていました。ゆきんこ氏が僕の代わりに犠牲になってくれました。

太陽の光がてっぺんにちょこんとだけ当たっています。今日もいよいよ一日が始まります。

ハクサンフウロ

ミヤマアキノキリンソウ

振り返れば浄土山から立山、別山まで見渡すことが出来ました。

剣岳の前を通る光のカーテン。剣岳のかっこよさをひときわ際立たせています。

チングルマ

あの左側のピークは薬師岳でしょうか。一度登ったことがあるのに、分からない。。笑

6時近くなってきて太陽の光が十分届くようになってきました。ゆきんこ氏は暑くて1枚脱いだ模様。

こうやって前日に登った立山を見ていると、不思議な気分です。あんな急斜面を本当に登ったのか、疑問です。

奥大日岳は立山から見た時の存在感が半端ではなく、それで余計に登りたくなりましたが、この稜線はいいもんです。

いまからこの稜線を独り占めできると思うと、それはこの上ない贅沢というものです。

だって振り返ればいつも奴が見えるんです。こんな贅沢な稜線はないですぜ。

稜線はなだらかに山頂へ伸びていて、標高差300mをじわじわと登る感じです。

クルマユリ

トラノオ??

立山道路の向こう側に佇む薬師岳。さらにその向こう側には笠ヶ岳。2015年の秋に縦走した日々を思い出します。

この日は異常なまでのカンカン照りで、早朝にも関わらずすでに暑くてたまりませんでした。日陰が少しでもあるととても嬉しかった記憶があります。

空気の澄み具合がハンパではない。奥大日岳からも槍ヶ岳や笠ヶ岳を見ることが出来ました。

???なんだかさっぱりわかりません。

標識が荒れ果てていて全く解読できませんが、雰囲気でなんとなくわかると思います。

TSU☆RU☆GI!

なんてかっこいい山なんでしょう。たしかにこっちから見ると剣っぽい感じがしますね。

暑くて暑くてゆきんこ氏は若干バテ始めていました。

進行方向の左手には、ずっと室堂平が見えます。地獄谷から吹き出す煙まで見えます。

剣岳の左側のピークは何でしょうか、猫又山とかいう山でしょうか。素人丸出しなので間違えていたらすみません。

ぜぇぜぇ。暑くて汗が止まりません。あと少しで山頂のはずですが、足が重たくなってきました。

クルマユリ

剣岳をこんな間近で見れば見るほど、思いは強くなります。

ゆきんこ氏は剣岳よりは立山をゆっくり登って、温泉にゆっくり入る方がいいなぁと言っていました。

彼女は「登山にスリルは必要ない!」と豪語するほどなので、剣岳には登る気はなさそうです。もしくは剣岳まで連れてきても、山小屋とかテントで待っているタイプな気がする。

途中、通行止めの標識がありましたので、見逃さないようにしましょう。右手に折れれば奥大日岳はすぐです。

チングルマ越しの剣岳。あんな尖ったところ本当に登れるんかいな。

ここを登りきればぐるっと回って山頂に着くことが出来ます。

山頂手前に咲くハクサンフウロ

山頂の標識っぽいのを発見しました。

6:57。奥大日岳(2,605m)登頂。出発から3時間半で着きました。コースタイムは3時間なので、休憩分はみ出た感じになりました。

とにかく暑さでやられた日でした。荷物軽くて助かった。。

南側には薬師岳が見えました。かなりでかいですね。

東側には歩いてきた稜線と、その向こうに見える立山。

北東側には剣岳。

西側は大日岳へと続く稜線。ランプの宿で有名な大日小屋にもいつの日か泊まってみたいもんです。

200名山に選定されていながらも標識は今にも壊れそうな簡単なものでした。標高とかも書いてないし。。

THE・逆光。

ここから見た剣岳は今でも忘れられません。剣岳に登ったことがないせいか、憧れがどんどん強くなっていきます。

北海道で仕入れた熊Tで剣岳にむかって四股。

定番?の熊ポーズもキメておきました。

ゆきんこ氏は暑くて暑くて焼け死にそうだったので、ポカリの粉末を入れてがぶ飲みさせました。

立山2泊3日の旅も、今日で終了です。2日とも天候に恵まれて、夏山を満喫することが出来ました。

北海道で仕入れたこの熊Tシャツ。とても目立つ色合いなので、下山中すれ違う時に、「あ、熊さんだ!」「熊仙人だ!」とたくさん声をかけられました。これで一躍有名人だぜ(?)

さて、まだ朝の7時半だというのにジリジリと焼け死にそうなので下山することにします。さっさと温泉に入って汗を流したいところです。

「あ、、あつい。。」

とんでもなく暑く、気温がみるみる上昇していき、激熱風呂にずっと入っている気分でした。

チングルマ。2週間前の大雪山~トムラウシ山縦走で見たものよりは、小ぶりでした。

奥大日岳に登る場合、周回コースなどがないので、縦走しない限りはピストンになります。朝は暗くてよく分からなかった室堂平や立山などの輪郭をしっかりと捉えることが出来ました。

ヘリコプターがブンブンと飛んでいました。トイレ処理かな?


8:26。この時間になってようやく登ってくる人たちとすれ違うようになりました。みんなヒィヒィ言って汗だくで登っていたので、夜明け前から登っていて正解だったかもしれません。

実は今日も荷物を軽量化して登っているわけですが、ザックは雷鳥荘にデポらせてもらいました。その雷鳥荘は黄色丸のところ。あとちょっとだーと思ったら大間違い。

めちゃくちゃ遠回りさせられます、ギンギラギンに暑いので、果てしなく遠く感じるうえに、またしても雷鳥沢キャンプ場からの登返し(赤いライン)を登らなきゃいけないという。。ああはやく温泉に入らせてくれぇ。

ようやく坂を下り切ったのは9:52。キャンプ場まではあと少しです。

そしてふとさっきまで山頂にいた奥大日岳を振り返ると、雲がかかっていました。すれ違った人たちは間に合ったかしら。

ここからが登り返しのスタート。

約20分かけてゆっくり登って、10:24、雷鳥荘に到着。。ありえないぐらいの汗をかきました。ゆきんこ氏は、もはや骸骨のように干からびていました。

無事に3日間、2つの山を登れたことに感謝。立山ありがとう。

登山靴を脱いでサンダルに履き替える瞬間は筆舌に尽くしがたい快感。

せっかく持ってきたスイカボールで、最後の夏遊びを

お互いのザックに荷物を再度パッキングしなおしたら、この日の温泉「みくりが池温泉」へ向けて歩きます。ゆきんこ氏も2日間履き続けた登山靴からスニーカーに履き替えて、恍惚の表情を浮かべていました。

振り返れば2日間お世話になった雷鳥荘、そして絶景を見せてくれた立山。感謝の気持ちでいっぱいです。

11:11。みくりが池温泉到着。室堂発のバスは13:30なので約2時間ゆっくりできることになります。夜明け前から奥大日岳に登っておいて正解でした。

館内は非常に清潔感があります。靴を脱いで館内散策。

喫茶みくりで腹ごしらえをするか。。

まずは温泉でさっぱりするか。。みなさんならどっちですか。。?

僕らは後者に軍配が上がりました。さっぱりしたい気持ちもありましたが、お腹はそれ以上にペコペコでした。

ピザにさまざまなソースをかけて味を変えて楽しむことが出来ました。個人的には黄色のカレーソースが一番美味しかったです。

ビールが直接血管を通って全身に行き巡る感覚を味わいました。

お腹をようやく満たした後は温泉へ。みくりが池温泉は日本一高所の天然温泉と言われています。洗い場も湯船も狭くてぎゅうぎゅうでしたが、温泉はとてもいいものでした。

しかしあんなに大きい施設なのに、あの狭い温泉でどうやって宿泊者などをさばいているのか不思議でしたね。

お風呂でさっぱりした後は、2回目の昼食を食べることに。まじで登山後の食欲は異常

登山後に温泉入ってビール飲んで、、まじで極楽浄土。立山最高やで。

カツカレーを食べました。男はだまってカツカレーです。

カツカレー後はソフトクリーム乾杯。甘いものが身体に染み渡っていきます。もうすでに2日間で消費したカロリー以上を摂取したんじゃないだろうか。

13:07。室堂へ向けて歩き始めます。ザックがミシミシと肩に食い込む感覚をこの数時間で忘れてしまっていました。また汗だくの世界へ。

ようやく見ることのできたみくりが池。きれいですね。立山とセットで見ることによってその美しさが際立つと思います。

13:22。荷物が重すぎて速度が上がらず、バス出発ギリギリに室堂に到着。この景色ともしばらくはおさらばです。

13:30出発のバスに乗り込みます。

富山駅に到着するのは16時。約2時間半の旅となります。車内では撮った写真を眺めたり整理したりしていましたが、すぐに夢の世界へとうつらうつら。。

16:11。富山駅到着。

荷物を富山駅に預けて、駅ビル内のレストランコーナーをうろつきます。

さっきピザとカツカレー食べたばっかりなのにまた腹減ってきてしまった。白エビやブラックラーメンにしようかと思いましたが、ブラックラーメンはほかに行きたい店があったのでここはパスして、

「廻る富山湾すし玉」というお寿司屋さんに来ました。

頼んだものは「かがやきセブン」という握りずしセット。ズワイガニやカワハギ、のどぐろなどの7ネタを1,400円で楽しめます。めちゃくちゃうまかった。口の中に入れたらもう溶けてなくなっているようなお寿司でした。北陸は寿司が旨くてええのぅ。

帰りの新幹線までだいぶ時間があったので、富山駅前を出発する路面電車でぐるぐる観光することに。

観光というよりは、カンカン照りで暑すぎるアルファルト上にいることが苦しかったので、冷房の効いた車内に逃げ込んだといった方が正解かもしれません。


なんだか東京を彷彿とさせる駅名がたくさんありました。

17:53。少しずつ夕暮れに近づく富山駅前。新幹線は19時過ぎなので、夕食を食べることに。

もちろんブラックラーメン。麺屋いろはCic店

富山には別件で5年前ぐらいにも来たことがあるので、ある程度お店の場所なども記憶していました。味も相変わらず、ネギと黒胡椒がいい味を引き出しています。

この日は2回の昼食(ピザとカツカレー)と2回の夕食(寿司とラーメン)を食べて、ようやくお腹が満たされました。明らかに食べ過ぎですね。



19:11発の新幹線に乗って東京へ帰ります。ちなみに「つるぎ」っていう新幹線にもいつの日か乗ってみたいですね。

新幹線では、自分へのお土産で買ったお菓子「甘金丹(かんこんたん)」と、採水地が富山である「いろはす」を頂きながらゆっくりと帰りました。

 


ようやく足を踏み入れることが出来た立山は、雄大な景色を見せてくれました。
行こうと思っていた季節も夏と決めていたので、ようやく念願叶いました。

立山もそうですが、奥大日岳も素晴らしい山です。山頂へ向かう稜線と、剣岳の全貌を間近で眺めることが出来る。
奥大日岳は僕らでも往復7時間(休憩含)だったので、健脚者であればさくっと登れると思います。

 

次に立山エリアの訪れるときは、立山三山に登るときかもしれませんし、剣岳に挑戦するときかも知れません。
とても遠いので気軽に来れる場所ではありませんが、いつの日か剣岳にも登れる日を夢見て、また少しずつ経験を踏んでいこうかと思います。

2016年夏、立山・奥大日岳の旅。おわり。

 

奥大日岳の地図はこちら。

山と高原地図 剱・立山 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 剱・立山 2016 (登山地図 | マップル)