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季節を追いかけたエピソードを綴っています

【鳴神山】世界に一つだけのオンリーワン、鳴神山にしか咲かないカッコソウを求めた山旅


2018年5月12日(土)

鳴神山(なるかみやま)に登ってきました。標高は980mです。

もともと僕の地元は福島県ですが、親が2016年に群馬県桐生市へ転居したことにより、帰省先は桐生市となりました。

この鳴神山は群馬県桐生市に存在する里山で、もともと気になっていた山であり、かねてから登ってみたいと思っていました。

その理由はただ一つ。

鳴神山にしか咲かない花「カッコソウ」を見るためです。

 

世界にここだけにしか咲かない花を探した山旅の始まりです。

親父と登る桐生市の里山へ

 

5月11日(金)

仕事を片付けて、その足で浅草駅へと向かい、特急りょうもうへ乗り込みます。

 

大好きなサッポロビールを片手に「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を読みながら帰りました。

 

5月12日(土)

6:13。親父をアッシーとして使おうと思ったら、「俺も一緒登っぺ~」と軽い感じでノッってきました。

 

僕がガキの頃はよく親父に登山に連れていかれたものです。そんな親父ももう70歳近く。果たして登れるのでしょうか。

 

6:39。コツナギ橋登山口に到着しました。

 

ここから山頂を目指して登っていく事になります。

 

登山口にはカッコソウの採取禁止を促す看板が建てられていました。

 

それほど大切な種ということですね。

 

この日のコースはこんな感じ。コツナギ橋を起点に反時計回りに周回するコース取りです。全行程でも3時間ちょっとという優良物件です。

 

序盤は木々が乱立したうっそうとした中を歩いていきます。

 

徐々に沢沿いの道へと変化していきます。

 

山肌には赤い小さな鳥居が建っていました。

 

沢に立てかけられた橋を渡って対岸へと向かいます。

 

標高の低いこんな里山でも豊富な水量が流れていることに驚きです。

 

何度か橋を渡って沢の上流へと登り詰めていきます。写真の中央に映っている男性は、僕のオヤジです。

 

親父に毎週末のように山に連れていかれた頃は、嫌で嫌で仕方がありませんでした。

 

朝早くに叩き起こされるのがすごく嫌だったし、自宅でゲームをしたり、友達と一緒に遊んだり、好きなテレビアニメを見たりをしたかったんですよね。

 

でも、山頂まで登った時の達成感は忘れられず、そして何よりも下山後に買ってくれる冷えたトマトをかじるのが楽しみでした。

 

そんな親父は今でこそ登山をすることはなくなりましたが、毎朝の散歩は欠かしていないようで、70歳近くになっても足腰はしっかりしており、スイスイと登っていきました。

 

足元に目をやれば青い花が咲いていました。キランソウという花のようです。

 

7:10。中間点に到着。登山口と山頂の中間点ということでしょうか。

 

水が相変らず豊富です。飲めるのかは分かりません。

 

かつてモノレールとして稼働していたであろう鉄レールが引かれていました。

 

何のためのモノレールだったのでしょうか。今では当然使用されていないようですが。

 

山頂までの標識。あとどれぐらいかは不明ですが、そんなに長い距離ではありません。

 

ロープ内への立入禁止の看板が見えたら、カッコソウの群生地に到着です。

 

世界に一つだけの花、カッコソウ

群生地のそばには「カッコソウ」の立て看板が立っていますので、すぐにわかると思います。

 

こちらがカッコソウの群生地。カッコソウはピンクのような紫色のような花なんですが、それらしき個体は見つからず。。

 

目を凝らすと、1株目を発見しました。こちらがカッコソウです。

 

カッコソウの見頃は4月下旬~5月中旬なんですが、今年はだいぶ早いようでほとんどが枯れていました。

 

カッコソウが豊富に咲いていたかつての時代は、この群生地にびっしりと咲いていて、山全体がピンク色に染まっていたそうです。

 

今回、訪れた時期が想定よりも遅かったのもありますが、そんな姿は到底想像できないほど閑散とした咲き具合です。

 

世界にただ一つだけの花が、山をピンク色に染めるなんてロマンがありますね。

 

ちなみにこの群生地内を散策できるようにロープで道づくりがされているのですが、狭いのと傾斜がきついので、ゆっくり歩くことをオススメします。

 

そして何よりも足元に咲いているわけではなく、かなり遠くに咲いているので、望遠レンズがないと無理です。僕は250mmレンズを持参したのでなんとか撮影できました。

 

雑な感じでロープが張り巡らされていて、散策コースが設定されています。

 

もう1週間ぐらい早く来れば、ピークを捕まえることができそうですが、GWはいろいろと行きたいところもあるし。。僕も近畿に登りに行っちゃったし

 

でも、実家のすぐそばの山なので、また来ようとも思います。

 

ちなみにカッコソウ開花のニュースは、桐生市のニュースや新聞なんかでも報道されるとか親が言っていたので、今度はタイムリーな情報を教えてもらおうかと思いました。

 

これが一番よく咲いていたカッコソウ。ナンバーワンよりもオンリーワン

 

群生地の完全復活を僕も祈っています。

 

群生地を見終えるとお地蔵さんが出迎えてくれました。

 

ちなみにこのとき親父は、スズメバチに追いかけられて「勘弁してけろ~」と言いながらだいぶ下の方まで逃げていました。ようやく振り払ってまた登り返してきた模様。

 

さて、カッコソウを堪能した後は、山頂まであと20分なので里山の頂上を目指します。

 

山頂まではツツジと赤城山を楽しむ

7:45。棚田峠というポイントに到着。小さめな鳥居が可愛らしいです。

 

山頂までわずかな尾根道タイムの始まりです。5月らしい新緑が目の保養になります。

 

ちなみにカッコソウの群生地は2ヶ所あります。後程もう一か所の群生地も立ち寄りましたが、棚田峠側の方がメインだと思います。僕の行った時期は、もう一か所は1株も見つけられませんでした。

 

そして、この鳴神山は桐生岳仁田山岳の双耳峰からなります。

 

まずは仁田山岳へ寄ります。

 

スズメバチに追いかけられて体力を消耗した親父も、プレッシャーから解放されて足取りも軽やかでした。

 

あぁ。。気持ちいい。。新緑って元気出るなぁ。1年の登山が始まる気がしてワクワクします。

 

ツツジも咲いていました。カッコソウだけではない花も咲いており、嬉しい誤算です。

 

展望台があるようなので寄ってみました。

 

赤城山がドッシリと構えておりました。2年前のGWに登りに行きましたが、アカヤシオがきれいでした。

 

こちら鳴神山も負けじとアカヤシオのターンが始まります。

 

仁田山岳へ至る登山道は、急峻な坂道でしたが、少しでもその辛さを和らげてくれます。

 

そして、アカヤシオを鹿の食害から守るためにテープが張られていました。

 

というか、さっきの看板でも見かけたんだけど、鳴神山の表記が「神山」と書かれている看板もあり、何かこだわりがあるのでしょうか。

 

道幅は狭いので、譲り合いながら登りましょう。

 

もう一つの展望台がありました。

 

赤城山へ敬礼!(`・ω・´)ゞ

 

展望台を後にすると、すっぽりとアカヤシオを鑑賞するためのスペースがありました。ここが仁田山岳のようです。

 

8:13。仁田山岳に到着。双耳峰の一つ目です。こちらは展望はありません。

 

こちらにも鳴神山という標識がありました。

 

鳴神山神社がありました。これまで見かけた鳥居は鳴神山神社のものだったのかもしれません。

 

さて、本丸である桐生岳を落としにかかります。

 

桐生岳直下は岩々しい足場です。

 

この足場を超えれば、鳴神山の山頂「桐生岳」に到着です。

 

鳴神山の山頂は360度の大展望

 

8:16。鳴神山登頂

 

可愛らしいフォントで書かれた看板。群馬百名山に選定されているんですね。

 

神がいました。可愛すぎる。。

 

山頂には佐渡島で見かけたような特徴的な標識が建っていました。

 

遠く、富士山も見ることが出来ました。日本のトップが見えるというのは嬉しいですね。

 

日光白根山でしょうか。まだまだ真っ白です。

 

こちらは男体山かな。自信がない。

 

一応、標識に載っている写真は撮ったつもりですが、何が何やら覚えていません。

 

だがしかし、360度全てを見渡せる展望の持ち主です。

 

写真をパシャパシャ撮っていたら、何か視線を感じると思い振り返ると、神に見られていました。

 

じんわりとかいた汗を、山頂を吹き抜ける風がクールダウンさせてくれます。

 

山頂にいたおじさんと親父が桐生トークを繰り広げていましたが、そろそろお腹もすき始めましたので、下山を開始します。

 

 

下山後は桐生フード名店「ふる川」にて

 

下山をし始めてしばらくすると無人の建物がありました。鳴神山神社の社務所とかだったのでしょうか。

 

下山路もツツジが満開です。

 

なるかみ小舎という新しめの小屋がありました。

 

めちゃくちゃきれいです。「神山を愛する会」が設置したようです。鳴神山と雷神山の派閥があるんでしょうか。

 

下山口である「大滝登山口」までは40分。

 

カッコソウ群生地の二か所目に到着しましたが、こちらは1株も見つけることができませんでした。

 

下山もすいすい下れる足腰を持つ親父を見て、昔取った杵柄を実感しました。

 

癒しのグリーンに癒されながら、サクサクと下山します。

 

9:17。中間点。

 

中間点で親父と休憩していたら、ツアー登山客がザクザクと登っていきました。カッコソウの開花状況を尋ねられ、棚田峠側にはまだなんとか咲いていたと伝えると、安心したようでした。

 

こちらも沢沿いを歩くことが出来ます。

 

9:43。不動滝。鳴神山最後の抑えるべきポイントです。

 

9:49。下山完了です。ちょうど3時間ちょっとでした。

今回の登山で、親父はまだまだ登れるなぁと一安心。今度は僕が登山に誘う番かな。

ここからコツナギ橋登山口まで歩いて車の回収をして下界へと戻っていきました。

 

下山後にいったん実家に戻って、シャワーを浴びて向かった先は「ふる川」。

 

食べログでも3.35☆以上です。

 

開店時間の11時が近づくにつれて、ぞくぞくと来店客が増えていきます。

 

混雑のピーク時には行列ができるそうです。必ず名前を書いてから列に並ぶようにしてくださいね。僕はこの日2番目に書くことができましたので、開店と同時に入店が出来ました。

 

このお店は、麺を楽しむお店ですが、種類が3つあります。

 

・そば

・うどん

・ひもかわ

 

ほとんどの方はひもかわを注文すると思いますが、何が特徴的かというと、麺が幅広麺であることです。

 

このひもかわ、インスタ映えすると思います笑。味はいたって普通で、一般的なうどんと変わらないかと思いますが、食感は明らかに違います

 

一口ですすることができませんので、口の中で畳みながら食べると楽しめると思います。

 

下山後だったので麺を大盛りにしてたらふく食べてお店を後にしました。

この日は実家に宿泊し、翌日の日曜日に桐生を後にしました。

 

 

鳴神山に登ってみて

カッコソウのピークをちゃんと見てみたい」と思いました。

かつては山肌を真っピンクに染めるほど群生していたというカッコソウ。

時期も終わりかけだったからだとは思いますが、もう少し元気なカッコソウを期待して再訪すると思います、実家のすぐそばだし。

とはいえ、世界でここにしか咲かない花をこの目で見ることが出来ました。

 

 

鳴神山、ありがとう!

 

鳴神山の地図はこちら↓

山と高原地図 赤城・皇海・筑波 榛名山 (山と高原地図 20)

山と高原地図 赤城・皇海・筑波 榛名山 (山と高原地図 20)