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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【十勝岳】硫黄臭漂う現役の活火山、豪華絢爛な花ロードと富良野岳への惑星稜線、対照的な雄峰を巡る超A級周回コースの山旅


2017年7月27日(木)

十勝岳(とかちだけ)に登ってきました。標高は2,077mあります。

面積3,600㎢の十勝平野を城下町に据える、十勝連峰の最高峰であります。

2016年の大雪山~トムラウシ山縦走で見た十勝連峰は、それは風格ある火山でした。

ひょんなことから富良野岳への縦走も叶えることができた北海道遠征登山で、北海道の山岳規模は規格外であることを今年も体感することが出来ました。

2017年の夏山本格始動です。

吹上温泉「白銀荘」から登山開始

7月27日(木)


-----4:00。十勝岳登山口、白銀荘


白銀荘については別の記事でご紹介したいと思いますが、2017年の北海道遠征はここ白銀荘を起点として5泊6日しました。1泊2,700円程度の激安宿ですが、テント場も完備されています。


白銀荘のすぐそばに登山口がありますので、移動がとても楽ちんでした。


ちなみにこの日のコースはこんな感じ。登山口を単純にピストンします。本来は富良野岳や美瑛岳方面への周回も考えましたが、大人しくピストン予定です。


登り始めて20分程度。空が少しずつ明るみ始めます。空には若干の雲が広がっています。


北海道遠征についてきてくれた酔狂人ゆきんこ氏。


十勝岳と言えば、現役の活火山です。火山特有のにおいが鼻を突いてきます。


小さな渡渉ポイントもありました。


4:35。九条武子歌碑。何か書いてあったけど、よくわかりませんでした。


背丈以上のブッシュのトンネルを進んでいきます。


イワブクロ。十勝岳はイワブクロがたくさん咲いていました。


上を見上げると薄い雲にうっすらと覆われています。なんとか晴れてくれないと困ります。


ザレた登山道ですが、歩きやすく、左手には上富良野町などの街並みを見ることが出来ます。


少しずつ緑の面積が少なく狭くなってきて、火山であることを実感できます。


遠く北側には大雪山旭岳を発見しました。昨年歩いた大雪山~トムラウシ山縦走を思い出しました。


稜線上に覆いかぶさる雲が気になります。。果たしてどけてくれるんでしょうか。。


ゆきんこ氏は「股関節が痛い」と嘆いていて、なかなか調子が上がらない様子でした。


ケルンの代わりに三角コーンが置いてありました。意外に大きくて重い三角コーンでした。強風でも大丈夫ですね。


5:17。雲ノ平分岐。1時間歩いてもゆきんこ氏の調子が上がらないため、ここで小休止です。


ゆきんこ氏の体力回復を待ちながら奇岩に登ったりして遊んでいました。


遊んでいたら少しずつ天気も回復傾向に。このまま青空が見えてくれたらいいなぁ。



依然山頂方面は雲に覆われていますが、ゆきんこ氏を後ろから励ましながら登っていきます。なにやら股関節の痛みが引かないらしく、それをかばうような歩き方をしたせいで悪化した模様です。


休憩時間中にストレッチさせたり、ポカリを飲ませたりしましたが、相変わらずなようです。


遠くには立派な高峰、富良野岳が見えました。おなじ十勝岳連峰とは思えないほど緑々しい色をしています。


5:44。十勝岳避難小屋に到着。ここまではなだらかな道のりで急斜面もありませんでしたが、ここからは厳しい坂道が予想されます。地図を見ても残り2時間は急登が続く様子。そのことをゆきんこ氏に伝えると、、


「わたしは今日は下山する。でもくまは登ってきていいよ」とのこと。とりあえず急登に差し掛かる前の平坦な道であれば、一人で帰ることが出来るとのことだったので、ここで別行動に。


ゆきんこ氏が無事に下山できることを祈りつつ、ゆきんこ氏に見送られて急遽ソロハイクとなったので、気を引き締めて登ることにします。


標高1,380m。頂上は2,077mなので、あと700mは登る必要があります。

ソロハイクでピークハントを目指す


「少しずつ稜線付近のガスが取り払われているはずなのにまだ白いなぁ」と思っていら、火山ガスも噴き出していたのでした。


十勝平野ドーン!


急登のガレ場の向こうから太陽が昇ってきます。やっぱ晴れると気持ちいいや!


ゆきんこ氏と別行動になる前までは、ペース抑えめだったので、ここからガンガン飛ばして登っていきます。地図には急登って書いてあったけど、体力も有り余ってたからそこまで辛くなかったっけな。


上空のガスはすっかり取り払われ、見えるガスは火山ガスのみになりました。気持ちのいい朝になってくれました。


代わり映えのしないガレ場が続きます。歩けど歩けど山頂まで縮まっている気がしないこの登山道。北海道の山のデカさをひしひしと感じながら歩いています。


大迫力の噴火口がむき出しになっています。ここまで大地むき出しの山を歩いたのは初めてかもしれません。


ペンキマークは要所要所に施されているので、よほどのことがない限り道迷いの心配はなさそうです。


ガレていたりザレていたりと、変化に富んだ登山道です。花がない山ですが、火山の匂いとその大地には驚かされる登山道です。


この日はハイシーズンとはいえ平日であるため、同じ時間帯に登っていた登山客は5名ぐらいで、ほんと静かな山歩きが楽しめました。


6:37。標高1,720m。あと360mです。そしてここから見る十勝岳が絶品でした!


ドン!!写真右側のピークが十勝岳最高峰です。ガスのベールにうっすらと包まれた感じもまた最高にエロかった。


北東側に目をやれば美瑛岳と思われるピークと、さらにその向こうには大雪山旭岳。


振り返れば十勝平野ドーン!!なんだよここ、最高かよ。


そして前を向けば十勝岳ドーン!!無修正過ぎて目に毒ですわ。


こんなにも生命力に溢れる山ってありますか。。自分の身体が火山灰まみれになっても、主張し続ける十勝岳、マジで惚れるわ。


時折十勝岳ピークの向こう側から降りてくるガスが登山道を覆います。歓迎されているのか、追い返されているのか。


ずっとこの十勝岳を眺めていたい。そう思うほどとてつもなくかっこいい山でした。そんな十勝岳からの山頂はどんな景色が広がっているのか、気になって仕方ない!!


そう思って歩いていたら、天空に伸びる道を発見。まぁこれは振り返ったアングルなんですけどね。


いやー、ほんとにかっこいい山だわ、十勝岳。天気も回復してくれて本当にうれしい時間帯でした。


十勝岳最高峰に挑むおじさん。僕よりかなり年上なのに、足取りは軽やかなおじさんでした。


木材で地面に埋められたケルン。


日陰の山肌には雪も残っていました。


いよいよ十勝岳最高峰の本丸を落とす時がきました。ここの最後の急斜面は、結構キツカッタ・・・。


見上げれば見上げるほど十勝岳の生命力を感じます。この2週間ぐらい前に同じ火山の草津白根山に登ってきましたが、規模が桁違いで、さすが北海道といったところです。


振り返れば歩いてきた天空の登山道があんなに下がっています。ちゃんと自分の足で歩いてきたんだぁとしみじみ。


ゴロゴロと転がる石と、滑る砂地に苦戦しながらピークまでの距離を詰めていきます。



ガスに巻かれた山頂を見上げて、もう少しだけ高気圧踏ん張ってくれーと願いながら、歯を喰いしばりながら登っていきます。つ、つらい。。


おそらく62-Ⅱ噴火口かと思います。風向きによってはコース上に火山ガスがかかることがありますので、注意が必要です。


そして、最後の最後に急登のガレ場。もう息も絶え絶えです。


振り返れば富良野岳。富良野岳まで周回して歩くとすればコースタイム11時間の骨太登山になりますが、富良野岳は花の百名山にも選定されているので、いつの日か登ってみたい山の一つでした。そして、、

十勝岳登頂と、山頂からの圧倒的景観


7:35。十勝岳登頂


北の展望はガスが濃くあまりききませんが、美瑛岳や大雪山が見渡せるはずです。


西の展望は歩いてきた登山道を見下ろすことが出来ます。


時々ガスが晴れてくれる時間帯もありました。


北東側には昨年登ったトムラウシ山が見えるはずですが、この湧き上がる雲によって見ることは最後まで叶いませんでした。


大雪山アップ。2,290mの標高を誇り、北海道最高峰の名峰です。


62-Ⅱ噴火口アップ。澄み渡る美味しい空気の中に、火山の匂いがちらほらと鼻を突きます。でもそれが心地よく感じる十勝岳マジック。


富良野岳アップ。十勝岳とは正反対の性格を持つ山。十勝岳は序盤のイワブクロぐらいしか花が見当たらなかったけど、本当に富良野岳は花が咲いているんでしょうか。むむ、、気になります。


十勝岳には不釣り合いで、邪魔で仕方なかったヒマワリ(100円)を唯一登場させた写真です。北海道らしさを演出したかったけど、イマイチだった。


刻々と噴煙を上げ続ける噴火口。十勝岳の生命力は、こういうところから感じました。今でも、そしてこれからも生き続ける十勝岳は、男らしく逞しい山だなぁと思いました。


懐かしのトムラウシ山も標識に載っていて、昨年本当に登ったんだよなぁと感慨に浸っていました。



ずっと眺めてしまうような噴煙。もくもくと沸き続ける火山ガスに若干ビビリながらも登ってきたかいがありました。


8:22。約1時間弱ほど山頂でゆっくりしました。ゆきんこ氏に今から下山する旨、メールをしてから出発です。ここで山頂で雑談をしていたおじさんと下山のタイミングが一緒になり、そのままなんとなく流れで一緒に下山することに。

下山道を間違えてしまい、惑星稜線へ


富良野岳方面へ続く稜線。こっち側も歩いてみたいなぁと思いつつ、後ろ髪惹かれる思いで下山します。


だいぶ下ってきて振り返った十勝岳。きれいな三角錐なんだなぁと思ったところで違和感を感じる。

(ピストンのはずなのに、、さっきはこんな角度で見てないぞ。。?)

(むむ?!62-Ⅱ噴火口が右手に見える?!)

これ明らかに道間違えたな…おじさんと話しながら何も考えずについて来たのがマズかった。。とりあえずおじさんに別れを告げ、地図をちゃんと見てみる。


なるほど…。ここから白銀荘へ下山するには、もう一度十勝岳ピークを踏んで戻るか、上ホロカメットク経由で戻るかですが、いずれにせよ到着時刻が遅れることはゆきんこ氏に伝えておこうと携帯を見たら、ゆきんこ氏から以下のような返信が。

「早かったね!まだ時間あるし、行ってみたいとか言ってた富良野岳行って来たら?」

うほっ。マジか笑、そりゃ都合がいいやってことで、富良野岳経由で歩いた場合のCTを計算してみるとこんな感じになりました。


トータルで12時間弱のCTになりますが既に十勝岳は登り終えているので、残りのCTは7~8時間。時間はまだ9時前。15時頃には下山できそうだと判断し、ゆきんこ氏のお言葉に甘えさせてもらうことに。

しかしながらさすがに白銀荘までは歩けないので、下山口の十勝岳温泉「凌雲閣」まで迎えに来てほしい旨、メールしておきました。

この周回ルート、登山口と下山口が異なりますがバスは通っています。時間は事前に確認しておくか、今回みたいに誰かに送迎をお願いできると楽ちんです。


さて、単なる十勝岳ピストンから、富良野岳周回登山へと変わったので、気分アゲアゲです。


痩せ尾根が一部ありました。はやく富良野岳まで歩いてみたい気持ちでうずうずしているので、待ち時間がとても焦らされた感じがしました。


目の前には富良野岳ドーン!!


おじさんに追い付きました。このおじさんのせいで道を間違えたけど、おじさんのせいで富良野岳にも登れることになったので、ひっそりと感謝しています。


なんだか火星とかに迷い込んでしまったような感じです。


右奥に見えているのが富良野岳ですが、途中までは火山むき出しで、途中から山肌が緑色に覆われているが見てとれます。


十勝平野もズドーンと見えていて、富良野岳の高度感がより際立っています。


 9:02。上ホロ避難小屋。30名程度のキャパシティがある避難小屋です。寄ってはいませんが、黄色い屋根の建物がトイレだと思います。


そしてこちらが上ホロカメットク山。なんとなく形が忠別岳に似てますね。この山は巻いていくルートもあるのですが、せっかくだから登っていく事にしました。


上ホロ小屋。調べてみたら普通にキレイでしたね。ちなみにテント場も兼ね備えていますので、十勝連峰大縦走なんてものをやる日がくれば、使わせてもらう日もあるかもしれませんね。


振り返れば歩いてきた惑星稜線の向こうに十勝岳。なんてかっこいい連峰なんだっ!


そしてこの上ホロあたりから、徐々に花が顔を出し始めました。


上ホロのあたりが火山と花の境界線になっているみたいですね。富良野岳の花畑が楽しみだなぁ。


終わってしまったチングルマ。こいつの最盛期を捉えるのはなかなか難しい。


エゾノツガザクラ


向こうに見える紫色は間違いなくエゾコザクラ


さっきまで火山にいたのが嘘のような本当の話です。


9:19。上ホロカメットク山登頂。標高1,920mです。標識は年季が入りすぎて、原形をとどめていません。解読不能でした。


ここ上ホロからは十勝岳主峰方面も確認することができます。さっきまで花を見ていたのに、また火山がばっちり見えているので、自分が歩いている場所の感覚がおかしくなります。


これから歩く方面を見れば、やはり目に入るのは右奥の富良野岳。


ハクサンチドリ?


上ホロから歩いてすぐ、9:36。かみふらの岳登頂。なぜか、地図にも標識にも「かみふらの岳」とひらがなで書いてある山。


かみふらの岳までくれば、下山地である「十勝岳温泉凌雲閣」が見えてきました。写真中央にある建物がそれです。

ちなみに富良野岳まではまだまだ道のりは長いので、ここからエスケープすることも可能です。ここから凌雲閣まではCT1:40で下山することができます。富良野岳まで寄って帰ると、CT5:10です。

若干疲れてきましたが、あと5時間頑張ります。

三峰山経由で花の百名山「富良野岳」へ


振り返って上ホロの向こうに十勝岳。


かみふらの岳の次に踏むべきピークは三峰山(さんぽうさん)です。三峰山までの道にも花がたくさん咲いていました。


平日で、しかも十勝岳主峰からは外れたこの稜線で人が歩いていると思わなかったので、少し嬉しかったりした。少し会話をしてすれ違いました。



このチングルマが咲いているときに、見てみたかった!!


10:09。三峰山登頂。1,866mです。埼玉県最高峰の三宝山と同音異義ですね。


三峰山から見る富良野岳は、風格が半端ではなった。間近に来れば来るほどその見た目は十勝岳連峰の前衛であることが証明されました。


ここ三峰山の斜面にも花がびっしりと敷き詰められています。誰かが植えたんではないかと勘違いしてしまうほど。





そして富良野岳へ向かう道中には色とりどりの花で埋め尽くされています。


何気に気に入っている一枚。


ウサギギク。



実は三峰山から富良野岳をつなぐ稜線は十勝岳連峰南部で唯一「ヒグマ注意」と記載された区域であるため、ビクビクしながら歩いていたのですが、花の写真を撮っていたらそんな心配はどこかへ飛んで行っていました。


ということで、10:59。富良野岳分岐に到着。

 
今まで歩いてきた稜線はグレード4のようです。昨年歩いた大雪山~トムラウシ山の縦走路はグレード5でした。


さて、富良野岳へと向かいます。富良野岳ピークへは片道50分。花の百名山の底力を見せてもらおうじゃないか。


さっそくコマクサがお出迎え。


ウサギギクやらチシマギキョウやら。黄色いのはシナノキンバイでしょうか。


エゾツツジなど。


奥に見えるのはタカネシオガマかな?


そんなこんなで花の写真を撮っていたら、登山道をササっと過ぎ去る何かを目撃。なんだ…?と思って、目を凝らしてみると。。


エゾシマリス!!めんこいものに出会えました。



わずかなチングルマの生き残りとハクサンイチゲ


エゾコザクラ


チングルマ


花をゆっくり撮っていたら山頂付近に濃厚なガスが…。


山肌一面をに咲く白と黄色。圧倒的。


ハクサンイチゲ


山頂から降りてきた往年の山ガールたち。これだけ花が咲いていたら、富良野岳単体でも登る価値は十分ありますね。


写真には収めきれないほどのエゾツツジ


そんなこんなで花の写真が多くなってしまいましたが、写真を撮っていたら山頂まではあっという間でした。


11:38。富良野岳登頂。1,911m。


残念ながらガスに包まれた山頂になってしまいましたが、これだけの花を堪能することができたので、かなり満足しました。


十勝岳主峰方面も、厚いガスで覆われて見通すことができませんでした。若干ふてくされながら下山を開始し始めたら・・・


振り返ったら富良野岳晴れとるやん!!もう一回登ろうかとも思いましたが、まだ2時間半以上は歩かなきゃいけないので、おとなしく下山することに。


正午近くになってきて雲が多めになってきましたが、時折十勝岳方面も見えます。十勝岳の左奥に見えるのは美瑛岳。あの山も存在感がありますので、どんな山なのか気になります。


下ってきた富良野岳。もう少しタイミングずらしてたら完璧な山頂を掌握できたのに、、チッ。


太陽の光を浴びて元気を取り戻すコマクサ。


12:03。富良野岳分岐まで戻ってきました。ここで行動食などを食べて小休止します。残りのコースタイムを計算して、14:00頃には下山できそうなので、凌雲閣まで迎えに来てもらうようゆきんこ氏にメールしておきました。


ここにザックをデポって富良野岳に向かった2人がいるようですね。タイミングばっちりで羨ましい。


下山する凌雲閣が見えました。ここから約2時間の下山タイムの開始です。

十勝岳温泉「凌雲閣」への下山


ハクサンフウロ


もはや外した方がよいのではないかと疑いも持つほど崩れてしまっている階段。またいでいくのが面倒くさかった。


右手には朝一で登った十勝岳がやはり目につきます。


チングルマエゾノツガザクラ。このペアを見ると、大雪山を思い出します。


エゾコザクラ。下山中も花で楽しませてやまない富良野岳。


途中で雪渓を渡らせるポイントがありました。トレースはあるけど、雪渓がなんだか薄そうで渡るのが怖いなぁと思っていたら・・・


迂回ルートがありましたのでそちらを通りました。ズボッって踏み抜きそうで怖いので正解でした。


見上げればかみふらの岳と三峰山を結ぶ稜線。さっきまであそこを歩いていたんだなぁと思うと、この日はなかなか頑張って歩いたなぁとしみじみ。


13:18。上ホロ分岐に到着。凌雲閣まではあと50分。


十勝岳主峰から上ホロをつなぐ惑星稜線を見上げることのできるポイントがありました。ゴツゴツしててかっこいい稜線です。


13:43。安政火口に到着。完全に富良野岳の雰囲気は消え去り、再び十勝岳の火星エリアへと舞い戻ってきました。この急展開はほかの山にはないですね。すごいの一言。


あとはトボトボと歩いて凌雲閣を目指すのみです。


そして、14:09。十勝岳温泉凌雲閣に到着。下山完了です。


すぐさま温泉に入りたい気分でしたが、宿泊地である白銀荘で無料で入れるのでここでは我慢。


ゆきんこ氏が迎えに来てくれました。ありがたや。


なんと頼んでもいないのに、サンダルを持ってきてくれていたゆきんこ氏。登山靴と靴下から解放された快感でイッってしまうところだった。


さらに、なんと頼んでもないのにクラシックまで準備してくれていました。僕の一番好きなビールです。十勝岳は最高のフィナーレを迎えることができました。


ビールを飲みながらゆきんこ氏に「富良野岳は花がいっぱいあって~」と雑談していると、キタキツネが現れました。


何か餌がほしいのか、じっと僕のことを眺めていました。クラシックをあげようかと思いましたが、やめておきました。

この後は白銀荘に戻って、宿の温泉に浸かって再びビールを飲んだり、洗濯したりと、十勝岳登山の疲れを取るのに専念することが出来ました。

 

十勝岳~富良野岳登山を終えて


ここまで相反する山が隣接していて、なおかつそれぞれの個性が際立った山もなかなかないんじゃないかなぁと思いました。

そしてその両峰をつなぐ稜線が、何よりも素晴らしい。火山から花の惑星へとワープしたかのような気分になりました。


十勝岳に登りたいと思ったきっかけは、昨年のトムラウシ山から見た十勝岳がとても立派だったからです。このアングルから見ても、十勝岳主峰の色のハゲ具合から、火星っぷりを確認することができます。

登ってみて分かりましたが、十勝平野のドンに相応しい十勝岳、そして花の百名山に選定された富良野岳。

いずれの山も疑いの余地のない、名峰でした。

 


十勝岳、富良野岳、ありがとう。

 

十勝岳、富良野岳の地図はこちら↓

山と高原地図 大雪山 トムラウシ山・十勝岳・幌尻岳 2017 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 大雪山 トムラウシ山・十勝岳・幌尻岳 2017 (登山地図 | マップル)