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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【男体山】眼下に広がる中禅寺湖の絶景、日光連山を掌握する神の山へ電車とバスで行く山旅


2017年5月20日(土)

男体山(なんたいさん)に登ってきました。標高は2,486mあります。

九州遠征から帰ってきてしばらくはゆっくりしようかなと思っていましたが、予定がぽっかり空いたことと、快晴予報が出たことにより、ずっと敬遠してきた男体山に登りに行くことにしました。


「男体山って辛そうだなぁ」
というイメージがあり敬遠していたのですが(実際は確かに辛かったけど)、それ以上に素晴らしい絶景が迎えてくれました。

2017年、初めて2,000mを超える山旅をどうぞ。

男体山登山口までのアクセス


5月20日(土)

始発で自宅を出て東武鉄道に乗って東武日光駅を目指します。


8:16。東武日光駅に到着。男体山への登山口へ行くバスは東武日光駅からも出ていますが、JR日光駅がバスの始発場所なので、JR日光駅まで歩きます。


JR日光駅
は東武日光駅と少し離れていますが、徒歩3分程度で到着することが出来ます。


日光駅から見える日光の山々たち。


改札の外にもトイレが常設されていますので、ここで絞り出しておきましょう。


JR日光駅ですらこんなに人が並んでいます。先に言ってしまうと、東武日光駅からはバスが満員で乗れない事態になっていたので、JR日光駅まで歩いて始発から乗って座ることをオススメします


「日光のおいしい水」


ちょろちょろーっと出ているのでがぶ飲みしたい人には不向きです。


外国人観光客も多い日光。実際、男体山に登っている人の1割ぐらいは外国人観光客だったようにも思います。


ということで湯元温泉行のバスに乗ります。僕は3番目に並べていたので、難なく席をゲットしました。


そこから1分ぐらい走らせて、東武日光駅で大量の登山客が乗ってきたのですが、ぎゅうぎゅうになってしまいました。


立っている人は、いろは坂のカーブを耐えるの大変だったろうな…。


9:39。二荒山神社前(ふたあらさんじんじゃまえ)で下車します。


目の前には中禅寺湖が広がります。

登山口に到着


バスの大半の乗客はここ二荒山神社前で下車していきました。みんな男体山日和だと思っているわけね。


神社入り口には自動販売機もあります。これは下山したときのコーラが楽しみだ。


ここ神社の入り口にもトイレがあります。


比較的きれいなトイレですし、登山道中にトイレは一切ありませんので、ここが最後の絞り出すポイントになります。一滴残らず出していきましょう。


登山口にはミツバツツジが満開。


シャクナゲ
もちらほらと咲いていました。


男体山の登山口は、ここ神社の鳥居をくぐっていく必要があります。


水で身を清めて入山します。


男体山は山全体がご神体であるため、厳格にルールが決められています。ここでしっかりと予習しておきます。


鳥居をくぐります。お邪魔します。


まずは登拝受付をします。住所氏名を記入して、500円の入山料を支払うと、巫女さんが入山するにあたっての注意点を案内してくれました。神の山に登る重さを実感します。



では行ってきます。

男体山のきつい登りの始まり


シャクナゲ
が咲いていました。


男体山には花のイメージはなかったので意外な収穫でした。


登拝道。山頂まで一本道で片道6㎞。なかなかタフな登山になりそうです。


登拝門。いよいよ神の領域に足を踏み入れます。


男体山の神聖なる土を持ち帰ることは禁止されています。下山したら、ここ「靴清め所」で靴をきれいにしてから下界に下りることが求められています。


さて、山に登らせてもらう気持ちで行きましょう。


今回のコースはこんな感じ。往路がピンク、復路が青です。ピストンです。男はだまってピストンです


10:00。アタック開始です。こなすべき標高差はおよそ1,200m。序盤は石の階段を登っていきます。


途中、シラネアオイの群生地がありましたので寄ってみましたが、近くで見ることは許されず、柵の外からしか見えなかったので残念。


再び階段道へと戻ってきました。あまり階段は得意ではないので、さっさとこのエリアは抜けてしまいたいところ。


序盤から容赦のない登りが待っています。「頂上までずっとこんな感じだったらかなりきついな…」と思い、ペースを落としてゆっくり登ることに。


マットを背負っている方が先行して登っていましたが、女峰山まで縦走とかするんでしょうかね。


10:35。3合目に到着。3/10消化しました。


ここ3合目から4合目まではなだらかなアスファルトを歩いていく事になります。ちょっとしたボーナスステージ。


上を見上げれば桜がちらほら。


青空に映える桜。種類は良く分からないけど、きれいに咲いていました。


桜越しに中禅寺湖。中禅寺湖の湖畔でキャンプとかもしてみたいなぁ。


3合目~4合目間のアスファルトが地味に長くていやらしい。約20~30分程度は歩くことになります。


10:54。4合目に到着。ここから先は再び登山道を歩くことになります。

灼熱の登山道、容赦のない急登


鳥居をくぐってから4合目を通過します。


ところどころ登山道がえぐれていたり、岩がごろごろしていますので、足を取られないように歩いていきます。


11:08。5合目に到着。ペースは落としたものの、順調な足取りです。


ここ5合目には避難小屋がありました。この日、カンカン照りで体感温度は30度を超えていたため、具合が悪くなった人もいたようで、この避難小屋で涼んでいる人もいました。


5合目からも中禅寺湖がチラリズム。天気がいいのは恵まれましたが、ここまで暑いと汗の量も半端ではなく、持ってきた2.5Lの水がガンガン減っていきます。


見上げるとそこにはエグい急登。なるべく上を見ないようにしてメンタルをやられないようにして登っていきます。


暑い…。地面からも熱気が込み上げてきて標高を上げても涼しくなることはありませんでした。


ほかのハイカーもあまりの暑さに言葉数少な目に登っています。5月とは思えない陽気です。


11:47。7合目に到着。岩に白いペンキで「7合目」と書かれています。6合目もあったのかもしれませんが、下を向いて歩いていたので気付けませんでした。

ここ7合目にも避難小屋があります。このとき時刻は正午近かったので日陰もなく、ジリジリと体力が消耗されていきます。


とりあえずシャリバテになるのは避けたかったので、ドライパイナップルでエネルギー補給したのちに、再出発です。

岩々しい登山道、徐々に開け始める展望


12:08。7.5合目に到着。刻んでくるようになりました。


7.5合目を過ぎると、足元は大きな岩が目立つようになりました。足の運びを一歩一歩チェックしながら進んでいきます。


鳥居が現れました。この鳥居が現れたら8合目はすぐそこです。


12:18。8合目に到着。


ここ8合目には瀧尾神社があります。隣の岩影にひっそりと小さな祠がありました。


岩々しい登山道です。そして岩の照り返しなのか、やたら暑い。とにかく暑い。汗が止まりません。


振り返れば中禅寺湖がそこにある。暑すぎて飛び込みたいぐらい。


残雪が登場しました。2017年は雪が多かった年でしたね。5月を過ぎてもアルプスでは雪が降ったりしているということなので、2017年のアルプス遠征は例年より遅くなりそうです。


緑の土袋で整備された道へと変化していきます。雪が溶けきっていたからまだよかったようなものの、溶けきってなかったらぐちゃぐちゃで靴が大変なことになりそう。


12:37。9合目に到着。いよいよカウントダウンです。


道幅が徐々に狭くなり、山頂へ近づいてきた実感が湧いてきます。


急に展望が開け、赤土で埋められた階段道へと変化しました。


西側には日光白根山の姿がありました。日光白根山には2016年9月に登りました


そして振り返れば吸い込まれそうな中禅寺湖。男体山と中禅寺湖はセットで楽しむものですね。


山頂が目に見えて近づいてくると、人口密集度も自然と高くなってきます。


若干の渋滞に巻き込まれながらも、かなり疲れていたので、ゆっくりしか歩けないからちょうどよかった。


頂上から少し離れたところに人だかりがありました。あそこも後で行ってみることにします。


人がひっきりなしに登ってきます。さすが日光の主なだけあります。


頂上の鳥居をくぐれば、ゴールです。

男体山山頂とそこから見る絶景


12:56。男体山登頂。可愛らしいフォントが出迎えてくれました。


こちらの標識はカッコイイ男らしいフォントです。


山頂から北側に見える真っ平な山は会津駒ケ岳


山頂には鐘がありました。


鳴らせるものは鳴らしていくスタイル。


かっこいいフォント第2弾。


山頂の東側には天へ突き刺す剣が祀られています。


この鋭角具合も男らしさ満点です。絵になるオブジェだ。


二荒山大神の像もありました。ご神体であることをひしひしと感じます。


山頂は広く休憩スペースは十分にあります。ただ、太陽光を遮る場所はないので、熱中症に注意です。


先ほどの人だかりスペースまでやってきました。


西側には先ほどよりも大きく日光白根山を感じることができます。


北西方面には、まだ雪をたっぷりと蓄えている燧ケ岳と会津駒ケ岳。燧ケ岳は2015年7月に登っています


ここには登るべき岩があり、そこに立つと中禅寺湖をバックに写真を撮ることが出来ます。(ただしロープの外に出ることになるので、自己責任で。)


岩の先端に立つ高度感と、あまりの絶景に窒息してしまうのではないかと思いました。神の山から見る景色は、神っていた


太郎山神社。いろんな名前の神社があって整理できていませんが、ご神体であることはよく分かりました。


足元は少しザレているので、うっかり滑らないように注意して歩きましょう。


日光連山も近くで眺めることができます。左から太郎山大真名子山女峰山


僕が掃けるころには頂上にも人はまばらになっていました。


もう少し長居したかったけど、帰りのバスの時間もあるので下山を開始することに。

パンパンになった足、過酷な下山


13:54。下山を開始します。あまりに日差しが強いのでこの日2回目の日焼け止めを塗りました。


中禅寺湖に見とれていると足元をザザっと滑らせるのでご注意を。


雪が残っている箇所も慎重に歩きます。この後はさくさくっとハイスピードで下山しますが、既に足はパンパン。暑さと標高差にやられた日でした。


15:11。4合目まで下ってきました。ここから3合目まではアスファルトなのでほっと一息つきながら歩いていきます。


ちなみにこのアスファルト道ですが、ところどころでショートカットできるような小道もあるみたいです。僕は初めて歩く山で怖かったので、ちゃんとアスファルトを歩きましたが。


ショートカットしたチームが写真中央の方々ですが、僕よりも1分ぐらいはショートカットできるようです。


ただ、ショートカット道の最後がコンクリートになっているので、背の低い人とかは降りるのに難儀しそうです。ショートカットはあくまで自己責任で。


3合目まで戻ってきました。アスファルト道は終了。ここからもサクサクっと歩いていきます。


今朝ここ通ったなぁと思いだしながら、パンパンになった足で階段を下りていきます。


登拝門の近くまで下りてきたので、靴清め所で男体山の土を落とします。甲子園の土は持ち帰ってもいいけど、男体山はダメですからね!


15:44。男体山下山完了です。下山後は楽しみにしていたコーラで乾杯。


バス停に荷物をデポって、中禅寺湖付近をブラブラと散歩。


10時にここからスタートして、16時前にここに戻ってきました。5時間45分の山旅でした。


コーラを飲んでいるとバスがやってきました。なんとか席を確保できたので温泉の最寄りバス停までひと眠り。

温泉とその後


清滝一丁目
で降りました。ここから約15分程度歩くと本日の温泉にたどり着くことが出来ます。ちなみにここで降りたのは僕一人。下りるバス停間違えちゃったかと思いました。


本日の温泉は「やしおの湯」。日光エリアの登山では重宝される温泉です。僕は行くのが初めてだったので楽しみです。

日光市営 やしおの湯


約1km歩く必要があるのが難点。


標識はいたるところにあるので、迷う心配はありません。早く温泉入ってビールでグビっとやりたいなぁ。


ということで「やしおの湯」に到着。


ハイカー含め、たくさんの方で賑わいを見せています。


入浴料は510円と良心的。


温泉は露天も兼ね備えていて快適でした。汗臭かった身体をしっかり洗い流し、パンパンになった足を水風呂でアイシングしておきました。


風呂から上がった後はビールで乾杯。サッポロが売っていなかったのが残念。仕方なくアサヒで我慢。


食堂も兼ね備えているみたいですが、まだそこまでお腹は空いていなかったしバスの時間もあったのでパスしました。


定刻通りバスがやってきたので、東武日光駅まで乗せてもらうことに。


乗客は僕一人だけでした。やしおの湯経由のバスって結構需要あると思うんだけどな。本数が少ないのが欠点か。


東武日光駅に到着した後は、甘いものが食べたくなったので「あげゆばまんじゅう」を買いました。


周りはサクサクの衣であったかいおまんじゅうでした。


この後はレモン牛乳を片手に、鈍行を乗り継いで自宅まで帰りました。遠いようで近いような、でも近いようで遠いような日光への日帰り遠征は幕を閉じました。

 

男体山登山を終えて


翌日以降の筋肉痛が半端ではなかったです。普段から運動していないツケが如実に表れた登山となりました。

「キツそう」というイメージそのままに、登山者の心を折ってくる男体山は易しい山ではありませんでした。

でも、標高差1,200mを登り詰めた後に迎えられる絶景は関東随一です。歴史ある男体山から見る中禅寺湖は圧巻の眺望でしたし、関東最高峰の日光白根山や、東北最高峰の燧ケ岳も同時に眺めることのできる優秀な山です。

今度男体山にくるときは、中禅寺湖の湖畔でキャンプして、ゆっくり日光に身を置いて楽しみたいと思います。

 

男体山、ありがとう。

 

男体山の本当の地図はこちら↓

山と高原地図 日光 白根山・男体山 2017 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 日光 白根山・男体山 2017 (登山地図 | マップル)