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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【木曽駒ヶ岳】中央アルプスの最高峰へバスでアクセス、夏と秋の狭間にたゆたう1泊2日テント泊の山旅


2017年8月27日(日)~28日(月)

木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)に登ってきました。標高は2,956mあります。

木曽駒ヶ岳は標高が高いにもかかわらずロープウェイが整備されていることもあり、山頂まで2時間程度でたどり着くことのできる体力的にはとても優しい山です。


本来なら日帰りもできる山ですが、月曜日に休みも取れたことからテント泊でゆっくりと山に身を置く旅をしてきました。

秋の足音に耳を澄ませた山旅の始まりです。

登山口までのアクセス

8月27日(日)


6:28。新宿なう。そうです、バスタ新宿です。前回の奥穂高岳から2連続のバスタ新宿です。


朝一のバスタ新宿ですが、人でにぎわっています。


木曽駒ヶ岳へ行くためにはバスを2本乗り継いだ後にロープウェイに乗るのですが、すべてがセットになったプランが販売されています。事前にネットで予約をしておけばバスタ新宿の窓口でセット券を受け取ることが出来ます。10,000円なり。


途中のSAで休憩を挟みます。


10:30。駒ケ根インターに到着しました。ここから路線バスに乗り換えるために、別のバス停へ徒歩移動です。3分ぐらいで到着します。


女体入口に到着。エロい名前のバス停ですね。


ここの通りは中央アルプス通りと呼ばれているようですね。


路線バスは登山者でいっぱいになりました。これでロープウェイ乗り場までアクセスすることが出来ます。


11:15。ロープウェイ乗り場「しらび平」に到着しました。



下車すると整理券を受け取ることが出来ます。配布された182番は12:34発のロープウェイに乗るようなので、約1時間待ちです。


ここロープウェイ乗り場「しらび平」には遊歩道や売店も整備されているため、1時間程度ならなんとか時間つぶしができそうです。


待ち時間の間に、バスタ新宿で受け取ったセット券を、ロープウェイのチケットへ変えておきます。


こちらがロープウェイのチケット。このチケットと整理券をなくさないように持っておきましょう。


ちなみにセット券の中にはこのような割引券も付いています。帰りの温泉は「こまくさの湯」で入ることに決めました。


しらび平にはトイレも整備されています。


しらび平の売店では食事も提供されていて、待ち時間を利用して昼食をとる人がたくさんいました。


遊歩道もありますので、ぶらぶらと歩いてみました。



特筆すべきことはとくにないけど、時間つぶしにはぴったりかと思います。


あまりに暇なので、ソフトクリームでも食べることに。


結構ボリューミーなソフトクリームでした。



12:57。予定時間より少し遅れて182番が呼ばれました。


ロープウェイには一度に60名程度が乗ることが出来ます。


既に下山してきた方々が乗ったロープウェイが下りてきました。このロープウェイに入れ替わりで乗ることになります。


13:18。千畳敷駅に到着。ロープウェイで登ることのできる最終地点で標高は2,612mあります。ここにも売店、トイレが完備されています。


千畳敷カールです。木曽駒ヶ岳と言えば、この千畳敷カールで有名です。ここから先は自分の足で歩く必要があります。さっそくアタック開始です。

テント場まで1時間40分の登り


標識に空木岳という文字を見つけて、2年前の縦走を思い出しました。


ちなみに今回のコースはこんな感じ。1日目がピンク、2日目が青です。帰りに伊那前岳に寄っています。


穂になったチングルマ。


ウサギギク。


まだ夏の花の生き残りが咲いていました。


トリカブト。


最初の20分ぐらいは遊歩道であるため観光客も歩いています。道も狭いので、渋滞が発生しやすいです。


13:30。八丁坂に到着。ここからは本格的な登山道になるので、観光客はぐっと減り、ハイカーのみになります。


千畳敷駅から山頂まで標高差は300mとはいえ、3,000m級に匹敵しますので、軽装登山は控えましょう。


上空は厚いガスで覆われています。


この日は日曜日なので、ハイカーがたくさん。午前中は天気も大丈夫だったのかな?


なかなかな急登です。「大して登らない」「300m登れば山頂」と思い油断していたので、息も絶え絶えです。


テント泊装備さえなければこんな坂サクサク登れるのに…。いつまでたってもテント泊装備の重さには慣れない。。


足元に手作り感満載の梯子がありました。意外にしっかりしていました。


13:56。乗越浄土に到着。コースタイム40分ですが、30分かからなかったので、甘めに設定されていると思います。


目の前に見える青い屋根の建物は宝剣山荘です。


青色の屋根が映える建物です。小屋の名前の通り、宝剣岳という山が存在します。


あちらが宝剣岳。山頂に登っている人もいますね。僕も翌日に登る予定です。


山肌がゴツゴツしていて登るのが難しそうですね。


とりあえず木曽駒ヶ岳へ目指して歩を進めます。


木曽駒ヶ岳の中継地点に存在する中岳が近づいてきました。


14:10。中岳登頂。標高は2,925mです。


標識に則って駒ケ岳方面へ進みます。キャンプ場まではあと15分程度で着きます。


眼下にキャンプ場が見えてきました。


中央アルプスの小屋は屋根を青色で統一しているのでしょうか。


時折青空が垣間見えるうちにキャンプ場に到着できそうです。


14:20。頂上小屋に到着しました。こちらでテントの受付をします。


テントは1,000円。ちょっとお高めですがロケーションは最高です。


テントを張り終えました。


翌日は月曜日なのでテントは少な目だと思いますが、それでも1/3ぐらいは埋まってたかなー。ちなみに「翌朝ヘリで荷揚げするから6時にはテントを撤収させておいてくれ」と言われました。


とりあえず上空はガスで包まれていますので、ビールで乾杯します。


小腹も空いていたので、うどんを食べます。


あったかいご飯うまー。


中岳方面から団体客がやってきました。なんだか山頂が混みそうだったので、団体客がやってくる前に山頂へ向かうことに。

雲が湧く山頂へ


岩に直接ペイントされた案内に従ってピークへ向かいます。


そしてガス


15:47。山頂の標識が見えてきました。


三角点ゲットしました。


木曽駒ヶ岳登頂。雲に覆われています。


周りの景色を堪能しようにも雲に覆われていて臨むことはできませんでした。


ときおり上空の雲が取り払われるのですが、同じ目線の雲がうようよ。


それでもこの雲の群生は、夏のまだまだ感じさせるような雰囲気がありました。


大きな山のような形をした雲。


幸いにも風は弱めで暖かめだったので昼寝なんかもしちゃったりして、気付いたら18:00になっていました。


もう2時間も山頂に滞在しています。この時間になると、さすがに山頂には人もまばらになっていました。


むりやり青空をバックに撮った山頂標識。


もう日没まで山頂に滞在してやろうかなとも思いました。


乗ることができそうな厚い雲。


陽が沈み始めて気温も下がり始めました。


山頂でたそがれる親子。こんなところに親子で来れるなんて幸せですね。



最後の最後まで雲が下がってくれることは叶いませんでした。翌日のご来光に期待です。


テント場に戻ってきました。


とりあえず明日のご来光に期待してビールで乾杯です。


この日の夕食は親子丼です。おいしゅうございました。この後、お酒も入ってすんなりと眠ることが出来ました。


21:40。風が強くなってきました。むくむくとテントから抜け出して撮影した一枚。体を打つ風が思いのほか強く、ぶるぶる震えました。気温的にはもはや秋でした。

 

山頂でご来光をゲット

8月28日(月)


3:28。風が強くて目が覚めました。二度寝しようか起きるか悩みましたが、とりあえずご飯を食べてから考えることに。朝食はフリーズドライで簡単に済ませました。


4:36。ブルーアワーの到来です。ご来光を見ることに決め、テントをたたみ始めます。どうせ6時までには撤収しなきゃいけないわけだし。


依然風は強いのでテントをたたむのも一苦労でした。目の前には前日見ることの叶わなかった南アルプスがドーンと。


南アルプスの向こう側には日本一のジーフーが見えました。


山頂へ向けて歩き始めてすぐに振り返ったテント場方面。


西側には御嶽山が。青く染まる御嶽山は、荘厳でした。


乗鞍岳笠ヶ岳も見えました。


穂高連峰と槍ヶ岳を中心に、北アルプスも見渡すことが出来ました。


あんな山あったっけ?と思ったら、雲でした。


山頂ではご来光を待つ人々で溢れかえっていました。


寒いのでダウンを着込んでまだかまだかと待ちます。


左側には八ヶ岳、右側には南アルプス。その間から太陽が出てきます。


肝心なところで雲の勢力が上回りご来光が見えないんじゃないか疑惑。


雲の層の上から少しずつ太陽が現れ始めました。


5:26。ピカー!


雲海の上に太陽が浮かび上がってきました。あったけぇぇ。。


八ヶ岳とご来光。


甲斐駒ケ岳とご来光。


木曽駒ヶ岳(日本2位の駒ケ岳)から眺める、甲斐駒ケ岳(日本1位の駒ケ岳)。標高差はたった11m。


宝剣岳の向こうには、2年前に死闘を繰り広げた空木岳が君臨しています。


伊那の街並みに光が降り注ぎます。一日の始まりってホンマ素晴らしい。


そして三角錐の甲斐駒ケ岳がかっこよすぎる。2年前に登りましたが、また行きたくなりました。


そして御嶽山。こんな間近に眺められる贅沢な展望台はなかなかない。


北側には北アルプスオールスター。


南側にはぽっかり浮かぶ恵那山も見えました。2年前に紅葉登山をしましたが、とてもいい山でした。


頂上小屋と宝剣岳と空木岳。すげーロケーションだ。


この日も雲は多めでしたが、それでも前日よりはいいコンディションかな。


赤い屋根は頂上木曽小屋。その向こうに御嶽山の絶景。


雲の隙間から現れる薄明光線。天使の梯子とも呼ばれています。


テント場に戻ってきても、天使の梯子が降り注いでいました。

強風の中、伊那前岳へ寄って千畳敷へ


6:14。すでにテントも畳み終わって準備も完了していたので、時間は早いですが下山することにします。最後に御嶽山と木曽駒ヶ岳のデュエット。


前日、小屋のマスターが言っていた通り、荷揚げのヘリがやってきました。


木曽駒ヶ岳エリアには山小屋がいくつかありますが、このヘリひとつですべての山小屋の面倒を見ているようでした。


ヘリと御嶽山。


6:26。宝剣岳に到着。本当は登りたかったのですが、風がものすごく強いので、登ることは諦めました。


今下山しても時間が早すぎてお風呂も営業時間外なので、どこかに寄り道したいなぁと宝剣山荘で地図とにらめっこ。


すると片道40分で行くことのできる伊那前岳なる山を発見したので、ザックをデポって行ってみることに。


相変らずヘリがブンブン飛んでいます。


伊那前岳へ登っている人はとても少なく、すれ違った人は1人だけでした。木曽駒ヶ岳の賑わいとは大きな違い。


南アルプスに向かって伸びているような稜線。伊那前岳に登ると、南アルプスがより近くに感じられます。


千畳敷カールになだれ込む雲海。滝雲になりそうな勢いでした。


ロープが垂れ下がっているエリアもありましたが、使う必要はないです。


6:54。伊那前岳登頂。標高は2,883mです。


南アルプスが全面に押し出された景観です。なかなか迫力あります。


農鳥岳と塩見岳の間から富士山が見えました。少しずつ雲がまとわり始めました。


南アルプスと富士山と僕。風がとてつもなく強いので、1枚撮ったらそそくさと来た道を戻り始めました。


尾根を越えて迫ってくる雲。


宝剣岳も雲に飲み込まれていました。


そんな中でも、荷揚げをやめないヘリ。


7:21。デポしたザックを回収して、千畳敷駅まで下山を開始します。


下山は全然疲れていないからコースタイム巻き気味に歩いちゃったけど、あまり早く歩いても下山後の温泉の営業時間外なので、ゆっくり歩くことを心掛けました。


南アルプスにはクリーム状の雲が各山頂にべっとりと付き始めました。


トリカブト。


千畳敷まで下りてきました。カールを見上げるも、残念ながら曇っています。青空で撮影したかったぜ・・。


遊歩道をぐるっと回る形で千畳敷駅まで戻ります。途中に剣ヶ池がありました。


少しだけ青空を臨むことが出来たので、宝剣岳の看板と一緒に撮っておきました。


8:08。千畳敷駅に戻ってきました。


荷物の整理とパッキングなんかをしながら、下りのロープウェイを待ちます。徐々に晴れてきて気持ちの良い朝となりました。


ここ千畳敷駅には宿泊施設もあります。こんなところに泊まってみたいものですね。


日本最高所の駅と謳われた看板がありました。ちなみにJR最高地点の駅は野辺山駅です。甲武信ヶ岳に登った時に通過した駅です。

8:30のロープウェイに乗って、しらび平へ向かいます。


しらび平に着きました。平日であるため、がらんとしています。

下山後の温泉とご飯


8:50発のバスに乗って、温泉へと向かいます。ちなみに帰りのバスもセット券に含まれていますので、チケットをなくさないようにしましょう。


9:20。菅の台バス停でいったん下りて温泉へと向かいます。ちなみにセット券であれば途中下車も可能です。


この日お世話になる温泉はこまくさの湯です。営業時間が10時からなので、30分程度時間を潰しました。

温泉前のベンチでパッキングなどをして荷物の整理をしていたら、地元のおじさんに話しかけられ、「ガロというお店のソースカツ丼が旨いよ」と勧められたので、お風呂を上がったら行ってみようと決めました。


店内は売店も整備されています。セット券に含まれる割引券を使えば、10%オフでお土産などを購入することが出来ます。お風呂も開店してすぐだったので空いていて快適でした。


さて、お風呂を上がった後おじさんに教えてもらったガロへ向かいました。こまくさの湯から歩いて3分ぐらいです。


??!!

開店前なのにすでに待っている人がいました。帰りのバスの時間は動かせない。。うぐぐ。。残念ながら諦めました。。誰か行ったことのある人がいたら教えてくださいませ。



仕方ないので無難に明治亭で食べることにします。ガロの向かい側にありました。


ビールでかんぱーい!


ソースカツ丼(大盛り)にしました。



キャベツの千切りと味が染み込んだカツがとてつもなく美味しいです。


間違いなく登山の消費カロリーより、この摂取カロリーの方が多いな。ちなみに大盛りは悪魔的な多さなので、普通盛りでいいと思います。わんこそば200杯食べた僕ですら、お腹いっぱいになりました。。

食べ終わった後あまりにお腹いっぱいだったので、隣のバス停(菅の台バスセンター)まで歩いてお腹のかつ丼の消化を促しました。


観光案内所にやってきました。


アイスが食べたかったんですよね。さらにお腹いっぱいになってちょっと気持ち悪くなりました笑。


12:25発のバスに乗り、女体入口バス停まで向かいます。


約5分で女体入口に到着しました。ここから徒歩で駒ケ根インターへ向かい、新宿行のバスに乗って無事に帰宅したのでありました。

 

木曽駒ヶ岳登山を終えて


「いつでも行けるから」と後回しにしてきた木曽駒ヶ岳ですが、ようやく訪れることが出来ました。

本来は日帰りでもいいかなぁと思っていましたが、最近は「日帰りできる山でも宿泊でまったりと」を心掛けているので、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。


もう少し天気が良ければとも思いましたので、今度行くときは気候の安定する秋などに紅葉を楽しみに行ってみようかとも思います。

 


木曽駒ヶ岳、ありがとう。

 

木曽駒ヶ岳の地図はこちら↓

山と高原地図 木曽駒・空木岳 2017 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 木曽駒・空木岳 2017 (登山地図 | マップル)