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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【甲武信ヶ岳】長野から山梨へのテント泊縦走、雲海の果てに浮かぶ富士山と艶やかなシャクナゲを楽しむ1泊2日の山旅


2017年5月27日(土)~28日(日)

甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)に登ってきました。標高は2,475mあります。

甲州・武州・信州の3国に跨る山であるため、それぞれの頭文字をとって甲武信ヶ岳と名付けられています。

この時期の甲武信ヶ岳はシャクナゲが咲くのでそれを目的にしていますが、単にピストンではつまらないだろうということで、長野県側から入って山梨県側へ抜ける縦走プランで登ることにしました。

また、信濃川の源流が甲武信ヶ岳に存在することも大きなポイントです。


野郎3匹(Veryblue氏さく兄、くま)で甲武信ヶ岳を心行くまでしゃぶりつくした愉快な山旅の始まりです。

御来光風呂へ向けたドライブ

5月27日(土)

前日の5/26(金)の仕事が終わってから、Veryblue氏の自宅へ向かい仮眠させてもらい、さく兄の仕事終わりを待ちます。この時、屋久島で仕入れてきた新茶のお土産を渡しました。


さく兄が仕事を片付けてVeryblue氏の自宅へ合流できたのは深夜2時。まずはご来光風呂を楽しむために、ほったらかし温泉へと向かいます。(ほったらかし温泉 ほーむぺーじ


深夜3時、談合坂SAに到着。


小腹が空いたため、「すた丼」で夜食?朝ご飯を食べます。


にんにく臭がプンプンするどんぶりを食べます。この後さく兄の車が臭くなったのは言うまでもない。


しかしながら、どうしようもない天気。。雨まで降っているし、御来光なんて見えねぇだろと分かりつつも、温泉へと車を走らせます。


朝4時。ほったらかし温泉に到着。


残念な天気ながら、駐車場には20台程度の車が止まっていました。みんなご来光狙いで来ているようですね。


夜明け前の静寂に光るほったらかし温泉。ご来光が見えなかったとしても、温泉への期待感は自然と高まります。


あっちの湯」と呼ばれるエリアが解放中のお風呂でした。


お風呂の眼下には良く言えば雲海とも呼べそうなブ厚い雲が広がっていました。ご来光は絶望的。


階段を下って行ったところに温泉の入り口はあります。


甲府盆地と思われる街明かりが見えました。


入浴料は800円とお高めですが、それ相応の価値はあります。


温泉の構内はロッカーが充実しています。ここから先は撮影ができませんでしたが、お風呂の眺めは一級品です。ご来光は残念ながら見えませんでしたが、あの温泉はもう一度入りに行きたいです。


外にある気まぐれ屋という売店で玉子かけごはんの朝ご飯が売られていました。


美味しそうだったけど、さっきスタ丼食べたばかりなので我慢しました。


男子トイレと女子トイレの格差の表現も面白い。


温泉には必須の瓶コーラ販売機も備えられていました。ポイント高し。

登山口へのアクセス


ということでさっぱりしたところで、塩山駅へ向かいます。


未だ絶望的な雲が空を覆い尽くしておりますが、回復することを願うしかありません。


塩山駅前のコインパーキングに車を止めて、電車に乗って長野県へ向かいます。


ここで今回の縦走プランをご紹介。

  1. 塩山駅に車をデポって、電車を3本乗り継いで信濃川上駅まで向かう。
  2. 信濃川上駅からタクシーで毛木平登山口まで向かう。
  3. 毛木平登山口から山頂まで歩いて、甲武信小屋でテント泊。
  4. 甲武信小屋から西沢渓谷へ下山。
  5. 西沢渓谷から塩山駅までバス(orタクシー)で向かい、車を回収する。


タクシーの移動費がそれなりにかかるのと、コインパーキング料金を考えると複数人で行った方がよさそうです。ということで甲府→小淵沢と経由する電車に乗る。


そして最後の電車は信濃川上にアクセスできる小海線。



名前的には景色もよさそうなもんだが、いかんせん夜通しの移動だったもんで3本の電車は非常に眠かった。


ポンスパークリングなどを飲んで景色を堪能しようにも、あまりに眠く、終いにはJR最高峰駅である「野辺山駅」も寝ていて気づかなかったのは痛かったか。

これまで日本の最北端駅最西端駅最南端駅を抑えてきただけに、最高峰も外せなかったのに。


そんなこんなで信濃川上駅に到着。隣駅に野辺山駅って書いてあるところは写真に撮れたから良しとしよう。


予め手配しておいたタクシーに乗って毛木平登山口までかっ飛ばしてもらいました。


日本有数のレタス産地で知られる川上村ですが、畑一面がレタスなのはさすが。


タクシーの運ちゃんと軽快な会話をしながら走る事30分。


9:00。毛木平登山口に到着。ここがスタート地点となります。


毛木平登山口にはトイレのすぐそばに登山届があります。出すべきものは全て出しておきましょう。

千曲川(=信濃川)源流までのさわやかな沢沿い歩き


9:37。アタック開始です。


今回のルートはこんな感じ。1日目がピンクで2日目が青です。両日ともにそれぞれ4時間程度なので、1泊2日の山旅にしてはかなりゆとりがあります。



まずは目指すは千曲川の源流です。千曲川と聞くとイマイチぴんと来ないかもしれませんが、日本一長い信濃川の別名です。信濃川は新潟県側の呼称で、千曲川(ちくまがわ)は長野県での呼称となっております。


新緑美しい登山道。緑がキラキラしています。



今回の同行者であるさく兄は甲武信ヶ岳に登ったことのある唯一の経験者。先陣を切って歩いていきます。


歩いていて非常に気持ちの良い優しい登山道が続きます。



ここの登山道は登っている感覚が全くないぐらい、なだらかです。


すみれかな。


木漏れ日と緑がめちゃくちゃ気持ちがいい。


大山衹大神
。ご挨拶しておきます。


10:06。出発してから約30分。約2km歩きました。源流まで残り4㎞です。


シャクナゲが咲いていました。


パンパンに膨らんだ蕾も発見しました。シャクナゲは翌日の西沢渓谷側にたくさん咲いていると思われるので、ここは軽めにスルー。


ちょっと前までは寒かったろうに、冬枯れの様相はまったく感じず、すっかり春~夏の色合いになっていました。


そして毛木平登山道は、西沢や三宝沢といった沢が充実しており、清流の音と薫りが非常に心地よい。


三宝沢という名前は埼玉県最高峰三宝山(さんぽうざん)から来ているものと思われます。


三宝山は、本旅の目的地である甲武信ヶ岳からも片道40分と比較的近めではありますが、あまり魅力を感じなさそうだということで今回はパスしました。


ということで沢があまりに気持ちがいいので、出発して1時間程度しか経っていないけど大休憩です。


さく兄は代名詞である「社畜」っぷりを発揮しており、盛大に眠りこけていました。僕は電車の中で大爆睡していたので、まだ元気。


さく兄の重い足取りに合わせるよう、ゆっくりと歩を進めていきます。


いつまでも続く新緑ゾーン。そして写真には写っていないけど、遠くから沢のせせらぎが聞こえてきます。ここ、マジで癒される道です。


千曲川源流の看板がいたるところに設置されています。



ひたすらに沢沿いを歩く。まったく飽きることはなく、快調に進んでいきます。


11:42。ナメ滝に到着。


名前から分かるように横にのっぺりとした滝です。ナメ滝の近くは足元が滑るので注意。


ここで各自昼食をとることに。さく兄はラーメンを作っていた。めっちゃ旨そうでした。


12:22。昼食後、再出発です。残り約2㎞。


このあたりからさく兄の様子がおかしくなります。


月~金まで仕事に追われ、ほぼ毎日終電で帰るという社畜っぷりを披露した挙句、金曜夜からぶっ通しで運転したのちにそのまま登山しているさく兄。そりゃ調子が上がらないわけです。


若干のスリルを味わうことのできる橋。


VB氏はさく兄と違い、元気モリモリ。僕も電車で爆睡していたので比較的元気。


12:58。ようやくあと1㎞を切りました。


さく兄があまりに眠くてぶっ倒れてしまう寸前だったので、少し広めのところで再休憩。


グゴゴゴォォ」と、後ろからいびきが聞こえてきたので振り向いたら、さく兄が昇天していました。


「虫よけスプレーかけてやろうぜ」ということで、寝てるさく兄に虫よけスプレー。さく兄はまったく気づかなかったみたいだけど、かけた瞬間はピクッっと腕を一瞬だけ動かしていました。


この日のテント場のキャパシティに不安があったので、さく兄には残酷だと思いながらも再出発。


ここは屋久島か。


そして残雪。そこまで量は多くなかったのでよかった。僕、雪歩きが苦手なので。


13:47。千曲川(=信濃川)源流到着。出発から4時間かかりました。コースタイム1時間オーバーです。


信濃川の最初の1滴を収めようとして数分間粘りましたが、なかなか難しかったのであきらめました。


ということで最初の目標ポイントに到着できました。ここから地図を見る限り、今までよりは急登になるようなので気を引き締めます。

甲武信ヶ岳山頂へ


14:05。先ほどまでと様子が違う登山道。優しい甲武信ヶ岳から、厳しい甲武信ヶ岳に変身してしまいました。


そして大きく後れをとるさく兄。


この急登に戦闘意志が剥ぎ取られたように呆然と立ち尽くしたさく兄がそこにいました。


とりあえず稜線に出ればこの急登も終わるだろうとさく兄を励ましながら、エイヤと登っていきます。


14:21。約15分程度の急登を終え、稜線へと出ることが出来ました。


くま「さく兄、稜線出たよ」

さく「おう。やっとか。当然素晴らしい展望が待ち受けているんだろうな」

VB「ほら、見てごらん。これが奥秩父の稜線だよ、展望は。。。」

さく「アカンやん。。

絶望を突きつける奥秩父に我々のやる気は一気に失われていったのでした。


しかしながらその時はやってきた。森林限界。


そして、15:15。甲武信ヶ岳登頂。突然の展開であった。埼玉、長野、山梨の3国の県境に立った瞬間です。


おそらくこの道中一番苦しんだであろうさく兄も、2度目の甲武信ヶ岳に一安心といったところか。


ここから見える景色に、玄人好みの「奥秩父縦走路」なんてモノもあるらしい。長野から東京まで歩き続けるらしいが、さっきの稜線を4日間ぐらい延々と歩くのは僕にはムリだな。


とりあえず雲がもくもくとしているものの、甲武信ヶ岳で拳を突き上げるという写真はマストだったので回収します。

甲武信小屋での野郎3匹の宴


テントのキャパシティは30張という甲武信小屋。張れるスペースが残っているか不安なので足早に山頂を出発します。



15:42。甲武信小屋に到着。


木の枝で作ったであろう看板。こういうフォントありそうだな。


小屋内部に入るとすぐに目に付くのは、売店です。ビールや酒、バッジなどが所狭しと並んでいます。


ビールの値段は550円。冷蔵庫に入れてないのにキンキンに冷えてました。アサヒだったのが残念。これでサッポロが売っていたら神懸っていたな。


そして支払いは支払い箱へ。駄菓子屋みたいだな。


とりあえず2本購入。さく兄はチューハイも仕入れたようです。


ちなみに水場もありますが、1L50円です。


肝心のテントですが、スペースの大半は埋まっており、よさげな場所は確保できず。


うろうろと歩き回り、2張隣り合わせに張れそうなポイントをなんとか見つけ出しました。


僕のテントが左。右のテントはさく兄とVB氏が一緒に寝るテント。


小屋は2階建てになっていて、2階に寝床があるようです。


この日の夕食はカレーのようです。いいオイニーがプンプンしていました。ということでカレーのオイニーのせいでお腹もすいてきたので我々も宴会をすることに。


うぇーい。


焼きトウモロコシ。


トマトサラダ。



鶏肉に火を通して塩コショウしただけの簡単レシピ。


ビールがすすむぅうぅぅう。


VB氏の采配により、この日はすき焼きディナー。


着々と準備を進める中、ビールもガンガン進みます。


ちなみにこの食材、運んだのはさく兄です。

さく兄が「俺今回は軽量化したいからテント置いていって、VB氏と一緒に寝てもいい?」と言うと、VB氏が「ええけど、そしたら代わりに食材持ってくれ」と渡された食材は、明らかにテント装備よりも大きくて、重いであろう食材だった。さく兄かわいそう(´・ω・`)


僕はザックのキャパがまだあったので、「僕も半分持ちますよ」と言ったものの、「いや、大丈夫やで」と強気の返答でした。やっぱさく兄は漢やで。



そんなこんなで僕に課せられた課題は「玉子を割らずに運ぶこと」でした。さく兄が3人分の食材を担いでくれたおかげで、僕はタオルや衣類でぐるぐる巻きにして卵を運ぶことに無事成功したのでありました。


ということで3人力合せて(?)作ったすき焼きの完成です。


甘くしみこんだ肉を玉子につけて食べて、ビールで流し込む。こんな幸福ディナー、下界でもめったにないっつーの。


シメにはうどんなんかもいれつつ、野郎3匹の下衆い宴は過ぎ去っていき、気付けば夜も更けていました。愉快極まりないディープナイトはビール4本を飲んで幕を閉じたのでありました。

甲武信ヶ岳山頂から見るジーフー


3:57。寒くて目が覚めました。本来は山頂で御来光でも見るかみたいなプランがあったものの、山頂付近の風の音がけたたましかったので、おとなしく飯を食ってから向かおうということで2度寝。


4:34。少しずつ陽の光が差し始め、テント場にも活気がみなぎり始めるころ、僕らもむくむくと起きだしました。


山の朝は早く、この時点ですでに出発準備をしている人たちもちらほら。


僕らはコーンポタージュやら、パンを焼いたりしてエネルギー補給をします。


僕はこの山旅で、ガス缶は持ってきたけどバーナーを持ってくるのを忘れるという致命的ミスにより、コンビニおにぎりで済ませましたが、あたたかいパンをVB氏から頂きました。ありがたや。


ということで朝飯を食っていたら太陽がピッカー。前日のご来光温泉で見ることのできなかったご来光を回収しました。


朝食にふさわしいデコポンを食べる。甘くてみずみずしくておいしい。


6:04。荷物をまとめた後、小屋近辺にザックをデポって、この旅2回目のピークハントへ向かいます。


「おいおい、ジーフー見えるやんけ」と自然と声のトーンが上がる我々。


そんなジーフーに挑戦的なさく兄。前日のバテバテから無事に復活した模様。


もりもりウ〇チ。


前日とは打って変わって、南アルプスも丸見え。国内第2位の標高を誇る北岳と第3位の間ノ岳もくっきり。


こちらは甲斐駒ケ岳かな。


八ヶ岳もご覧のとおり。


6:30。甲武信ヶ岳登頂。大快晴を掌握した瞬間である。


さく兄もテンションアゲアゲ。


「甲武信ヶ岳で拳を突き上げる」リベンジ編。


奥秩父縦走路が控える西側の展望もバッチリ。


大快晴に大感謝のさく兄。


ここ一番の撮影タイミングを逃すまいとカメラを構えて外さないVB氏。


雲海の果てに浮かぶ完璧なる富士山。


(´・ω・`)「甲武信ヶ岳、地味な山なんだろ?」

(´・ω・`)「甲武信ヶ岳ってツライんだろ?」

(´・ω・`)「甲武信ヶ岳ってなんで百名山なんかに選ばれてるんだ?」

と散々罵ってきた我々でしたが、この景色を前に、


( ゚Д゚)「甲武信ヶ岳、全然地味やないやんけ」

( ゚Д゚)「甲武信ヶ岳、1泊2日なら超楽しいやんけ」

( ゚Д゚)「甲武信ヶ岳、百名山選ばれて当然だな」

と小早川もびっくりの裏切りっぷりを発揮していた我々だった。


ここまで甲武信ヶ岳が素晴らしい山だとは…とひたすらに褒めちぎったのちに、帰りのバスの時間もあるので、デポったザックを回収して西沢渓谷側へ降りる準備を進めます。

西沢渓谷側への下山途中に咲くシャクナゲの群生



7:28。甲武信小屋まで戻ってきました。


テントは1張も残っておらず、みんな出発したようでした。この時間になれば激混みだったトイレも誰一人おらず、ずっと我慢していたウ〇チをブリブリ出し切りました。体重が3kgぐらい軽くなった気がしました。



木賊山(とくさやま)
方面へと下山を進めます。


歩き始めてすぐに驚きの展望が待っていました。


白砂が埋め尽くされた斜面、ザレていて歩きづらいなぁと思って、後ろを振り返ると。


ズドーン。甲武信ヶ岳が鎮座していました。


甲武信ヶ岳って木賊山側から見ないとそのその良さが分からないなと思いました。

左の斜面に見える傷は登山道ではなく、単なる崖崩れかと思いますが、それがとてつもなくオシャンティです。


試しに崖崩れがなかったものとして色を塗りつぶしてみましたが、、やっぱイマイチだよな。あの一筋の傷があってこそ、甲武信ヶ岳の山容を際立たせていると感じます。


8:15。木賊山登頂。展望はありません。標高は2,469mで、甲武信ヶ岳より6m低いです。


とりあえず展望はないので、三角点を楽しむ。



ここからは西沢渓谷まではコースタイム3時間の下山です。


戸渡り尾根と徳ちゃん新道を経由して西沢渓谷へ向かいます。


コケが深い。


そんなとき、ジーフーの方面に目を向けると、雲の猛追を受けていた。この後陥落したことは言うまでもなく、我々はぎりぎりのタイミングで登れたということで、ラッキーであった。


標高を徐々に下げていくにつれて季節が進んでいきます。お楽しみのシャクナゲが登場しました。


蕾の個体もまだたくさんありましたので、あと6月上旬ぐらいまでは十分に楽しめそうです。



曇り空が残念ではあるが、やはりシャクナゲは自己主張が強い花だなぁと感じます。曇り空でも十分映える。



真っピンクなシャクナゲもあれば、白味が強いシャクナゲもあったりして、その個体差もまた面白い。



単に標高を下げるだけで、つまらなくなりがちな下山ですが、退屈させないサービス精神、素晴らしいですよ、甲武信ヶ岳。


さく兄がシャクナゲを熱心に撮っている図。



どこまでも続くシャクナゲロード。まったく飽きず、まったく足が進まず、あっという間の下山だったなぁと今でも思います。



西沢渓谷ピストンも悪くないんでしょうが、やっぱりきついんだろうなぁと。毛木平側から登ると千曲川源流も、沢のせせらぎも楽しめるから、シャクナゲと絡めた本プランはこの上ない計画だったなぁとしみじみ。



ようやくシャクナゲ区画を切り抜けた我々は、さらに下山を進める中で徳ちゃん新道の新緑にも驚きを隠せない。



これでもかと言わんばかりに眩い緑が覆い尽くし、甲武信ヶ岳の力をまざまざと見せつけられたのでした。



少しばかりヤマツツジなんかも咲いちゃって、甲武信ヶ岳はどこまで僕らを喜ばせるんでしょうか。



ヤマツツジでも楽しませてくれた甲武信ヶ岳も、いよいよフィナーレを迎えます。


11:21。西沢渓谷への下山完了。


そのまま西沢渓谷のバス停まで歩いていき、併設されているこじんまりとした食堂「東沢山荘」へ。


コーラで下山完了の祝杯をあげる。


腹が減りすぎていた我々は昼食としてカレーを食べました。さく兄は蕎麦を食べていたっけな。


そして次のバスまでは1時間程度待ち時間があったので、「もうタクシー呼んじゃおうぜ」ということでさくっとタクシーに乗って塩山駅に戻ってきました。

温泉とその後


下山後の温泉は勝沼ぶどう郷駅近くにある「天空の湯」へ。

budounooka.com


露天風呂からは甲府盆地と南アルプスが見渡せる優秀なお風呂です。


お風呂上りはぶどうジュースで乾杯。


だいぶ早くに中央道に入れたため、「16時頃には東京に帰れるんじゃね?」とか言っていましたが、当たり前のように渋滞に巻き込まれ、結局都内に帰ってきたのは18時前後になりました。まぁいつものことか。



阿佐ヶ谷までさく兄が頑張って運転し、「なかよし」という餃子屋で打ち上げをすることに。


18時過ぎの店内はすでに満席の様子。


仕方なく店先に置いてあった雑誌を読みながら20分ぐらい待つ。


ようやく席に案内されたころには、食獣と化した我々はとりあえず餃子を60個オーダーしつつ、来るまでの間にビールで乾杯をする。


なかよしのビールはサッポロ。わかってらっしゃる。この上ない幸せ。


博多鉄鍋餃子はまだ食べたことがないので、楽しみに待っていると…


キレイに盛りつけられた餃子が登場。これで3人前(30個)入っているので1人あたり10個食べられます。


外はカリっと中はジューシー。サクサクした食感とアツアツの鉄鍋により、最後の一個まで冷めることなく美味しくいただくことができます。


タレは2種類用意されていて、味を変えることが出来るのも尚良し。


早食い競争でもやってんのかと突っ込まれるぐらいのスピードであっさり1皿を片付けると、


即座に2皿目がやってくる。それと同時に3皿目もオーダーしておく。


こちらも一瞬でなくなってしまい、3皿目まだかよーとじらしタイムに入る。


3皿目が投入されると同時に、またしても次の4皿目をオーダーしておく。このときの我々の胃袋は、あと何十個でも食べられそうな勢いがあった。


VB氏「ウマイね!」のグーサイン。


こちらもザコキャラの如くあっさり倒してしまう。すでに餃子が30個胃袋に入っているが、まだまだイケる。


一口でほおばって食べることのできるサイズも好感が持てます。


そしてラストの4皿目。


なぜだか良く分からないがピース。このあたりは餃子とビール効果で愉快極まりない時間帯だったので、何でも良しな状態になっていましたね。


ラスト3個を店の名前に則って「なかよく」1個ずつ分け合って腹を満たしたのでありました。


無事に120個の餃子(1人あたり40個)を完食した我々は、拳を作って甲武信ヶ岳への愛情を表現したのでありました。

このお店、餃子は非常に安価ですが、サイドメニューは少しお高めの模様。サイドメニューは大して頼むことはなく、悉く餃子しか頼まない客だったので、迷惑な客だったに違いない。

この後、僕は南阿佐ヶ谷駅から丸の内線に乗って自宅へ帰ることにして、兄さん2人とは解散したのでありました。

 

甲武信ヶ岳登山を終えて


めちゃくちゃいい山だった。楽しかった。この一言に尽きます。

甲武信ヶ岳は登るためにはいくつかのルートが考えられますが、今回僕らが歩いた毛木平→西沢渓谷はコースタイムも1日あたり4時間前後だし、甲武信ヶ岳で見るべきポイントを総ざらいすることもできるので、非常におすすめです。


千曲川(=信濃川)源流、3国に跨るピーク、雲上の富士、アルプス&八ヶ岳の眺望、木賊山から見るオシャンティな甲武信ヶ岳、徳ちゃん新道のシャクナゲ、これらを一気に味わうことのできる素晴らしい山でした。

 

この後6月も色々と登山を計画していたけど、体調を崩して熱を出してしまったり、咳が止まらなくなってしまったり、気付けば繁忙期に入っていて土日出勤が続いたりと、結局僕の2017年上半期最後の登山となってしまったのが、この甲武信ヶ岳でした。

 

でも、自然と「甲武信ヶ岳でよかったな」と思えたので、悔いはなくやりきった登山となりました。下半期も無理なく山に登っていけたらいいなと思っています。

 


甲武信ヶ岳、ありがとう!

 

甲武信ヶ岳の地図はこちら↓

山と高原地図 金峰山・甲武信 2017 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 金峰山・甲武信 2017 (登山地図 | マップル)

 

 

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