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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【しまなみ海道】ぼくのはるやすみ2017~サイクリング初心者がママチャリでしまなみ海道を走ってみた旅~【走破編②】


2017年3月18日(土)~20日(月)

しまなみ海道を旅してきました。
今まで自転車やサイクリングの経験はなく、ちょっとした買い物に乗る程度の僕が、しまなみ海道を走ってみたいという思いで旅立った記録です。
本記事では2日目の記録をお届けします。

ちなみにサイクリングするにあたっての準備編はこちらを事前に読んで頂けますと幸いです。

 

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1日目の記録はこちら。

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3月19日(日)


復習ですが、しまなみ海道は1泊2日で走る予定です。1日目は大島の民宿に泊まり、2日目は丸一日かけて尾道を目指します。

6:23。水平線から登る太陽。

前日、苦しんだ末にたどり着いた民宿千和で一夜を明かし、民宿前の堤防からご来光を眺めます。

「朝起きたらお尻の痛みが取れていないかなぁ」
と淡い期待を抱いていましたが、そんな夢のような話はなく、むしろ悪化しているような感じでした。

果たして残り50㎞も走れるんか不安で仕方ありませんが、頑張るしかありません。

民宿で朝食を頂いて9:00前に出発です。夕方17時頃までに尾道についていたらいいなぁと期待しながら出発です。

ゆきんこ氏もお尻は痛いようですが、気にするともっと痛くなるからと言って、無理やり無視している模様。

プロっぽい人が向かい側から走ってきました。クロスバイクだと自転車そのものが軽いからスピードが出やすいとかあるのかなぁ。

あ、ちなみにクロスバイクもママチャリと同料金でレンタルできますが、ヘルメット装着必須です。ヘルメットは無料で借りられるようです。

大島⇔伯方島を結ぶ橋が見えてきました。あそこまで坂を登るのが嫌だぁぁ。。

道端には水仙が咲いていました。

きっつーーー。。
くそったれ。ケツが痛すぎて全力で漕げないのももどかしい。

ゆきんこ氏は立ち漕ぎで乗り越える作戦。


なんとか坂を登り切って、橋の入り口まで到着しました。

昨日よりも霞は薄く、僅かばかりの青空を見ることが出来ました。このまま好天が続いてほしいものです。

橋を走っているときは、海の上を走っている感覚に陥れるので、気持ちがいいです。ゆきんこ氏もその感覚を味わいながらゆっくり走っています。

2つ目の島である伯方島に到着しました。って、おぉ?

下を見てみると海辺にキャンプ場がありました。なんという素晴らしいロケーションなんでしょうか。テント泊装備を担いで自転車はもっとキツイけど、夢があるなぁ。

宮窪町と伯方町の境界線を飛び越えます。

あぁぁ、下り坂の快感と言ったら、筆舌に尽くしがたいものがあります。登り坂さえなければサイクリングは最高だなぁ。

伯方島の道の駅「マリンオアシスはかた」が見えてきました。

伯方島と言えば伯方の塩が有名です。サイクリング中に食べるつもりだったアイスは2つと決めていましたが、そのうちの一つが塩ソフトです。

汗をかいた体に染み渡る塩ソフト。めちゃうまです。写真を撮っていて気づいたのですが、背景に謎のモニュメントが写っています。

近寄ってみると、サイクルスタンドと呼ばれるもののようです。このモニュメントの腕の部分にサドルを載せて自転車を立てかけられるようですね。

ゆきんこ氏は使い方を間違えて、ストレッチ用具として使用していました。何ドヤ顔で使ってるんですかね。

道の駅のそばにはビーチが広がっています。

さっき渡ってきた橋も一緒に眺めることが出来ます。いいねぇ。

南国風の木が立ち並ぶ遊歩道をチャリに乗って走っている図。お尻が痛いけど再出発します。

尾道まで47.5kmとか。。まだ半分も来ていないとか嘘やろ。。絶望しかない。。

本当は伯方島でラーメンを食べたかったのですが、時間的に厳しそうなのであきらめて次の島である大三島(おおみとう)へ向かいます。


再び橋を渡るためにツライ登り坂を登って、橋の入り口に到着。

大三島はしまなみ海道の中でも最も大きい島です。観光スポットもたくさんあるので、楽しみにしていたのですが体力・時間的に厳しそうです。


あぁぁ。下り坂マジで楽ちん。この繰り返しがサイクリングの醍醐味なのかなぁ。

10:13。大三島に到着。

景色の良い写真ばかりを紹介してきましたが、実はその裏側には何の変哲もない道があります。というかほとんどはこういう道です。

大三島の道の駅付近にやってきました。

道の駅の休憩スポットに到着しました。海辺にベンチがたくさん並んでいて開放感は抜群です。みんな揃って写真を撮っています。

振り返れば大きな橋がありました。多々羅大橋と呼ばれる橋です。

やっぱりママチャリでの走破は無理があったか。。お尻がもう限界です

とりあえずベンチに座って休憩します。休憩ばかりしていますが、マジできついんですよ。

大島でゲットした塩バターどら焼きを頂きます。うめぇ。

ちなみにここ大三島には「サイクリストの聖地」と呼ばれる石碑があります。これはぜひ押さえておくべきスポットですね。

またしてもストレッチ用具として使用するゆきんこ氏。だから違うってば。。

さて、多々羅大橋へ向かいます。つらい坂を上っていきます。登山とは違った辛さが身体を蝕んでいきます。とにかく体力のコントロールが難しいです。

原チャリと自転車は走る道が違うので要注意。間違えないと思いますが。


多々羅大橋の入り口まで到着。毎回毎回、橋への入口への登り坂がつらいのを何とかしたいです。

坂を登り終えるとハイテンションになるゆきんこ氏。

でもお尻は痛い模様。

ここ大三島には不思議な現象が現れる鳴き龍というポイントがあります。ここで手を叩くと、龍が鳴いているように聞こえるんです。

見上げると立派な橋の柱?があります。ここに音が呼応して何往復もするから、龍の鳴き声のように聞こえる訳ですね。ぜひ試してみて下さい。

広島県きたー!
本州に突入します!!

ちなみに広島県側にも鳴き龍ポイントがあります。2回楽しめるシステム。

多々羅大橋を渡り終えました。天高く伸びている支柱が鳴き龍ポイントです。

多々羅大橋を眺めながらの下り坂。めっちゃ気持ちいい。この気持ちよさは登山とは違っていて味がある。

道端にはみかんがこれでもかというぐらいなっています。

さて、多々羅大橋を渡ると生口島(いくちじま)に到着です。

生口島はレモンアイランドと呼ばれる島のようです。

ベンチにもレモンがあしらわれています。めんこい。

気持ちの良いサイクリングロードが伸びています。天気は霞んでますが、それでも前日よりも青空が長い時間広がってくれています。


みかんというのぼりが出ているなぁと思ったら、海辺にみかんが並んでいました。売り物なのか分かりませんが、レモンアイランドであることは間違いなさそうです。

瀬戸田サンセットビーチ
という施設に到着。四・中国地方随一の海浜スポーツ公園です。

こちらもBBQが出来るようです。海辺でのBBQとか最高かよ。予約した人羨ましいー。

売店をうろついていたらはっさく大福が売られていました。はっさく大福は次の島である因島(いんのしま)の名産で因島で食べるつもりでしたが、一歩早くお目にかかれたので早速買って食べることに。

口コミでも美味しいとたくさん書かれていたのでこれはぜひ食べてみたい一品でした。

うっ、うまっ!!
はっさくの柑橘系ともちもちした大福の触感がなんともいえないハーモニーを生み出します。次の因島でも必ず食べようと思い、1個で我慢しておきました。

ちなみに海辺からは「ひょうたん島」と呼ばれる島を見ることができます。ひょっこりひょうたん島のモデルとなった島のようです。

12:10。再出発です。半日既に移動していること、お腹が空いてきたことによりゆきんこ氏も疲れが背中からにじみ出ています。

お互いに疲れているのでゆっくりゆっくり漕いでいきます。

何のモニュメントでしょうか。風向きを確かめるものなのかな。

お昼ご飯を食べるために、レトロな街並みが並ぶ耕三寺方面に向かいます。

この日のお昼ご飯は万作という定食屋で頂くことに。

ここの看板メニューであろう「あなご丼」を食べました。民宿の朝食も魚系だったので、そろそろ肉にがっつきたいところです。。


お昼を食べ終わった後は、耕三寺をふらふらとします。

です。

前日に見た桜よりも赤系統が強い桜です。

桜って見ていると興奮してきませんか?僕だけかな。なんかエロイんですよね。

そして、この耕三寺の中には未来心の丘と呼ばれる庭園があり、ここはぜひ訪れたいスポットでした。

未来心の丘 - 瀬戸田 耕三寺博物館

行く気満々だったのですが、入園料が1,400円とお高め。。なおかつ目標である17:00尾道着が危うくなってきた関係もあり、今回はパスしました。

こんな感じのギリシャ的な風景が広がっているようです。体力と時間に余力がある方はぜひ訪れてみてください。

13:19。お昼ご飯も食べて少し元気を取り戻した我々は次なるアイスポイントに向かいます。


ドルチェ
。見えてきました。しまなみ海道の中で2つ食べたかったアイスのうちの2つ目です。

とても有名なお店であるようで、またなおかつ主要道路に面しているため、ひっきりなしに客が押し寄せます。

様々なジェラートが並んでいます。どれにしようか悩んでしまいましたが、デコみかんと塩のダブルジェラートの組み合わせが人気第1位のようなので、それにしました。

店内は混み合っていていて座れる場所を探すのに苦労します。テラス席が運よく1席空いていたので外で食べることに。

塩(←)とデコみかん(→)。塩も美味しいけど、デコみかんが絶品です。甘さと酸味がベストマッチしています。

ちなみにドルチェの駐車場の一角には売店が立ち並んでいました。おいしそうなデコみかんが並んでいたので、自宅用に1かご(600円)を買いました。またザックが重くなりました。

再出発する頃には、長蛇の列。みんな食後のデザートを求めに来たようですね。僕もここのジェラートは何度も食べたいです。

甘いものを食べて体力を回復させ、再出発です。

謎のモニュメント。風で折れたのか、こういう作品なのか。

次の島である因島(いんのしま)へ渡る橋が見えてきました。

橋への登り坂。お尻も痛いし、足もパンパン。

そして坂を登り終えてハイテンションになるゆきんこ氏。僕も人のこと言えませんが、現金とはこのことですね。


橋を渡り終えて因島に入島。同じ姿勢で漕ぎ続けているので、身体をほぐします。

もはや戦意ゼロ。マジでお尻がいたいんですよ。しつこくて申し訳ないですが。

住宅街の中に引かれるブルーライン。しっかり整備されてて安心です。

ま、マジで?!あと20㎞を切っています。戦意0から10ぐらいには復活しました。

因島名物のはっさく大福が売られている中島を発見しました。生口島で食べて美味しかったので、あと2つぐらい買おうかなと思っていました。

定休日・・・。。
まじかよ。。日曜日は定休日のようです。ショックだったけど、さっき食べておいて正解でした。

はっさく大福を買うことが出来ず、再び戦意喪失。

ゆきんこ氏も戦意喪失。ペダルを漕ぐ足に力が入らないようです。

さて、問題です。

Q.これは下りか登りか、どちらの写真でしょうか。

A.下りです。きーもーちー!ヒャッハー!

坂を下ると、海辺に到着しました。海辺でキャッキャしたいですが、既に15時過ぎ。先を急がねばなりません。

尾道まで13㎞。あとちょっとや、、あとちょっとやで。。

またしても変なモニュメント。恐竜でしょうか。

地元の子供が尻尾の部分に座って滑って遊んでいましたが、たぶんこれは滑り台ではないと思います。

最後の島である向島(むかいしま)へ渡る橋への登り坂。これが最後の登り坂だ!と自分に言い聞かせて奮闘します。

ゆきんこ氏は早々に諦めて歩いて自転車を引いています。

はぁはぁ。。マジできついっす。。


そりゃそうです、高低差を見てみると、コース上においてトップ3に入る高低差が確認できます。

なんとか橋の入り口に到着しました。そしてこの向島への橋はこれまで渡ってきた橋とは異なる側面があります。

実は、自転車用の通路は橋の下に作られています。だから、車が頭の上を通っているんですね。面白い造りです。

そして坂を登り終えて無理やりハイテンション風を装うゆきんこ氏。実際は残っている体力は0に等しい。

こんな感じで車用の道路の下に自転車用の道路が作られています。

でも原チャリはブンブン通っているので、注意が必要です。

最後の橋を渡り終えました。最後は90度の直角カーブなので注意が必要です。

渡ってきた橋を振り返ってみました。すごい橋です。今までの橋とは明らかに構造が違います。

ここはなんだか秘密基地みたいで走っていて面白かったです。

いよいよ、やってきました。一桁です。9㎞です。カウントダウンの始まりですね。

ゴールが見えてきた喜びで、自然とペダルを踏み込む足にも力が入ります。

先ほど渡ってきた橋の下までやってきました。迫力抜群です。


ゆきんこ氏も終わりが見えてきたことにより、僅かばかりの力を振り絞って漕いでいきます。

東屋があったので、ここで最後の休憩を挟むことに。

さっき買ったデコみかんを食べて休憩します。この旅でみかんを何個食べただろう。みかんは水分補給にもなるし、おいしいし、スポーツの休息にはもってこいです。

せとか。甘みがぎゅっとつまっています。せとかから元気をもらってラストスパートへ向かいます。

5㎞!!

2㎞!!!

と、ここで、またしても因島名物はっさく大福を扱うお菓子屋を発見したので立ち寄ってみましたが、売り切れでした。。いや、本当に生口島で食べておいて良かった。でも、あと一つぐらい食べたかったなぁ。

最後の尾道まであと少しですが、向島⇔尾道を結ぶ橋は自転車で走ることは、幅が狭いようなのでおすすめしていないようです。したがって、渡し船(フェリー)の使用を推奨する道看板が立っています。

渡し船(フェリー)乗り場はどこやぁと探していたら、夕陽に照らされる乗り場を突如見つけました。ようやく、、ようやくこの旅が終わる。。

フラフラになりながら渡し船の待合場所に向かいます。10分に1本ぐらいは舟が定期的に出ているようなので、待つことにします。

舟がやってきました。自転車も一緒に積んで乗り込みます。

対岸に尾道城が見えてきました。高い位置にそびえているので、目立ちます。

ちなみに渡し船は無料ではありません。1人100円、自転車1台につき10円です。乗車券はなく、対岸に着くまでの間におじさんが料金を徴収しに回ってきますので、船の中で支払うことになります。

尾道駅
が見えてきました。尾道のレンタサイクルターミナルからも近いみたいで楽ちんです。

16:51。すっかり夕暮れ時の尾道に到着しました。なんとか17時までに尾道に到着するという目標は達成できそうです。


尾道のレンタサイクルターミナルに自転車を返却しました。2日間お世話になったママチャリに別れを告げました。ママチャリでも80kmぐらい走れることが証明されました

この日は広島に宿泊する予定ですが、その前に腹ごしらえをすることに。駅近くにある尾道ラーメン「たに」で夜ご飯を食べることに。



店内の2~3割はサイクリストと思われる格好をした客で埋まっています。レンタサイクルターミナルから近いから、みんな考えることは同じです。

醤油ベースであっさりとした味わいですが、背油がなかなかのインパクトを放っています。

ネギもいいバランスで絡んできてくれます。こういう脂っこい食事が懐かしく、5分ぐらいで完食してしまいました。

ご飯を食べた後は尾道駅へ移動。

1,490円を支払い、広島駅まで移動します。


復習ですが、本日の移動は②と書かれた部分になります。疲れました。

終始晴れてくれたお天道様に感謝です。

地方の鈍行電車はそれぞれの色合いがあって楽しめますね。

ボックス席を陣取りました。痛むお尻を気遣いながら、撮ってきた数百枚の写真を見返しながら飲むビールは最高。

19:31。広島駅に到着。宿に移動する前に、更に果たさなければならないイベントがあります。

広島風お好み焼きを食べること
です。尾道ラーメン食べたばかりですが、運動後の食欲は異常なので、2回目の夕食なんて楽勝です。駅ビルの中に飲食フロアがありますが、ほぼ半分以上はお好み焼き屋さんです。多分ここで食べている客のうち、半数以上は広島県民以外なんだろうなぁと勝手に想像しながら、店を選定します。

どの店も長蛇の列が出来ていますが、カウンター席がほとんどであるため回転率は良いです。その中のいっちゃんというお店に決定。

キリンかよ!ビールで一番苦手なのはキリンなので少し残念。。一番好きなのはサッポロ。サントリーとアサヒは同率で2位です。

広島風お好み焼きの特徴は、一般的に知られている関西風お好み焼きとは一線を画し、そばが中に入っています。表面はカリッとしていて、中のそばもインパクトがありました。また、念願の肉もたっぷり入っていて、とても美味しかったです。サイクリング中からずっと食べたかったお好み焼きを食べれて大満足のまま、疲れ切った身体を引きずって駅前の宿へ向かい、即落ちしたのでした。

 


しまなみ海道サイクリング2日目。

無事に完走できた安堵感と達成感は登山並みのものがありました。
それと同時に、疲労感や辛さというのも、登山と同じぐらいありました。
登山の楽しみ方も人それぞれですが、サイクリングの楽しみ方も人それぞれです。

僕はそもそも1日で完走出来る自信がなかったので民宿に1泊しましたが、体力に自信があれば1日で走り切ることもできるでしょう。
海に囲まれた島々をそれぞれゆっくり巡るのであれば2泊以上は必須かと思います。


今回行けなかった伯方塩ラーメン、多々羅温泉、未来心の丘などは次回の宿題となりました。
次回も自転車で来るかどうかはちょっと悩みますが(本当にお尻が辛かった)、とても楽しく、想い出深く、素晴らしい春休みとなりました。

2回にわたってお送りしていたしまなみ海道サイクリング記録でしたが、何かの参考になれば幸いです。


しまなみ海道、ありがとう。


次回は、広島観光編をお送りいたします。

 

参考にしたガイドブックはこちら↓

 

るるぶせとうち 島旅 しまなみ海道 (国内シリーズ)

るるぶせとうち 島旅 しまなみ海道 (国内シリーズ)

 
るるぶ瀬戸内海 しまなみ海道 (国内シリーズ)

るるぶ瀬戸内海 しまなみ海道 (国内シリーズ)