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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【御正体山】道志山塊の最高峰が秋真っ盛り!石割山までの縦走の末に見る山中湖と富士山を掴まえる山旅


2017年11月5日(日)

御正体山(みしょうたいさん)に登ってきました。標高は1,681mあります。

道志山塊の最高峰ながらコース全体を通しても展望がよいポイントはなく、山頂でさえも樹林に囲まれていて、景色を楽しむ山ではないかもしれません。

でも、秋も終盤にさしかかったこの時期ならではの素晴らしい紅葉が待ち受けていました。

展望のなさは石割山まで縦走することで富士山と山中湖のコラボレーションでカバーできます。

旅の途中には意外な出会いもあり、思い出深い秋の一日となりました。

御正体山に登ろうと思ったきっかけ

とある日、丹沢の地図を眺めていると、その端っこに「御正体山(200名山)」という山の名前を発見。

丹沢の隣に200名山なんてあったっけ??

こんな山の名前聞いたことないし、どんな山なんだろうと気になり、登ってみることにしました。

 

御正体山へのアクセス

11月5日(日)

7:51。大月駅。JRから富士急行へと乗り換えます。この電車に乗るのは2013年に三ツ峠山に登りにきて以来です。

移動中のお供は、伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」です。

ローカルラインに乗ると、旅している感じがして興奮しますね。

8:14。都留市駅に到着。ここからバスに乗り換えます。

都留市駅はこじんまりとした駅でしたがそのローカル感がたまらない。そして、この写真に映っている男性陣の中に、とある登山ブロガーがいます。

実は大月駅の電車の中から見かけていたのですが、「間違っていたら嫌だなあ。。」とビビってしまい話しかけられませんでした。

駅前に停車していたバスに乗車します。とある登山ブロガーも同じバスに乗る模様です。

「まさか、同じ山に登るんか。。??」

結局話しかけることが出来ずじまいでしたが、下山後の温泉で再び彼を見かけることになります。

ということで、今回のルートをご紹介。

御正体入口バス停から御正体山に登り、石割山まで縦走して下山する予定です。

8:38。御正体入口バス停に到着。例の登山ブロガーさんはここでは降りることはなかったので、どこかほかの山に登ったのかと思いましたが、答えは終盤にでも。

 

御正体山の登りはなかなか急登

鳥居がありました。この鳥居のそばにある林道を歩いて登山口へ向かいます。

案内板の年季の入りっぷりがヤバい。

バス停の近くには簡単な地図もありました。この日の最終目的地である石割山も書いてありました。

序盤の一時間の大半は林道なのでさくさく進んでいきます。

早速紅葉の第一陣を発見!

林道の途中には立派なゲートもありました。登山者は普通に通過して大丈夫ですよ。

このゲートを通過してからの坂道が意外にエグいです。。かなりの傾斜なのでゆっくり登るべし。

9:20。林道から登山道へ入ることの出来るポイントです。この沢を渡って登山道へ入っていくことになります。ちなみにここの水場は飲めるらしいです。

登山道と言っても左下には林道が見えています笑。じゃあ通る必要ないじゃんかって感じるかもしれませんが、それなりにショートカットできるのでご安心を。

太陽の光に照らされる木々。

秋だねえ。。足下には落ち葉がたくさん。足に優しい登山道です。

登山道を歩ききると、再び林道にぶつかります。相変わらず傾斜がきついので、序盤から息が乱れます。

林道の分岐もありましたが、標識に従って右に折れます。

いつまでこの林道続くんだよーと思っていましたが、突如として案内板が現れました。

それがこれ。なんかススキが生い茂ってて登山道って感じしないけど、ここで合っていますのでご安心を。

きちんとした登山道に入ってからも、正直見所は少ないです。登山口から山頂までの標高差は1,000m程度ありますから、気を引き締める必要があります。

落ち葉がフワフワしていて足に優しいのは良いんです。良いんですが。。

全体的にピンクテープも少なめなので、ある程度はトレースを頼りに歩いていくことになります。

でも、落ち葉でトレースが隠れちゃってるもんだから、紅葉に見とれていると道迷いしちゃうかもですね。

紅葉は非常に素晴らしい。2017年は去年よりも紅葉が豊作のような気がします。

地面に落ちていた葉っぱを拾って撮っただけだけど、御正体山の紅葉の素晴らしさが凝縮されたように感じます。

カラマツがまっすぐ伸びたエリア。相変わらず傾斜はキツいので、所々立ち止まって息を整えます。

落葉を踏みしめたときの「シャキシャキ」という感覚が好きです。

10:38。大分端折ってますが、登山開始から2時間が経過しています。あと35分で山頂に着くみたい。ここまでが傾斜がキツいので、大変だと思います。ここまで来てしまえば、残る標高差は100m程度かと思います。

相変わらず眩い光を放つ紅葉。秋っていいねえ。

あまりピンクテープのない御正体山でしたが、標識は多めだったように思います。

あれが御正体山の本丸です。山全体が染まってやがる!


ちなみに御正体山って富士山のすぐ近くなんだけど、ずっと樹林帯なのでなかなか富士山を見せてくれません。実はこの写真の奥にも富士山がいるんですが、見えませんよね?ということで、

11:02。御正体山登頂

いまから13年前に皇太子殿下も登られたようです。渋いとこくるなあ~。

立派ではない方の山頂標識もありました。

ちなみに御正体山の山頂にある三角点は一等三角点です。レアです。

ちなみに山頂に至るまでに見かけた人の数は10人ぐらいでした。週末の紅葉ピークの快晴予報で10人程度しか見かけないというのは、200名山の貫禄的には大丈夫なんだろうか。

誰もいなかったので跳び箱的に遊んだりしてみました。

11:18。コンビニで買っておいたおにぎりをパクついてから、石割山方面へと歩を進めます。

 

石割山までの縦走は紅葉のお祭り

石割山方面へのルートは尾根が広く感じました。

カラマツの紅葉が眩しく輝いています。そしてその向こう側には富士山がうっすらと。

11:50。中ノ岳に到着。展望はなく、ベンチが一つあるだけのピークです。

生い茂る藪が何度か登場しますが、道合ってますのでご安心を。

いやー、いい紅葉だ。来てよかった。石割山までの縦走は静かですし、紅葉も文句なしです。

黄色いクリスマスツリーみたいなカラマツもたくさん見ることができます。

見えそうでなかなか見えない富士山。こんなにも近いエリアなのに焦らすなぁ~。

12:11。送電鉄塔に到着。御正体山~石割山のほぼ中間地点です。

そしてこの送電鉄塔から、ようやく富士山の全貌が。待ってましたっ!

いいねぇ。エロイねぇ

山伏峠への分岐もありますので、途中のアクシデントなどがあった場合も、ここからエスケープすることはできるかと思います。僕は順調なので石割山へ向かうことに。

石割山まで行けば、山中湖と富士山のツーショットも楽しめるので奮い立たせて歩きます。

途中で、藪が背丈ほどまで高くなります。足元躓かないように注意して歩きましょう。

染まる山肌と下界の街並み。前回の丹沢鍋割山でも感じたけど、こういう景色好きだなぁ。

 

それにしても本当に人が少ない縦走路です。めちゃくちゃ静かに歩くことが出来ます。

またしても藪。右側にテープがありますので、合っているんでしょう。ささっと通過します。

樹木の間からチラリズムする山中湖と富士山。はやく見たいっ!

石割山までの時間が削られていて、時間が読めませんが、あと少しかな?

左側に見える山中湖と富士山に焦らされながら、穏やかな縦走路を歩いていきます。

そして2つ目の鉄塔に到着。

石割山までの時間がまた塗りつぶされていますが、人の話し声がかすかに聞こえましたので、あと少しだろうなぁと思って歩き進めると。

13:06。石割山登頂

鉄塔のすぐ裏手に山頂がありました。たぶん数十秒で着くと思います笑。

シンメトリーなジーフー。見事です。

山頂でくつろぐカップルハイカー。ええのう。僕はソロじゃ。

御正体山の三角点は一等でしたが、石割山は三等でした。

石割山の山頂でちょっと休憩して、さらに平尾山や大平山まで歩いてみようかなぁと作戦を考えていたら、空が瞬く間に雲に覆われてしまったので、おとなしくここで下山することに。

 

石割の湯へ下山し、新宿へ帰還

石割山から下山する場合は、石割の湯という温泉施設まで直で歩いていけますので、とても都合が良いです。


若干、足場が悪いと感じるところもありましたが、ゆっくり歩けば問題ないです。

石割山付近でもまだまだ紅葉が楽しめましたので、下山も退屈しなくて助かりました。

途中にあった石割神社にて。11月以降は仕事の都合で繁忙期に入るので、2017年の登山もこれでいったん登り納めになる可能性があったので、一年の感謝を伝えておきました。

なだらかな下山道をサクサク歩いて、石割の湯を目指します。

とは言いつつも、やはり2017年最後の紅葉かと思うと名残惜しく、なかなか進まない笑。

13:53。石畳の階段をさくさく歩けば下山できますが「石割の湯」という標識があり、地図を見たらこちらの方がショートカットできそうだったので選択。

14:14。結果、地図通り約20分程度で着くことが出来ました。

石割の湯に入るのは初めてですが、価格は800円。施設内も清潔です。

売店や食事処もあり、登山後の癒しと、バスまでの時間つぶしにうってつけかと思います。

そして実は、温泉に入っていたら、冒頭で触れた登山ブロガーの彼も温泉に浸かっているところを発見!

「多分そうだよなぁ~でも違うかもなぁ~」なんて考えながら、やはり話しかけることはせず、帰り支度をしてロビーの写真を撮っていたら、なんと入り口のベンチに座って荷物整理している彼をまたまた発見!笑

「これはもう話しかけるしかないやろっ!」ということで、早速外に出て彼に話しかけました。

この後ろ姿で分かる方がほとんどかと思いますが、登山ブログ「今日という日を忘れずに」を管理しているみやっちさんです。

公共交通機関を駆使して登山することをベースに置いており、とても参考になるブログを書いております。

どうやらみやっちさんも御正体山~石割山を登っていたようですが、僕とは別の登山口から登ったようです。だから降りたバス停が違ってたのかぁ。

(みやっちさん、突然話しかけたにも関わらず紳士にご対応いただきありがとうございました!)

ということで、途中のコンビニに寄って酒を買ってみやっちさんとブラブラ歩きながら話していると、なんと帰りの手段も全く同じバスであることが判明したのでした。

平野バス停には多くのハイカーがいまして、それぞれの時間を過ごしました。みやっちさんは山中湖のほとりまで散歩に出かけた模様。(僕は疲れていたので停留所の休憩所で酒を飲んでいた笑)

この後、新宿行のバスに乗り、多少の渋滞に巻き込まれながら、伊坂幸太郎を読みながら帰ったとさ。

 

御正体山に登ってみて

紅葉が名峰に引けを取らない素晴らしい出来栄えでした。2017年は2016年に比べると紅葉が豊作だったように思いますが、そのおかげかもしれません。

ただ、展望がない分、紅葉を楽しむか、あるいは石割山までの縦走をしないと、この山の良さは味わいつくせないのかなぁと感じました。

秋の休日に、ぜひ御正体山へどうぞ。

 

御正体山、ありがとう!

 

御正体山の地図はこちら↓

山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 2017 (登山地図 | マップル)

山と高原地図 富士山 御坂・愛鷹山 2017 (登山地図 | マップル)

 
丹沢・富士山周辺・伊豆・箱根ベスト (山歩き安全マップ)

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