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Season Map

季節を追いかけたエピソードを綴っています

【日光白根山】夏の終わりを見届けて小さい秋を見つける、関東最高峰が魅せる絶景を拝む山旅

登山 北関東 日本百名山 日帰り登山 紅葉


2016年9月10日(土)

日光白根山(にっこうしらねさん)に登ってきました。標高は2,578mです。
関東最高峰というブランドを持ち、絶景も拝むことが出来る山と聞いてはいましたが、ずっとずっと温めていた山でした。
というのも日光という位置的にも「いつでも行けるからいいや」と思い続けて、ずっと後回しにされてきたのでした。

登ってみたら噂に違わぬ名峰、もっと早くに訪れておけばよかったと後悔したほどの絶景が出迎えてくれました。
夏が過ぎ去り、秋色の風を見た山旅の始まりです。

9月10日(土)

5:24。菅沼登山口。2016年8月立山以来、どうにも週末の天気がよろしくなく、山に行けない日が続いていました。ようやく希望が見出せそうな週末でしたが、登山口に着いた時点では絶望的なガス。

やっちまったかなぁ…と思いつつ、とりあえず駐車場でお湯を沸かして朝食を食べます。

6時前。車内で朝ご飯を食べていたら、少しずつガスが晴れてくれました。このまま晴れて下さいませ、お願いします(´・ω・`)

この日はおニューの登山靴デビューの日です。コースタイムも6時間程度なのでさくっと歩ければ良いなと思って日光白根山に決めました。

6:30。アタック開始です。

ちなみに今日のコースはこんな感じです。ピンクが往路、復路は青です。

菅沼登山口よりもう少し先に行っても駐車場はありますが、トイレはありません。

「最近、この付近で熊が出没…」とあるけど、最近っていつやねん。昔から張られているような張り紙にも見えます。

今日も恒例のゆきんこ氏の登場です。

少しずつ青空が広がってくれています。この晴れを待ち望んでいたので、嬉しいです。

特に面白味のない樹林帯が続きます。

何の花だか、もしくは花かもわかりませんが、終わりかけのようです。

キノコ。何というキノコかは分かりません。

歩きやすい登山道が伸びています。新調した登山靴にとってはこれぐらいの傾斜の方がちょうどいいですね。

なんかこんなふうに岩を枝で支えているのは瑞牆山にもあった気がします。

先ほどとはまた違ったキノコ。ぷよぷよが繋がったようなキノコです。

コケ。

関東最高峰という肩書もあり、絶景がドーン!という山を想像していましたが、意外に奥深くて渋くて驚きです。

朝日に照らされるキノコ。

7:08。登山口から1km歩きました。次のポイントである弥陀ヶ池(みだがいけ)まで1.9kmです。

代わり映えのない景色が続いています。

おっぱいみたいなキノコ。

すげーそそり立ってる○○コ。

苔の中にしんみりと立つキノコ。ここはキノコの山ですか。関東最高峰の絶景を見たいんですけど。

急登が登場しました。ゆきんこ氏も靴を新調したので、ゆっくり登っています。こんなところで靴擦れなんてしたら厄介ですからね。

少しだけ木々が少なくなって、遠くの山並みも見えるようになってきました。

枯れかけのアザミ。もう夏は終わりなんですよ。

もうキノコはいいんだけど。。関東最高峰の景色はどこに行ったんですか。



コケやらキノコやら○○コを見ながら歩を進める事約1時間。

少しだけ木々が色づき始めていました。

やっぱりもう夏は終わりなんですね。。木々の色どりを見ることで、季節の移り変わりのど真ん中にいることを実感します。

2015年は青森、北アルプス、福島、上信越、中央アルプス、伊豆と紅葉を追いかけてきましたが、今年はどこに行きましょうね。

なんとか午前中は天気が持ってくれそうなので一安心です。


まだ日光らしさは微塵も感じないのですが、はやく展望ドーンは来ないですかね。

8:42。弥陀ヶ池到着。登山口から約3kmを約2時間で歩きました。ほぼコースタイム通りです。

きれいな水面です。

ようやく奥に日光白根山を捉えることが出来るようになりました。

山全体が少しだけ色づいています。もう秋が始まっている証拠ですね。

飛行機雲とキラキラ太陽が写る池。ちょっと賭けだったけど、日光まで足を延ばして正解でした。

弥陀ヶ池の標識は適当に転がっていました。

いやー、マジでここはキレイ。いいところだ。登山口から2時間、我慢の登山でしたが頑張ってよかった。

尾瀬かここは。

この木道が池の淵をなぞっている感じは、尾瀬に似ていますね。もしくは赤城山の覚満淵にもそっくりです。

季節の移り変わりを肌で感じる日光の旅。ここから頂上までガツガツ登ることになります。というか今日のコーディネートの色使いがうるさいな。

逆さ白根山。

雲が薄い膜になって、空を演出してくれています。

山全体が緑色から黄色に変わっていく途中ですね。

しばし休憩を挟んだ後、9:00に出発。白根山に向けて1.1km。頑張っていきましょう。

ここからは頂上までは約1時間の道のりです。急登が続いて苦しい時間帯です。

マルバダケブキ。虫が花びらに1匹ずつついていて気持ち悪かったです。

振り返れば燧ケ岳(ひうちがたけ)東北最高峰の山ですが、日光白根山には及びません。

山の上に来れば来るほど、秋めいてきました。

これからあと数週間もすれば、真っ赤な絵の具で山肌が染められるんでしょう。

やはり北方面では燧ケ岳が圧倒的な存在感を放っています。

厳しい急斜面が続きます。先を急ぐ旅でもないし、登山靴もまだまだ固くて慣れないので、ゆっくり歩きます。

眼下には弥陀ヶ池、奥には会津方面の山を見渡すことが出来ます。

木々が少なくなってきて、視界が開けてきました。頂上も手の届く範囲まで来ました。

赤越しの燧ケ岳。

もうこんなに色づいているんですね。思いのほかの収穫で、ラッキーでした。

そんなに簡単にいい想いはさせてくれない。わかっちゃいるが、この急登はなかなか先が思いやられます。

振り返れば会津方面、新潟方面の山々を見渡すことが出来ました。

初めて日光の山に足を踏み入れたゆきんこ氏。この景色を前に自然と笑顔がこぼれます。

白根山までまだ登りが続きます。新しい登山靴のせいで、少し足の裏が痛くなってきました。。

ゆきんこ氏も同じように足が痛むそうなので、ちょこちょこ休憩を挟んでいます。

山座同定が苦手ですが、なんとなくここから見える山をご紹介。

燧ケ岳(ひうちがたけ、2,356m)。東北地方最高峰の山で福島県に属していますが、地元感は全くないです。


たぶんこのあたりに会津駒ケ岳(あいづこまがたけ、2,133m)があると思われます。登ったことないのでいまいちわからない。

平ヶ岳(ひらがたけ、2,141m)かな?。日帰り最難関と言われる山。日が長い夏か、紅葉の時期に行きたいと思っています。

武尊山(ほたかやま、2,158m)。こちらは冬山に行くのが一番よさそうですが、冬山やらないので、悩みどころです。あとは登ったことのある巻機山とかもあったと思いますが、さっぱりわかりませんでした。

しばし休憩を挟んだ後に、再スタートです。この日、9月中旬とはいえ、気温は高めでした。風がもう少しだけあれば快適だったと思います。

右手前は弥陀ヶ池、真ん中奥は菅沼、左奥が丸沼です。

ストックが邪魔になるぐらいの岩場です。ここを超えればゴールに近づきそうです。

ここを超えると、、

登るべき岩が登場しました。ここはぜひ登っておいて写真を撮るべき場所です。

これを待っていたんだぜ。日光白根山よ

これを待っていたんだぜ、日光白根山よぉぉ!!

関東最高峰のド定番を、ドピーカンで。

ゆきんこ氏も「怖い怖い」と言いながら結局楽しんでました。

思いのほか足場はしっかりしていますが、とても狭いので、誰かと一緒に行くのは難しそうです。

10:30。いよいよもう少しで山頂ですが、足の裏が痛いです。。

人だかりが見えます。あそこが山頂でしょうね。

10:38。日光白根山(2,578m)登頂

関東最高峰と何度か書いていますが、正確には関東以北最高峰です。つまり、日光白根山より北側に日光白根山より高い山はないのです。北海道にも、東北にも、日光白根山より高い山はないということになります。

そんなブランド力を持つ山になかなか登らずに遠回しにしていたのを後悔した瞬間でした。

山頂にはもう一つ標識があり、こちらは「日光」がついていないverです。

こちらは東側の景色。男体山がドカーンと目の前に見えるはずですが、この日は暑い雲に覆われていて見ることが出来ませんでした。



この日は午前中のみ高気圧に覆われる日で、なおかつ日光エリアから白根山を選択したのは正解でした。男体山だったら残念な山頂になっていたに違いない。

山頂は狭い上に、ひっきりなしに人が登ってきますので、移動します。

男体山バックにゆきんこ氏。男体山が雲をせき止めてくれたせいで、白根山が晴れてくれたのかもしれない。

男体山ありがとう。

この日はフリーズドライのご飯に加えて、自宅で茹で卵を作って持っていきました。塩をかけて食べたら美味しかったです。

久々の週末快晴をどれほどの人が待ち望んでいたのかを窺い知ることが出来ます。地元の野球部メンバーにとっては、ここはトレーニングコースのようです。

男体山の麓に輝く中禅寺湖が見えてきました。男体山もいまだに登ったことがないので、山開きとかのタイミングで行くのも楽しそうだとも思っています。

1時間半ぐらいゆっくり休憩しました。12:00に下山開始です。雲が羊の顔みたいになっていました。

小さな社がありました。

雲がだいぶ多くなってきてしまいました。やはり勝負は午前中だった模様です。それでもぽかぽか陽気で思い思いにくつろぐハイカーたち。

左側の山頂付近を先頭に、人の列が見えます。日光白根山の安定力と人気には嫉妬しますね。

本格的な下山に差し掛かる前に山頂を振り返る。日光白根山ありがとう。

下山は五色沼経由で菅沼登山口に向かいます。眼下に五色沼が広がっています。

なんとか山頂を見せた男体山。相当きつい山と聞いているので、登るときには心してトレーニングして行きたいと思います。

下山ルートはザレていて少し滑りやすいので注意が必要です。

山頂方面を振り返ると、山肌が明らかに夏色ではないことに気付きます。もう秋色なんですね。

お互いおニューの登山靴に難儀しながら、靴ズレが起きないように慎重にゆっくり下っていきます。


五色沼周辺にも、秋が降りていました。10月初旬とか凄そうですね、見てみたいなぁ。

夏の生き残り、ハクサンフウロ。

日光の紅葉ピークはまだ見に来たことがないので、縁があればいつの日か来てみたいもんです。


13:00。五色沼避難小屋到着。中はじめっとしていましたが、雨風がしのげるので、1日程度なら我慢して使えそうです。

ここから五色沼へは約15分。

13:16。人がわんさかいるので、ここが五色沼のようです。休憩することにしました。

ふと見上げれば白根山山頂。あそこにいたときは青空に包まれていたと思うと、いい采配でした。

エメラルドグリーンに反射する五色沼。沼と呼ぶにはふさわしくないほどきれいでした。

ちなみに五色沼から少し歩けば水場がありますが、結構分かりづらいし登らされるので、書いておきたいと思います。

地図で言えば、黄色囲みの箇所に水場マークがあります。

五色沼に沿って前白根山方面に歩いていくと、水場マークがあるので、それに沿って歩いていきます。

すぐ着くのかと思いきや、なかなか登らされます。しかも「場水」って逆に書いてあるし。。

5分くらい登ってもまだ着きません。でも遠くに水のせせらぎが聞こえてくるようになりました。

ありました。最初の標識から約7分ぐらいは歩いた気がします。

すぐ着くだろうと思っていると結構登らされます。あと、水場付近はすごく滑るのでご注意を。

13:31。五色沼まで戻ってきました。すっかり曇り空です。あんなに晴れていた午前中が懐かしい。

ここで20分程度靴を脱いでお昼寝しました。新しい登山靴になかなか足が言うことを聞かず、疲労感がたまってきてしまいました。

13:57。再出発。再び弥陀ヶ池まで歩きます。

近くは澄み切って透明に見えて、遠くはエメラルドグリーンに見える五色沼。不思議なもんですね。

日光白根山の魅力を引き出すポイントの一つと言えますね。ここは晴れているときに来たら、とてもきれいに写真映えしそうです。

弥陀ヶ池までは一部は舗装されていました。

想定外の登り返しがやってきた。マジ勘弁。。

干からびた雑巾を絞っても何も出てこないわけで。ここの登りは完全に想定外でやられました。

14:32。弥陀ヶ池に到着。

ガスがもくもくと沸き立って、山頂も一切見えなくなっていました。

でも山頂と反対側はきれいな青空が広がっていたり。

曇っていると午前中とは違った弥陀ヶ池の一面が見ることが出来ます。より幻想的に見えますね。

下山は、朝とまったく同じキノコルートなので、割愛します。

16:30。下山完了。コースタイム6時間のところ10時間かけました。靴に慣れるまでは我慢ですね。下山後はソフトクリームで乾杯。

この菅沼登山口には売店が充実しているので下山後すぐに小腹を満たすにはピッタリかと思います。

本日の温泉は湯元温泉湯の家へ。日帰り入浴は800円と少し高めですが、お湯はとても素晴らしく疲れが吹っ飛びました。

自宅へ帰る途中、宇都宮の「餃子会館」に立ち寄って餃子定食。宇都宮の餃子はやっぱり旨かった。

パリパリの皮に包まれたたっぷりの野菜に舌鼓を打ち、その日のうちに自宅に帰ることが出来ました。



いつでも行けるからいいやと後回しにして、早3年。地図すらも買っていなかった日光エリアでしたが、いよいよ赴くことが出来ました。
弥陀ヶ池、五色沼と尾瀬チックな雰囲気を楽しめるだけでなく、山頂からは関東最高峰のブランド通り、他の追随を許さない圧倒的景観が出迎えてくれます。


男体山もこんなに近くで見ることが出来ます。
菅沼登山口からでも山頂までは800mの標高差ですし、丸沼からであればロープウェイもあるので初心者でも簡単に登れる名峰です。


あなたも関東最高峰の2,578mからの景色を見に行ってみませんか。

絶景があなたを出迎えてくれるでしょう。

 

日光白根山の地図はこちら

山と高原地図 日光 白根山・男体山 2016 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 日光 白根山・男体山 2016 (登山地図 | マップル)