2018年5月4日(金)
金剛山(こんごうさん)に登ってきました。標高は1,125mあります。
日本二百名山の一角をなし、金剛山地の主峰です。
ロープウェイなんかも整備されている人気の山ですが、せっかくなので自分の足で登ることにしました。
大阪と奈良の県境に位置する金剛山、庶民に親しまれている山を存分に楽しんできました。
なんとなく高尾山の雰囲気に似ている金剛山
5月4日(金)
宿泊していた格安宿を出発し、金剛山の駐車場へと向かいます。
2つピークが見えると思いますが、左がこれから登る金剛山。右は大和葛城山と思われます。
ちなみに後で別の記事で書きますが、金剛山を登り終えた後、午後からは大和葛城山に登っています。
10:00。金剛山登山口の駐車場に到着。駐車場は最後の一台に停めることが出来ました。
登山口に用意されていた地図。山頂まで一本道です。
いつもの地図も用意しておきます。往路がピンク、復路が青です。
ちなみに山頂1,125mは奈良県に属していますが、少し歩けば県境を跨ぐことになり、大阪府に入ります。そこには大阪府最高地点がありますので、今回はそこにも寄っていますので、黄色のルートも歩きました。
トータルで3時間40分のコースタイムです。
この日の天気は正午ぐらいから晴れるようなので、スタートは10時過ぎと若干遅めです。
ちなみに登山口にはトイレも完備されています。
関西屈指の人気の山のようで、ラフな格好で登っている方、家族連れで登っている方、たくさんの人でにぎわっていました。
序盤はアスファルトと土で半々で分かれる道。足が疲れるので、当然土側を選びます。この後大和葛城山に登らなきゃだしね。
なんとなくこのあたりの雰囲気は、高尾山~陣馬山の縦走路に似ているような気もします。
ひたすらな一本道を登り続けて30分。五合目に到着しました。
残りは1.4km。傾斜もきつくないし、初心者にはうってつけの山と思われます。もちろんベテランも楽しめる山です。
5合目には簡易トイレも整備されていました。
10:40。六合目に到着。
10:43。六・五合目に到着。刻んできたな。
10:46。七合目に到着。約6分で1合分登れるみたいです。
傾斜がきつくないので、全然辛くない。ヤバイ、山登りめっちゃ楽しい。
やっぱ山登りって楽してなんぼなんだなって思った笑。
10:49。七・五合目に到着。資材っぽいのがたくさん置いてありました。
10:51。八合目に到着。今度は約5分で1合分登れました。
10:55。八・五合目に到着。似たような道をずっと歩いているので、こういうこまめな標識があるとモチベにも繋がります。
10:58。九合目に到着。ここで山頂までの分岐がありますが、楽な道か近道を選べます。さくっと近道を選択することに。
しばらく歩き進めると、大きな看板が登場しました。会員50回以上登拝者名と記載されています。
そして隣には200回以上の看板も。すげー!と思って眺めていたら、人ってやっぱり探しますよね。最高回数は何回なのか。
4,000回以上がいました。どんだけ…。
いやーすごい人もいるもんだなぁと思ったら、看板の一番端っこには、更にすごいのがありました。
15,000回以上!!!マジで凄すぎ…。
毎日登っても41年以上かかる計算です。尊敬の域を超える。丹沢のチャンプと比べるのもどうかと思うけど、とにかくすごい!
この看板エリアの前にはベンチも並んでおり、全てのベンチが埋まっていました。ちょうどお昼時に近いし、天気も回復してきたし、絶好の休憩場所のようです。
この休憩エリアには売店もあります。ビール飲みたくなるなぁ。。
なんとなくこのあたりの雰囲気もやっぱり高尾山に似てるんだよなぁ。親しみを感じます。
ボタンザクラ。
こどもの日の前日。こいのぼりとボタンザクラが絵になります。
すげぇ金剛感たっぷりの像がいました。炎がかっちょええ。
さて、山頂に向かうために石段を登っていきます。
頂上は、葛木神社にあります。
途中に福石と呼ばれる巨岩がありました。金剛山のパワースポットらしいです。
金剛山の最高地点まであと少しです。
11:12。金剛山登頂。登り始めて1時間ちょっとで着いてしまいました。
こちらが金剛山最高地点の葛木神社。
立派な石碑が建てられていました。
ちなみに正確に言えば葛木岳という山が最高地点なのですが、それはこの葛木神社の本殿の裏にあります。
ただ、神域であるため誰も立ち入ることが出来ないので、この神社が最高地点扱いされているそうです。
県境を跨いで大阪府最高地点へ
ひとまず山頂に到達することが出来ましたので、ここからさらに先へ進んで大阪府最高地点へと向かいます。
葛木神社は1,125m、大阪府最高地点は1,053mなので、下ることになります。
下ります。ここを往復しなければなりませんので、登り返しが今から憂鬱です。
途中で湧出岳という山への分岐点がありました。せっかくなので寄ってみることに。
11:23。湧出岳登頂。三角点がありました。
一等三角点です。レアなのでタッチしておきました。特に眺望はありませんので、そそくさと来た道へ戻ります。
引き続き大阪府最高地点へと向かいます。やっぱこのあたりのなだらかな感じ、高尾山にそっくり!
振り返れば新緑と青空のコントラストがきれい。GWは新緑登山に限るねぇ。
大阪府最高地点へ向かう分岐に到着。ここから1分ぐらい歩けば到着です。
11:43。奈良県から大阪府へやってきました。ここが大阪府で一番高いところ。
せっかくなので金剛っぽいポーズで撮影しておきました。
ちなみに大阪府の最高地点はここですが、最高峰は大和葛城山です。ややこしい。そのあたりの記事はまた後日改めて書きたいと思います。
大阪府最高地点を後にして、再び葛木神社まで戻ることにします。
せっかくなので葛木神社にもう一度寄っておきます。
また奈良県に戻ってきまして、本日2回目の金剛山山頂です。かっこいい佇まいですね。
ちょうど正午だったので、さっきよりもたくさんの人であふれていました。
さて、売店方面へと戻ることにします。
活気にあふれる山頂広場を後にして下山
12:06。売店が立ち並ぶ山頂広場に到着。先ほどよりもさらに人が増しており、関西弁があちこちで飛び交っています。
わんこも登場。
登山回数を捺印するシステムを採用して登山回数をカウントしているようですね。
山頂広場にはトイレ完備です。
山頂広場でおびただしい数の人々が集合写真を撮っていました。天気もいいし、いい思い出になりそう。
山頂広場ではブルーシートなどを敷いて酒盛りをするグループもありました。楽しそうでいいなぁ。
こういう里山でグダグダするのは最高だよなぁ。
この山頂広場からなんとか町並みを見ることができました。眺めもよし!
まだ集合写真を撮っていました。これだけ人数がいると大変だな。
活気あふれる山頂広場を後にして、登ってきたときと同じ道で下山します。ブランコで遊んでいた子どもがかわいかったな。
またしてもわんこ登場。
標高634mを示す標識。スカイツリーが出来てから、この手の看板増えましたよね。
大学生と思しき青年が、大きな虫網をもって登って行きました。何を捕まえるつもりなんでしょうか。
この後はサクサクっと下山して、トータル30分ぐらいで駐車場まで戻ってきました。
そしてこの後車を運転し、隣の山「大和葛城山」の駐車場へとやってきました。
少し長くなりそうなので、大和葛城山はまた別の記事で書きます。
金剛山に登ってみて
庶民に愛された山っていいなと改めて感じた山旅でした。
アルプス、八ヶ岳、北海道の厳しい縦走、それらの険しさも山の一面で、魅力がたくさん詰まっていますが、里山には里山の良さがある。
僕のように体力や根性でみなぎっている訳ではない凡人登山者には、背伸びしすぎない登山で、温かい気持ちになれた登山でした。
15,000回登る気が少しわかったような気がしました。
金剛山、ありがとう!
金剛山の地図はこちら↓